折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

月は隈なきをのみ…!?

2008年09月14日 21時45分07秒 | 白露
         □ ランタナ (クマツヅラ科・ランタナ属の常緑小低木)
           真夏からずっと順々に咲いて行く、かわいい花。


(una poesia di oggi)

     花は盛りに
     月は隈なきをのみ見るものかは

     雨に向かひて月を恋ひ
     垂れ込めて春の行方知らぬも
     なほあはれに情け深し


◇ 徒然草の第一三七段、教科書に必ず載るほどの有名な文章。
  兼好法師のあっさりしてない性格を偲ばせる「負けん気+ボヤキ節」でもある。
  私もこの一日で疲れが軽くなった…ありがたい良い便りもあったことだし。
  パカラのマネをして、のんべんだらりと、読書+音楽で一日を過ごす

     

     
   □ パカラ(Paccarat) この間たったの30秒、信じられない


               
             □ 「猫バス」って、娘よりメール。


◇ 早いもので、今宵は旧暦八月十五日。
  間違うことなき「中秋の名月」
  昨夜、旧八月十四日の「待宵の月」は、雨雲で見ることができず。
  今夜もどうやら無理のようだ

     
             □ 今宵は雲が多く、これまで…。


◇ お月さまにお供えできない、この「御萩」ならぬ「どらやき」
  購入者に甘えて、仕方なく自分に供するとしよう。
  ただ、今宵限り…この腹を自分が許さない。

     
   □ プールに出かける家内に「おはぎ買って来て、お月見だから」
     こんな大きい「どらやき買って来た」って、例えようがないが…。


◇ 中秋の名月に合わせて咲くかと思われた、うちの藤袴。
  結局は、名月までには間に合わずに、お供えもできなかった。
  一昨日、帰宅途上のHCで出会い…当然連れて帰った、どうぞお月さま

     
     □ フジバカマ (キク科・フジバカマ属の多年草、秋の七草)
       タグには「青色ふじばかま」とあった。
       秋の夕暮れ間近の空のような青紫色が気に入った。

     
        □ 庭の藤袴、昨年からの株、まだ咲いていない。
          これは園芸種だが、野生種は「準絶滅危惧種」


(冒頭部分の現代語訳・折節版)

      桜の花は満開に咲き誇るさまだけを
      月は一点の曇りもなく冴えわたっているさまだけを観るものだろうか
      いや、そうではない

      雨の降る夜に、月を恋しいくらいに懐かしく想い
      あるいは簾を降ろしてずっと家の中に引き籠ったまま
      春が過ぎて行くのを忘れてしまっているのも
      やはりしみじみと趣が深いものだ


     
        □ ドミニク・ロワゾー (Dominiqu Loiseau/S)
          花びらが食べられるほど、よく咲いている。

     
     
             □ アイスバーグ (Iceberg/FL)
               夏剪定にまったく関係なく、
               この頃は毎日のように咲いている。


     
              □ アイビー・ゼラニウム
                何度も載せて恐縮だが、
                絵筆のタッチのような花の姿が麗しい。
                こんな折、心が洗われるような思い。


   
コメント (8)
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