折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

もの思う夏!?

2010年07月28日 23時45分50秒 | 大暑
◇ タイトルほどでもないのですが、バラの花とは離れたところの話題「共感」についてです。
  朝日新聞の読者として毎日の楽しみは「名物」コラム「天声人語」に触れることです。
  翌日のネット版には英訳’VOX POPULI,VOX DEI’が掲載されるので、英文に親しむこともあります。
  もっとも英文だけを読んで内容が理解できるほどの読解力は、残念ながらありませんが…。


          
                      □ エグランタイン
               (Eglantyne S 1994 D.Austin England)
              久々にふんわりやわらか…に出会えました。
 

◇ ここ数年その天声人語を読んでいて、無意識のうちに肯いている自分に気づきます。
  筆者の知性、感性からほとばしり出る文章が、こちらの心の琴線に共鳴しているからでしょうか。
  特にコラムにとって命「結び」の文章は、静かで穏やかながら端的に心に訴えかけるだけの「迫力」を感じます。
  日々の生活に何気なく流されがちな昨今、こちらの感性を呼び覚ましてくれる、上質の「活」字の存在は貴重なものです。


          
                     □ ザ・ダーク・レディ
              (The Dark Lady S 1991 D.Austin England)


           
                                    2010年7月27日
               □ 前日の朝、開花が始まっていました。
  

 【最近の天声人語の結びから…プロの力、これだけでも伝わります】

◇ 笛の音にいっぺん耳をふさいでみる。そんな夏休みであってもいい。
  
       (7月28日 童話「ハーメルンの笛吹き」の笛をテレビやゲームの電波になぞらえて、子供が外で遊ばなくなったこと)

◇ あの柔らかい関西弁がどこからか聞こえる気がする。
  
       (7月27日 亡くなった数学者森毅さんの回想)
  
◇ 相撲協会は、危機を一人で背負える大横綱の存在に感謝しないといけない。
  
       (7月26日 異例尽くしの大相撲名古屋場所が終わって)

◇ 自分あてのご褒美が何事もなく届くよう、今はこれから発(た)つ方の旅路の平穏を祈りたい。
  
       (7月25日 スイス氷河特急の列車事故)
  
◇ 人界の暑苦しさにうだりながら、梓の流れを瞼(まぶた)に呼びさましてみる。
  
       (7月24日 芥川龍之介の河童と上高地、梓川)


          
                       □ アイスバーグ
                (Iceberg F 1958 R.Kordes Germany)
                    こちらは小さくとも三番花。           
コメント (2)
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