◇ 週末は結構まとまった雨降りになりましたが、昨日土曜日の午後からは雨はいったん上がって、庭に出てふと気がつくとなつかしい甲高い鳥の声。
今年は少し早いのかもしれませんが、ホトトギスがおそらく100m以内離れたところ、家の近くのどこかで気持ちよさそうに鳴いていたのでした。
卯の花の 匂う垣根に 時鳥 早も来鳴きて 忍音もらす 夏は来ぬ ♪
(夏は来ぬ 佐佐木信綱:作詞 小山作之助:作曲 1896年)
もっとも、子どもの頃は、この曲の「なつはきぬ」が、なぜ夏は絹(!)なんだろうと不思議に思ってました(小学生にとっては、ほとんど意味不明の歌)。。。
さて、雨が降っても上がっても、あらかじめ計画されていたかのようにバラの花は咲き続けていますが、次第にオールドローズが増えて来ました。
2020年5月15日
□ こちらは、いずれも香りのオールドローズです。
□ マダム・エルンストゥ・カルヴァ
(Mme. Ernst Calvat B 1888 Y.Schwartz France)
□ このブルボン系のオールドローズは、庭で一、二を争う芳香のバラです。
5月17日
□ 雨に打たれても、しっかり咲いてくれています。
5月15日
□ こちらのポートランド系のオールドローズもよく香ります。
□ コントゥ・ドゥ・シャンボール
(Comte du Chambord P 1860 Moreau-Robert France)
フランス・ロワール渓谷のシャンボール城に、心が飛んで行きそうです。
いつになったら渡仏したりできるのでしょうか。
□ 二番花も楽しめますし、秋にもよく返り咲きます。
□ コントゥ・ドゥ・シャンボールは、
この芳香のイングリッシュローズのガートルード・ジェキルの交配親でもあります。
□ その左側には、15年近いお付き合いのガリカ系のオールドローズが咲いています。
フェンスの左側は、「安曇野」です。
□ シャルル・ドゥ・ミル
(Charles de Mills G before 1746)
一季咲き。 野性味あふれる姿がとても気に入っています。
5月17日
□ オールドローズを代表するような花の形だそうです。
花の色は画像の上の方の花に近く濃いピンク、強いダマスクの香りがします。
5月15日
□ こちらもガリカ系のオールドローズ、ポンポン咲きですが、
先日の強風で蕾が50個くらい付いていた枝が折れてしまいました。
□ カルディナル・ドゥ・リシュリュー
(Cardinal de Richelieu G before 1840 J.Laffay France)
□ 一季咲きですから、濃い紫色の花もまもなく見納めとなります。
□ こちらは、アルバ系のオールドローズです。
5月16日
□ アルバ・セミプレナ
(Alba Semi-plena A before 16th century)
クレマチス「アップル・ブロッサム」の蔓が巻き付いて来ました。
これから先、この半八重の白バラが咲き上がって来るはずです。
ボッティチェリの名画「ヴィーナスの誕生」に描かれているバラと言われています。
※ 先日、ご近所の家内のお友達をお誘いしてのティータイムのときは、
こんな感じでバラにまつわるお話とかをご説明して行きました。
5月15日
□ オールドローズのような、芳香のイングリッシュローズが咲き始めました。
□ エグランタイン
(Eglantyne S 1994 D.Austin England)
5月17日
□ 新芽が鳥の食害にあって、花芽の成長が遅れました。
これから次々に咲いて行くはずです。
□ 雨の中を半八重のピンクの花も咲き始めました。
□ スカボロ・フェア
(Scarborough Fair S 2004 D.Austin England)
□ 透き通るようなピンクの花びらが美しいバラです。
□ アメリカアジサイのアナベルの花芽が大きくなって来ました。
□ そして、日に日に山紫陽花が色づいて来ています。