折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

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2008年05月14日 00時14分25秒 | 立夏
      □ グラミス・キャッスル(Glamis Castle/ER 1992 D.Austin England)

◇ バラの姿、色彩、香り。
  一本のバラの花として。
  たわわに咲く、ブッシュの花たち。
  ありのままの姿で、私に迫り来るバラ、そんな素朴なイメージ。

     

     
      □ グラミス・キャッスルは、花壇の中でかすかに輝き。
        アイリス、忘れな草、ラベンダーが今の友人。


◇ それにしては、どこを取っても、すべてが受身のバラ。
  すべての植物、自らは時季が来たら、生長して、花を咲かせて、子孫を残す。
  バラとてそれは同じこと。
  自らの意思で、取り巻くものすべてに「何かをなす」ことはない。

     
          □ 初めての開花、ロココ
            (Rokoko/S 1987 M.Tantau Deutschland)
            ハッと驚くほどの美しさ。
            蕾の様子で水切れが…当然たっぷり水遣り。

     
         □ 今シーズン初の開花、ジャック・カルティエ
                     (Jacques Cartier/P 1868 England)
           すぐ下に、コーネリア(Cornelia/HMsk 1925 England)。

     
        □ 二番目に咲いた、バロン・ジロ・ドゥ・ラン
           (Baron Girod de l'Ain/HP 1897 France)
          アーチに憧れて求めた薔薇の一つ、大輪。


◇ バラに生きがいってあるのだろうか。
  それを感じることがあるのだろうか。
  「植物は何を見ているか」そこに通じることかもしれない。

     

     
           □ スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
            (Souvenir de la Malmaison/B 1843 France)
             雨に弱いので、やや傷みながらも、
             なんとか咲いてくれた、とても淡いピンク。

     
      □ ブレイリー№2(Blairii No.2/Ch 1845 Blair England)
        背景のハゴロモジャスミンも、まだずいぶん元気。


◇ バラに生きがいを見ることができる。
  少なくとも自分には、バラに生きがいを見出していると言える。
  きっぱりと言い放つことができるバラの花、私にはそれが奇跡かもしれない。

     
        □ 開花が待たれる、ピエール・ドゥ・ロンサール
         (Pierre de Ronsard/LCl 1988 Meilland France)

     
         □ クイーン・オブ・スウェーデン、開花寸前
          (Queen of Sweden/ER 2004 D.Austin England)

     
       □ ノック・アウト(Knock Out/F 1999 J.Radler USA)
         イエスタデイの値下がりを待って買いに行った先で、
         視線の向こうから、ふと呼んでいる声が聞こえた。
         あれまあ、心ひそかに憧れていたバラたいね。。。
         milky-mamaさん、京成バラ園の一年生の良苗よ♪


  
     
     

     
         □ カーネーションの蕾を好むなよな、パカラ




  

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8 コメント

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もしも明日が (blue camel)
2008-05-14 19:51:07
折節さん、こんばんは♪
このところ暫く安定したお天気が続きそうで何よりです。

もしも明日が雨ならば私は妖精になりましょう
薔薇のお庭へ飛んでゆき一輪一輪透明の
レースのカーテンかけましょう
雨粒が花びらの中で宿らないように・・・
なんて思ってしまうよなそんな美しい薔薇たちですね♪

だけど今のウエスト85cmになった姿では
どうやら羽ばたけなさそうです^^;;

「生きがい」が薔薇、なんてお洒落な生き方なのでしょう。

そう言えば私の父の「生きがい」って何かしら・・・・
今度聞いてみたいなと思います。
何ていうのでしょうね~。
返信する
活きが良いのは…関サバかなぁ。 (折節)
2008-05-14 21:16:54
blue camelさん、こんばんは♪

さわやかな一日になりました。
なのに、会議、会議で、いささか疲れました。

このところ、帰宅したらバラの株の様子を、
一本づつ見て廻るのが日課です。
どうしても陰になっているところに、
やはりウドンコ病が発生しやすいようです。
葉っぱのいくつかを切り取りました。

地植えにしたアブラハム・ダービー(ER)の大輪が、
十本は下らないくらい咲き誇っています。
今日はそのうち五本を切り花にして、
花瓶に生けてもらいました。
スプレー咲きではないスタンダードなので、
一本一本切りやすいのです。

部屋中に特有の香りが漂っています。
一品種で、まとまって切り花にできるなんて、
昨年までは考えられませんでした。

花びら自体が、やわらか~いベールのような、
実際に見たことはないですが、
オーロラの神秘的なカーテンの揺らぎような、
歓声をあげそうになる花があります。

それがロココ(S)です。
今日は、ゆったりと優しげなベールが、
大輪三つに増えていました。

そうですね、ミツバチかクマんバチか、
それはなんでもいいのですが、
花から花へ飛びながら、眺めてみたいですね。

雨粒が花びらの中に入って、
自然の香水ができたりして…。

そう言えば、私の会社、石鹸・洗剤等のバラの香り、
世界シェアの100%を占めていると聞かされて、
度肝を抜かしたことがあります(今はどうだか)。

ここまで来たら、あとに引けない!
そんな意味の「生きがい」も含んでいます。
ちょっとピンと外れなんですが、
「攻撃は最大の防御なり」
そんな気持ちを胸に、
バラを育てさせていただいてます。

「生きがい」それは、私の「良かった探し」につながっています。
返信する
淡い色の・・・ (Haru)
2008-05-15 00:27:42
折節さん、こんばんは~
もう寝ないといけないって思いながら
こんなことをしています・・・

グラミス・キャッスルの淡い色が素敵ですね~
ウチのマダム・アルフレッド・キャリエールにも
つながる様な色合いに見えますが・・・?
こういうバラは庭の中で素敵な存在になりますね!

もう1つ、ロココ!
これは大好きで2年楽しんで、そして、そして・・・
あとの話はUPしたときに!
だけど、この花はとっても素敵ですよね~♪
この優しいフリフリと色合いが
忘れられませんね~~
だけど、これは太くて長いシュートをいっぱい出して
夏から秋までそれをまっすぐに確保しておくのが
本当に大変でした~~
元気に大きく育つバラですよね。
それを誘引する12月の大変さ!
棘がすごくて傷だらけに・・・
だけど、咲くとそんな苦労を忘れさせてくれる
素晴らしいバラです~~♪

また見せてくださいね~!
返信する
うわ~~ん (milky-mama)
2008-05-15 08:34:51
どれもキレイすぎるよ~~~・゜゜・(≧∀≦)・゜゜・。
どうしたらいいのっ
グラミス・キャッスル、白ともピンクともつかぬ、ああ、ピンクとも白ともつかない(どっちでも一緒や)ステキすぎる~

あっ、コレも素敵、あれも素敵、と目が飛び出るように進んだら
最後に見慣れたカワイコちゃん!
なんと~\(^◇^)/ 折節さんのお庭にもノックアウトですかっ?!
ひゃはほへへ~~~、マイリマシタ(笑)
なんだかうっれしっいなっ~♪
返信する
グラミス・キャッスルはリビングからよく見えるところに。 (折節)
2008-05-15 21:00:15
Haruさん、こんばんは♪

すみません、さすがにあの時間、寝入ったばかりの頃でした。

グラミス・キャッスルは、最初、シェイクスピアのマクベスの連想から買い求めました。
由緒ある名前だけに、きっと素晴らしい花だろうなと。
そしたら、昨年、図鑑のとおり(当たり前)咲いて「感激」しました。
マクベスの悲劇の方なら「観劇」ということになりますが…。

ロココは、少し軽い気分というか、よく知らないで買ったものです。
ラベルの写真を見て、これならと、それに漱石の代表作「心」
昔は横書きは右から左読みですから、こころ…。
私は、かくも単純なんです。

どこか艶やかな品の良さを振りまいてくれる、大輪の花ですね。
確かに、こりゃあ、でっかくなりそうやなあという予感はしてました。
冬に植え替え(地植え)の場所を考えているところです。

苦労は報われる…ことが多いのが、薔薇。
華麗であったり清楚であったり、でも一番の特徴は株の強靭さ。
教わることの多いのが、バラ園芸(の真似事)です。

返信する
あら、うさちゃん♪ (折節)
2008-05-15 21:18:24
milkyさん、こんばんは♪

歌は、あら、クマさん…でした♪

グラミス・キャッスルは、幻想的なバラだと思います。
白ともピンクともどちらとも言えるような、
かすかな夕暮の色のような、朝焼けの雲の薄さのような
そんな静かな色合いに、心落ち着きます。

そんなバラですから、まだ大苗2年生ですが、
室内から一番良く見えるように、花壇に植えました。

ノック・アウトはですね、ホントにビックリしました。
視線の一番はじっこにかすかに入ってたのですが、
milkyさんのところで、このバラにK.O.されていただけに、
すぐにそれだとわかりました。
京成バラ園の札がついてましたので、安心して連れて帰ったのです。

花持ちがいいですし、それに自らが光り輝いているような、
これも不思議な感じのするバラ…それが第一印象です。
来年以降が楽しみですが、ハテ、どこに植えましょうかね。


返信する
こんばんは~ (ぴ~)
2008-05-15 22:00:43
まぁ~♪
どれも素敵だけれど、ピエール・ドゥ・ロンサールに
ドキリ♪
花びら縁取る淡いピンクがとても綺麗で、目が釘付けになりました♪

私は、園芸が生き甲斐・・・かな^^
園芸だとあまりにも広すぎるよね・・・
もうちょっと的を絞りたい所・・・^^;
折節さんは、バラと言い切りましたね!
これだけのバラを、見事に咲かせていらっしゃるんだものね!

でも、やっぱりそんなことを言うと、パカラが妬かないかな?
この目は、「僕を生き甲斐にして~」って
ちょっぴりすねているかも・・・^^
返信する
ミニバラやカーネーションの蕾を食べるパカラ! (折節)
2008-05-15 22:23:30
ぴ~さん、こんばんは♪

ピエール・ドゥ・ロンサールも、ブログの皆さんの影響です。
麗しのツルバラを欲しくて、去年新苗を買いました。
当然、蕾は出てもほとんどチョン切りました。

現在、家の南東の角に植えています。
水場の近くなんです。
花の向こうに緑色のジョロが、少し見えているでしょう?
今年初めて咲くようなものです。

このバラには「華」がありますね。
これも憧れの「バラのアーチ」の候補です。
こんな微妙なカラーでしたら、文字どおり
「空のアーチ」は"L'Arc en Ciel"で、
つまり「虹」ということになりますね。

薔薇が生きがい、よくぞ出会わせていただきました。
何が私の眠った心に火をつけたのか、よくわかりませんが…。

偶然、きっと…一期一会を大切に。

  出会いは いつでも 偶然の風の中♪
  きらめく君 ぼくの前に ゆるやかに立ち止まるぅ

阪神勝ったら、口ずさむ歌も多いわ♪♪
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