折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

会話

2008年05月11日 23時55分20秒 | 立夏
        □ ジャーマン・アイリスとチャールズ・レニー・マッキントッシュ(ER)

◇ 「植物は何を見ているか」そんな本があった。
  「植物は何を話しかけているのか」私には興味がある。
  植物にこそ、こちらを向いてもらいたい。
  花にも、こちらも向いてもらいたい、太陽になりたいと、切なる思い。

     
                 □ ハーロウ・カー
                  (Harlow carr/ER 2004 D.Austin England)

     

     
               □ アルバ・セミプレナ
                (Alba Semi-plena/A 1597年以前 欧州)

◇ 水遣りのとき、言葉をかけるといいと言われる。
  私はご挨拶ばかり、おはようがほとんど、かじっただけの洋の東西の言葉で。
  でも言葉だけかけたのでは、きっと枯れる、それが植物。
  私は植物にやや厳しい、渇いたよと聞こえないと水を遣らない、それが性分。

     
    □ アマリリス(地上=地面(!?)に咲いた平和の使者のよう)

     
                □ 山紫陽花「七変化」

◇ 薔薇は見ているのだろうか、私を。
  薔薇は欲しているのだろうか、私を。
  薔薇は頼りがいがあるのだろうか、私が。

     
               □ ドミニク・ロワゾー
                (Dominique Loiseau/S 2003 Derbard France)

     

     
               □ エグランタイン
                (Eglantyne 'Masako'/ER 1994 D.Austin England)

     
     
     
            □ ウィンチェスター・キャシードラル
              (Winchester Cathedral/ER 1988 D.Austin England)


◇ 昨日、薔薇は一日中冷たい雨の中、じっと耐えていた。
  今日、薔薇は一日中五月晴れの下、そっと私を見ていた。
  明日の朝、私の言葉が薔薇にどう届くのだろうか、見てくれるのだろうか。

     
             □ アブラハム・ダービー
              (Abraham Darby/ER 1985 D.Austin England)

     
              □ マダム・ピエール・オジェ
               (Mme. Pierre Oger/B 1878 France)

          
         □ 「マダム・ピエール・オジェ」の開花(2008年5月12日夕刻)

     
              □ レオナルド・ダ・ヴィンチ
               (Leonard De Vinici/ AT/Cl 1994 Meilland France)

     
      □ シャルロット(Charlotte/ER 1993 D.Auston England)

     
             □ ジュビリー・セレブレイション
              (Jubilee Celebration/ER 2002 D.Auston England)

     
        □ クイーン・オブ・スウェーデン
                    (Queen of Sweden/ER 2004 D.Austin England)
          クレマチス「マダム・バロン・ヴェイヤール」
                    (C.Jackmanii Madame Baron Veillard)

          
        □ この隣りの「クイーン・オブ・スウェーデン」が先に開花しそう。
                               (2008年5月12日夕刻)

          
           □ ブレイリー№2(Blairii No.2/Ch 1845 Blair England)
             帰宅後、真っ先に目に飛び込んで来た(2008年5月12日)。

  

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10 コメント

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平謝り (る~)
2008-05-12 16:21:33

植物はなにを見てるのだろう・・・
ウチだったらダンナに内緒で花を買い、
ダンナに見つからないように死角に隠す私だろうな。
そしてばれて平謝りの私。
何考えてるかなんてクレームの嵐のような気がする。
「手入れが甘い」や「ご飯(肥料)たりない」とか。
おぉぉ~~~ごめんよ、とベランダに向かって平謝り。



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「平謝り」って、私の得意技!? (折節)
2008-05-12 20:03:20
る~さん、こんばんは♪

平謝りかぁ…ときどきありますね、ドキドキするもん。

うちは、家内の死角にわざと隠すようにしていても、
なぜかすぐにバレます。
怒られない方が、余程こわいですよ。
ちらっと買い物袋を見て、右目の眉がピクッととか…バラがバレた

でも、る~さんね、クレームの嵐よりも、
やっぱり、連れて帰ってくれてありがとうだと思いますよ。

返信する
会話 (ひがし)
2008-05-13 00:06:19
バラと言わず、植物全般と会話ができたらいいですね。
そうしたら、半枯れのハナミズキや成長しないピエールの声が聞こえるのに。。。

折節さんのお庭の手入れが行き届いているのは、折節さんが丁寧に植物たちを観察しているからでしょうね。
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会話・・・ (Haru)
2008-05-13 10:49:52
折節さん、ご無沙汰しています・・・

以前、なにかで読んだのですが
 ――人は花に自分への語りかけを思うけど
  植物は子孫を残すために花を咲かせている
  だけだと――
そんな趣旨だった気がしますが
どんな話の流れの中で書かれていたか忘れました。

それはそれとして、やはり花の好きな自分的には
花に語りかけ、花は語りかけてくれて
会話しながら花との生活を楽しんでいる・・・
そうなんだなって思っています、
折節さんと同じように・・・ね。

花に癒され、花に夢を見、花に好きな世界を見る、
もう最高に幸せな日々だと~~♪

バラがどれも咲いてきてどんなお庭になっているんでしょう?
折節バラ園に足を踏み入れてみたいわ~~♪
返信する
もうすぐ嵐のように (milky)
2008-05-13 12:54:55
折節さん、素敵なバラの数々、いつも同じバラに目が止まり
この折節さんのバラ、素敵だなぁ、とつぶやいています^^
蕾っていいですよね~、いちばんワクワクします。
エグランタイン・・・それ、いつもそこで私の目がストップ。
それにしても折節さんのバラはいつも揺るぎなく綺麗ですね~
花も葉も蕾もシミ一つない美しさ!
私んちのなんか、もう早々と黒いシミが出来て、黄色くなっておっこっちゃってますぞ。
ま、それでもいいや、とのん気にしてますが。
果たしてバラはなんて言っているか?
もちっと気を配れ、と文句いってるかもしれません。
でも私には「楽しいなぁ、嬉しいなぁ」って咲いてるように見えるからいいってことにしておきます(笑)
返信する
幸せの顔 (blue camel)
2008-05-13 18:49:40
折節さん、こんにちは♪
日が長くなると気持ちものんびりしますね。
冬の夕方六時、以前はこんばんは、でしたもの。
いい季節です。

虫たちに「やめて、こないで~」と声をかけても幼虫から
育てた虫ではありませんので届く感触はまったくありませんが
花は。。。どうなのでしょうね~^^。
音による「声」を返さない植物に語りかけることを
習慣づけることは難しいことですよね。

ですがこちらの育てる「愛情」に対して
あちらも応えてくれる部分はあるのでしょう。

何時でも感心を持ち続け、見守りそして適所で導く。
この適所を外すことが何よりも怖いことだと思います。
花でも、人でも。ってこんな年下の私からいわれても^^;;
ただ花達が稀に見せる奇跡に幾つも出会ってきましたから
その思いを強くするのです。

中国で空港で何かのごと農薬を振りかけられ
段ボールの中暑さでストレスを溜めてくる薔薇の表情は
本当に辛そう・・・なのですよ。

薔薇さんたちはきっと見ていてくれますよ。
このお庭に来れて幸せと思っていてくれてますよ。
そして耳を傾けていますよ。

花の表情を見れば分かりますもの。
返信する
一度はみんなが思うこと。 (折節)
2008-05-13 21:28:47
ひがしさん、こんばんは♪

花や町長さんじゃなかった、蝶々さんや、小鳥さん。
みんながお話しできたらなあと思うことですよね。
私は、水遣りをしているときなんか、よく草木花が、
ひそひそ話をしているような錯覚をおぼえます。

ご主人、また奥さんに叱られてたわよ、ブスッとしてた。
あらら、聞こえたのかしら、水遣りとばされちゃった。

すぐにトバッチリを受けちゃうのよね。
水遣り3年と言うけれど、あの方、他人の3倍は掛かりそう。
ま、折り返しには、水切れに気づいてくれるはずだけど…。

あぁ、もうドイツもこいつもフランスも、
いらんことばかり、言いたい放題かぁ…。
ほりゃぁ、あんたらの好きな、山盛りの水やでぇ!

(草花がうなだれ気味に土が乾いたら、そこで初めて
 鉢の底からジョロジョロ出るまで水遣り…私の原則)
返信する
そのとおりですが、人に心があるように、花にも…。 (折節)
2008-05-13 21:53:12
Haruさん、こんばんは♪

今日帰宅したら、バラのゾーンにすっ飛んで行きました。
あぁ、やっぱり、鉢花は水切れを起こしてました。
雨予報にもかかわらず、日中は晴れて乾いた風が吹いてました。
天気予報を信じて、朝の出がけに水遣りを怠ったのでした。

さて、花を愛でる人の「思い」と、「思い」を持ち合わせていない花。
生物学的には、そうなんですね。
子孫を残すことが、DNAにプログラムされているだけなんでしょう。

それでも、感情の動物、脳みその発達(!?)した、
600万年前にチンパンジーと枝分かれした、
一応のホモ・サピエンスとしては、
あらん限りの思いを花に託そうとします。
言葉で表現しようとします。
そっと触れたりもします。
自分と花の心の魂のキャッチボール。
それでも花は見たところ、知らん顔。

きっと神様みたいなものでしょう。
信じる者にしか見えないもの、聞こえないもの、
そして感じることができないもの。
だから、ただただ祈るのと同じようなこと。

話題によって、話の流れと行き着くところは違います。
でも、どんなことでも、まず受け止める、そして投げ返す。
それだけの人間性の広がりと、深~ぁい感性を持ちたいですね。
これでも、花を愛するガーデナーの端くれですもん♪



返信する
ピンクのはなのやわらかさ (折節)
2008-05-13 22:49:31
milkyさん、こんばんは♪

エグランタインは、私が最初に意識して目にしたイングリッシュローズ。
三本の指に入ります。
あとの二品種は、ウィリアム・シェイクスピア2000、
そして、ジュビリー・セレブレイション。

その直後に、ヘリテージにシャルロット、これで五本の指。
今では、短い脚のその先の足という部分の指まで総動員しても、
数えきれないだけのバラに囲まれる、今年の初夏ではあります。

今年は、今のところ病害虫の被害が少ないです。
春先の3月の中旬でしたか、どうしようかと迷ったのですが、
オルトランのスプレー(住友化学園芸)を、
風のない日に葉っぱや枝にシューしました。

あとは、うどんこ病や黒点病の葉っぱは、
容赦なく切り落としました。
いまでもそうですよ。
うどんこ病の葉っぱが薬で治ったためしは、
ほとんどなし。
予防するしかないような気がします。
だから、ないものは画像に写らないだけです。
でも、昨年までとは違い、葉の色つやが、
段違い平行棒なんです。

でも、黄色くなって落っこちるのもありますよ。
根づまり、肥料切れ、そんなところだと思いますが、
地球とバラの葉っぱじゃ、質量が違いすぎて、
そりゃ、落ちますがな。。。

とにかく、神経質にならないこと、過保護とも言う。
それだけ気をつけたら、最低限しなければならないこと、
そこだけに目が行きますよね、それを呑気とも言う。

私は、バラに言うんです。
お前が私のサインをマネできたら、このカードで、
あのバラ、私がほしがってるの、あれよ、あれ!
知ってるやろ?
それ、買うてきてもらうのに…(ジャクリーヌ・デュ・プレのこと)。
そしたら、嫁はんにバレんで、叱られんでも済むはずや。

ま、お使い頼んだりしたらいけませんね。
それができるなら、他のバラにも水遣りをお願いしますから…無精者。

そうです、バラに庭で咲いてることを楽しんでもらわなくちゃネ。


返信する
まだまだ日暮れはのびていきます。 (折節)
2008-05-13 23:15:23
blue camelさん、こんばんは♪

さすがに今はこんばんはの時間、おやすみなさいの時間。
では、おやすみなさい♪ それじゃ「日本三行新聞」

虫、無視でも蒸し風呂でもなくて、昆虫、害虫。
今日も帰宅したら、アルバ・セミプレナの花にチラッ!
花を食べ尽くす、コガネムシでした。
裁判など開廷してる間はありません。

それにしても、手塩にかけるまでには程遠いのですが、
巧拙の差はあれ、拙いからこそ、感情に訴えかけようとするんです。
「祈る」とでもいうのでしょうか。

髪は頭に生えるじゃなかった、私は罰当たりですね。
神は心に宿るお方、自分の感性で感じるお方です。
ですから、同じように、植物だとわかっていながら、
植物の神様の部分に語りかけようとしてるような、
そんな気がしております。
信じれば、祈るように言葉をかけたら、
応えてくれるのではないかと…。
私には、それがたまたま「バラ」だったということなんですね。

様々な表情をしたバラの花、一つとして同じ表情はありません。
よく見ると、隣どおしで咲いた同一品種のバラに、
これほどの違いがあったのかって、驚くことがあります。
植物の植物たる所以ですね。

そういうところにも、私がバラに惹かれる理由があるのかもしれません。

これからしばらくバラの季節が続きます。
その間にも、まわりの草花にも気を配らなくては。

そうそう、そろそろ朝顔の種蒔きの時季が近づいてます。
私が唯一失敗の少ない、一年草ですって、威張ったりできませんね。
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