昨年末に発表されたアデルの新作アルバム「アデル30」を聴いている。
一言で言ってこれは傑作である。
ややレトロ感のある大人びた内容で、まだ30代前半とは思えないほどアダルトタッチだ。
歌詞の内容はアデル自身の私的なもので、離婚した夫や幼い息子のことなどが歌われる。
なかでも3曲目「マイ・リトル・ラブ」という曲はこのアルバムを象徴するもので、夫や息子との心のすれ違い、孤独、寂しさに満ち溢れており、途中の語りのパートでは泣きながら心の内を打ち明けている。
サウンドとしてはアナログ色が強く、生ピアノの響きが美しい。
僕はこれを聴いていると、ジョン・レノンの1stソロアルバム「ジョンの魂」を思い出す。
「ジョンの魂」も無駄をいっさい省いたシンプルこの上ないサウンド構築だったが、その方がより生の心の叫びの表現にむいているからだ。
アデルの新作は、ジョンほどストイックではないけれど、シンプルでアナログなサウンドアプローチの方が表現者としてふさわしいと考えたのかもしれない。
その反面、わりとゴージャスに聴こえるアレンジの曲もある。
60年代のR &Bのように、あくまでもアナログで生楽器による(と思われる)演奏でぱーっと盛り上がる。
とくにラストの「ラブ・イズ・ア・ゲーム」なんて、知らずに聞いたら本当に60年代の曲に聴こえる。
【離婚で板挟みになっていた息子への歌】My Little Love / Adele【洋楽 和訳】
【愛なんて愚かものの遊戯よ】Love Is A Game / Adele【洋楽 和訳】
一言で言ってこれは傑作である。
ややレトロ感のある大人びた内容で、まだ30代前半とは思えないほどアダルトタッチだ。
歌詞の内容はアデル自身の私的なもので、離婚した夫や幼い息子のことなどが歌われる。
なかでも3曲目「マイ・リトル・ラブ」という曲はこのアルバムを象徴するもので、夫や息子との心のすれ違い、孤独、寂しさに満ち溢れており、途中の語りのパートでは泣きながら心の内を打ち明けている。
サウンドとしてはアナログ色が強く、生ピアノの響きが美しい。
僕はこれを聴いていると、ジョン・レノンの1stソロアルバム「ジョンの魂」を思い出す。
「ジョンの魂」も無駄をいっさい省いたシンプルこの上ないサウンド構築だったが、その方がより生の心の叫びの表現にむいているからだ。
アデルの新作は、ジョンほどストイックではないけれど、シンプルでアナログなサウンドアプローチの方が表現者としてふさわしいと考えたのかもしれない。
その反面、わりとゴージャスに聴こえるアレンジの曲もある。
60年代のR &Bのように、あくまでもアナログで生楽器による(と思われる)演奏でぱーっと盛り上がる。
とくにラストの「ラブ・イズ・ア・ゲーム」なんて、知らずに聞いたら本当に60年代の曲に聴こえる。
【離婚で板挟みになっていた息子への歌】My Little Love / Adele【洋楽 和訳】
【愛なんて愚かものの遊戯よ】Love Is A Game / Adele【洋楽 和訳】