風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

体たらく

2012-06-02 | 社会
下は5月31日の大手全国4紙の社説のタイトルと記事の核心部分です。

朝日新聞: 「野田首相へ―自民との協調が優先だ」…自民党に、法案の修正合意を真摯(しんし)に働きかけることだ

毎日新聞: 「元代表と平行線 首相、早く見切りを」…自民党との協議に専念すべき時だ

読売新聞: 「野田・小沢会談 『もう一度』は時間の浪費だ」…与野党協議の機運は徐々に高まってきている。この機を逃してはならない

日本経済新聞: 「首相は自公との連携へ踏み出すときだ」…自公両党との協議の場づくりに全力を

各紙すべてが、消費税増税に反対?する小沢元代表に見切りをつけて、自民党に妥協して増税法案成立に突き進めとはっぱをかける内容です。それにしても、これほど同じ社説になるとは…、呆れてものが言えないというより怖い感じがします。

原発の「安全神話」を煽ってきた反省も冷めやらぬうちに、時の政権の尻もちしかできない体たらくを続ける日本の大手マスコミに、もはや「権力の監視役」としての役割を期待することはできないでしょう。新聞やテレビなど、巨大マスコミへの国民的な監視と批判が今ほど必要になっているときはないのではないでしょうか。