負けた!
2012-06-22 | 日常
カラオケを趣味にしている私は、某カラオケチェーン店の会員になっていて、一年くらい前からは、「メール会員」の方も登録している。メール会員になると料金割引だけでなく、ポイントが溜まれば無料券やドリンクサービスという特典もあるからだ。
台風4号が接近してきて今夜にも近畿上陸かという19日の昼前、携帯が鳴った。カラオケ店からのメールだった。開けてみると、毎月2回送られてくる「お得クーポン」ではなく、なんと「台風緊急クーポン」というものだった。「台風クーポン」という文字が赤色でしかもパカパカと点滅?(こんなことどうしたらできるの…)していて強調度抜群だった。
メッセージは、「台風の中、お越しいただくお客様へ60分無料券を用意しました」「足元に十分お気をつけいただきご来店ください」というもので、時間はその日の午後2時から翌日の午後8時までという。
いくらカラオケが好きで「無料」だといわれても、外は風ビュービュー雨ザーザーなのに、〝カラオケに行ってくる〟などと言おうものなら、家人に何といわれるか…。もちろんその日は、台風の来襲に備えて雨戸を閉め、強風に吹き飛ばされるものがないか、家の周りの点検などで外出は一切しなかった。
台風4号は意外に足早に通り抜け、予想に反し翌日の朝には風も雨も止みまずまずの天気になった。この日は一日中予定がなかったので、朝の自分が担当している家事を済ませた後、さて今日はどうしようかと思案しているときに思い出した。そう、きのうの「台風メール」のことを。
テレビでは台風による各地の被害状況などを報じていた。こんな時にとの後ろめたさもあったが、「無料券贈呈」に負けて?自転車でカラオケスタジオに向かった。
この店舗の台風をも利用するたくましい?商魂に恐れい入るとともに、60分料金など大した額でないのに、「無料」といわれるとすぐに食いつく自分に少し情けない思いがした。