秋修了生の修論指導を終えた。
まだ提出しただけで、合否を決める口頭試験をひかえているが、私の指導は終えたので、本人に代わって慰労をしたい。
といっても前期授業が大詰めを迎える時なので本格的な慰労には早い。
一応慰労だから”温泉”であることは必須条件。
一泊なので、往復に時間がかからない近場がいい。
最終的に決った先は、「かんぽの宿恵那」。
本格的な慰労の旅は下旬に控えているので、今回は予算的にはビジホクラスにしたかったのだが、迷っている時にこの宿から誕生月1000円サービスハガキが届いたのが決定打となった。
この宿は恵那峡にあり、先月行った湯快リゾート「恵那峡国際ホテル」にほぼ隣接。
その意味では、行き先的には目新しさがないが、こちらの宿は、”かんぽ”ながらも洋室が実質和洋室になっていて居住性が良く、気に入っている。
恵那峡側が全て窓になっているので眺めもいい。
残念なのは温泉の薄さなのだが、浴室の浴槽が豊かで、温泉”気分”だけを味わうなら支障はない(泉質にこだわるなら国際ホテルの方)。
名古屋宅から恵那峡までの運転路は幾度も通った道で、ついでに前々から気になっていた恵那市天然記念物の「鍋山メンヒル」に寄り道した。
細い林道を上ってメンヒルの直下まで車で行ける。
整備された林の中に立つそれは、もとは「立石」という名らしい(写真)。
夏至の日の出がちょうど2つの石の間の隙間から差すという。
石の表面にはペトログリフぽい線条痕が見られるが、人工的なものかは不明。
メンヒルに向って霊気を探知してみたら、「あまり良くない」と出たので、合掌して立ち去った。
奥の「馬禿」 の崖上からは笠置山方面の眺めがいい。
崖上の空中に根をせりだした松がふんばっており、崖くずれの進行での運命が気になる。