東日本大震災7年目の今日、毎年のように国立劇場での慰霊祭に行きたいが、今日は名古屋に帰らなくてはならない。
3月はゆっくり「18きっぷ」で帰り、交通費を節約しながら、乗っている6時間の間、車内で読書に励む。
いつもより早めに出たので、久しぶりに途中下車をして、沿線の気になるスポットを訪れたい。
18きっぷで名古屋から東京に帰る時は、毎回浜松で降りて(改札を出て)、浜名湖漁協のうなぎ弁当を買い、
電車を1便遅らせて、ホームのベンチに腰掛けて食することにしている(車内でうなぎの匂いを拡散させて食べるわけにはいかない)。
東京から名古屋に行く時は、今まででは根府川(目の前が相模湾)と金谷(最高地点の駅で大井川鐵道が発着)に途中下車した。
今回は、沼津の2駅先の原で降りて、白隠禅師ゆかりの松蔭寺を訪れたい(沿線にあるので車窓から見える)。
ひとけのない原駅に降り立ち、東に進む。
旧東海道の原宿に沿って歩くと、白隠禅師生誕地に新しく建てられたお堂(無量堂)がある。
堂内には、白隠の位牌のようなものと、パンフが置いてある。
位牌の向こうに白隠禅師像が彫ってある石碑がある。
パンフによると今月25日まで静岡市美術館で「駿河の白隠さん」展をやっているとのこと。
ここから松蔭寺は目と鼻の先。
松蔭寺は白隠が出家し、そして晩年に住職となり遷化した所。
松蔭寺の本堂前には白隠禅師ゆかりらしいすり鉢が樹齢350年の松で彫られてある。
奥の方の墓地に行くと白隠禅師の墓所(卵塔)がある。
3月末にこの寺で”白隠梅祭り”が開催されるらしい。
墓前に合掌して、駅に戻る(駅前の「白隠最中」の店は休み)。
往復して30分は要したので、結局いつもの便に乗る。
あと途中下車したいのは、興津(名刹清見寺)、新居(関所跡)あたりか。