雨の日曜、出かけるあてもないので、参院選の期日前投票をしてきた。
今回は自民党には入れないことは前提。
今の時期の消費税増税に反対だから。
そもそも日本の財政は、資産家が借金しているようなもの(しかも自国民に)。
借金だけがおおげさに喧伝されている。
落ちかけている景気にとどめを刺すような愚策をやってほしくない(泣きを見るのは”資産家”でない人々)。
テレビで増税論者の主張〔消費増税しても経済は大丈夫)を聞いたが、社会現象についての因果関係が逆の論理になっており、 説明になっていなかった〔消費増税有きの頭)。
なもので、自民党に代わる保守政党に入れたいのだが、反自民というスタンスでしかない野党ばかりで選択肢に乏しい(実際、いずれも支持率1桁)。
ちなみに、幕臣の子孫である私は、”維新”なる語に肯定的印象を持たない。
そもそも150年前の政治用語で新しさを謳うなんて…
そう思っていたら、その上をいく政党が出現した。
なんと幕末の”新選組”を名乗っている。
党首は、NHK大河”新選組!”で新選組隊士・原田佐之助を好演した山本太郎。
彼には佐之助本人を彷彿とさせる奔放さがある。
確かに、消費税に対する彼のスタンスは面白い。
旗本であったわが曽祖父は、新選組とともに箱館で新政府軍と戦った(敗戦後投降)。
その縁で、令和の新選組に与したい気持ちもあったが、いかんせん他の政策には賛同し難い。
残ったのは、増税凍結を謳う”維新”のみ。
21世紀の令和の時代になって、「新選組か維新か」を選択するとは…
結局は、泣く泣く維新勢力に投降するしかない。
曽祖父が味わった悔しさを150後に再び味わうことになった。