今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

年末の用事と芥川龍之介の生と死展

2019年12月25日 | 時事

日本では、ホリデー(年末年始)週間のクリスマスモードから正月を迎える年末モードの転換日といえる今日25日。
私は今日も粛々と年末の用事をこなす。

まず、昨晩仕上げた賀状を、近場のポストではなく、あえて郵便局に出向いて投函。
そのまま電車で秋葉に行き、ヨドバシ秋葉店でカメラと時計の備品を買う。
秋葉の「小諸そば」で昼食。
戻って、近所の低額床屋で散髪。
新年を清らかな気分で迎えるため、子どもの時から散髪も年末の用事の一つになっているのだ。

その途中、田端駅前の田端文士村記念館で企画展の「芥川龍之介の生と死」を観る。
この企画展は1月26日までなので、帰省中のホリデー週間に観ようと思っていた。

芥川龍之介は田端に居宅があって、彼を慕って文士や他の芸術家たちもここに住んで、一時期、文士村を形成していたのだ。
そしてその居宅で彼は自死した。
この企画展で、その死の真相に迫ることは無理でも、その前後の状況を知る事はできた。
特に彼と親交のあった、谷崎潤一郎、室生犀星、堀辰雄などが彼の死をどう受けとめたかがよくわかった。
細面で眼光鋭い竜之介の写真からは”神経質さ”が伺われ、彼自身もそれを自覚していたことがわかったが、いわゆる不安神経症でないにしても、完璧主義によって自分を苦しめる傾向はあったろう。
彼の”死に顔”は、苦しみから解放されたようなおだやかなものであったという。

ホリデー週間の用事としては、この企画展見学は少々重すぎたかな。

帰宅して、27日締めの固定資産税(第3期分)を近所のコンビニで納税する。
今日が誕生日の甥のお祝いは、父親が仕事のため週末に延期となっので(プレゼントの準備は済んでいる)、夜は母と(回転)寿司屋に行った。
これも年末の行事。

かくして、おせち具材の買い出しと大掃除(私は浴室担当)を残して、年末の用事もほとんど済ませた。
明日以降は、自由時間を謳歌したい。