茶臼山の雷岩のパワーに関連して、カエル館の館長から茶臼山は雷が多いという話を聞いたわけだが(前記事)、それならカエル館にも落雷があれば、カエル館が磁化したのは、落雷によるものかもしれないと思った。
本日、茶臼山からの帰途にカエル館に立ち寄り、館長にカエル館に落雷の事実があったかを聞いたら、20年ほど前に落雷を受け、館内のパソコンが壊れたという。
カエル館に避雷針(アース)はなく、館内に強い電流が流れたわけだ。
電気が発生すれば、必ず磁気も発生する(だから合せて”電磁気”という)。
これまでカエル館の磁気は、鉄分を含む玄武岩質の地層に由来するものと考えていたのだが、実は、地面と建物の床との間には磁化してない構造物があり、逆に屋根の磁気が建物の中で最も強いという話(私自身は未計測)とともに、地面の磁気によるという自らの説に合点がいかなかった。
でも磁気が天から降ってくるわけでもないし…。
カエル館内の強い磁気が、天からの落雷によるものとすれば、合点がいく。
実際、天然の磁鉄鉱がなぜ磁力をもつのかの説明は、落雷に帰せられている(それを「天然磁石」という)。
カエル館の外側のトタンの壁面もあちこちで極性が変わって、いわば弱い磁石になっている。
どうやら、落雷によってカエル館全体が「天然磁石」となったのではないか。
もっとも館内で来館者が感じる生体反応については、これで解決とはならないが。