四日市あすなろう鉄道八王子線

2025-01-19 09:56:40 |  鉄分山盛り、三重の路
昨年の初夏に三重県内の鉄道を乗り継いで旅をした。
その時乗れなかった鉄道路線に四日市あすなろう鉄道がある。
お正月は三重に帰省しているし、今年はお休みも長い。
時間があるから一日かけて乗りに行くことにした。
「鉄分山盛り、三重の路」の続編だ。





四日市あすなろう鉄道の起点駅はあすなろう四日市駅。
近鉄四日市駅と接している。
まずはそこから乗車すべく、近鉄で四日市駅までやってきた。
改札を出、四日市あすなろう鉄道への案内表示を見つけ、そちらへ歩く。
結構離れていて意外だった。
屋根付き歩道橋で道路を跨ぎ越す。





到着した改札で「1dayフリーきっぷ」を購入。
550円。
そしてホームに向かうと、いました。
とても小さくおもちゃみたいな電車が。
四日市あすなろう鉄道は線路幅が762mmという特殊狭軌の路線で、三岐鉄道の北勢線と同じ。





車両に乗ってみると、一人掛けのクロスシートが並んでいた。
前に乗った三岐鉄道の電車は向かい合わせのロングシートだった。
車両幅が狭い故、前に他のお客さんが座ると、膝突き合わすボックスシートに座ってるふうな感覚になる。
こんなクロスシートだと視線を気にしなくていいからよろしいね。





四日市あすなろう鉄道には内部線と八王子線の2路線がある。
八王子線はとても短くて、内部線の日永駅から分岐して終点の西日野駅まで一駅しかない。
乗り込んだ電車は西日野行きだった。
てことでまずは八王子線に乗車。
電車は程なく出発した。





八王子線が分岐する日永駅は、あすなろう四日市駅から二駅目。
ここで内部線のあすなろう四日市行きの電車と待ち合わせる。
やってきた電車からこちらの電車に乗り換える人はおらず、車内はがら空きのまま出発。
お正月休み中だからなあ。
車窓はずっと市街地で、街中を走る路線だから、平日の朝晩はきっと通勤通学客で賑わうのだろう。





西日野駅にもすぐについてしまった。
あすなろう四日市駅でもそうだったが、赤い舌を出した小坊主の絵や写真をやたら見る。
四日市あすなろう鉄道のキャラクターなのかと思っていたが、後に四日市市のマスコットキャラクターであることが判明。
こにゅうどうくん、と言うらしい。
舌に触るとご利益があるそうだ。
ホームで写真を撮っていたら、乗ってきた電車はすぐに折り返して出発してしまった。
西日野駅は無人駅。
駅員さんもいなければ、電車を待つ人もいない。
寂しくなった駅を撮影。




大晦日

2025-01-17 06:21:37 | Weblog



室生龍穴神社

2025-01-15 06:29:47 | その他旅行き
室生寺から東へ15分弱歩くと、室生龍穴神社がある。
帰りのバスはその神社前から始発するので、こちらもお詣りすることにした。
そこは三重に車で帰省する際、この辺りの下道を選択したら必ず前を通過するところ。
名阪国道からやまなみロードという道路が神社の目の前に繋がっているのだ。
大昔に一度トイレを借りた際、お礼にお詣りしたことがある。





室生の集落の外れで、周りはしっかり山である。
杉の巨木に囲まれた境内で、拝殿の前には門松が飾ってあった。
神社の奥の山には岩穴があり、龍神さまが住むとされる。
室生寺創建よりも昔から雨乞いをする地として崇められていたそうだ。
辰年の終わりでもあるので、個人的なご加護のお礼を申し述べた。





岩穴は吉祥龍穴といい、神社の奥宮とされる。
龍穴は訪れたことがないので行ってみることにした。
そこは結構遠く、県道を少し南下したところから山へ分け入っていく。
車が通れる林道で車だと早いのだが、今回は歩いていくしかなく、てくてく歩いた。
途中なにも見るもののない山中なのに意外と人気で、歩いている間に数台の車とすれ違った。





いや、ひとつだけある見どころと言えるのが天の岩戸と名付けられた真っ二つに割れた大きな岩。
ここの縁起は不明。
小さな鳥居が立てられ、岩に注連縄がかけられていた。
さらに奥へと進むと道路の谷側に鳥居が立っていて龍穴入口を示す看板が立っていた。
ここまで歩いて30分くらいかかったろうか。





鳥居をくぐり谷へと降りてみた。
斜面を少し下ると、大きな岩の上を水がうねって流れ、対岸に岩穴があった。
手前岸には小さな遥拝所が設けられていて、女性の二人組が龍が見えたかもしれないと興奮した面持ちで話しながら上ってきた。
私はお詣りするより先に写真を撮ってしまう無礼を働いたので、その姿は見せてくれず。





帰り道では自分と同じく歩いてやってくる人たちとすれ違った。
私以外にも物好きな人はいるようだ。
一組は男性の若者二人組。
もう一組は家族連れで、お父さんと小さな娘さんが楽しそうに頑張って歩いてやってきて、そのうんと後ろをお母さんが「なんで歩いてこなきゃいけないの」的な雰囲気を漂わせて歩いていたように見えた。
まあそうだよなあ。
「龍穴を見に行こうか」となる事前のやりとりが目に浮かび、微笑ましく思った。






奥之院へ

2025-01-13 17:48:02 | その他旅行き
室生寺の五重塔は屋外にある五重塔で一番小さいものであるらしい。
その横から奥之院へと向かう道が山中へと続いている。
400段ほど石段があるようだが、それくらいであれば時間はかからないだろうと先へ進む。





少し下り小さな赤い橋を渡ると、長く急な上りの石段が現れた。
上った先に格子状に足場を組んだお堂が見える。
石段の左右にはところどころ仏像や灯籠が佇み、奥之院への道程に似つかわしい。





急で不揃いな石段は連続して足を置くのに集中力が必要だ。
時々上る脚を止め振り仰ぐと、遠かった格子状の足場が近づいている。
高い杉木立が開け始め、暗い谷底から天上に上って来たようだ。





最後に石段は右に曲がり、奥之院に到着。
格子状の足場の建物は常燈堂という位牌のたくさん並べられた位牌堂だった。
その横に御影堂という大師堂がある。





常燈堂は外側に回廊があり一回りできる。
片側が開けており、室生の集落が見下ろせた。
大師堂に手を合わせて奥之院を後にする。





上って来る時は雨がぱらついていたのに、石段を半ばまで降りて来ると日が差してきた。
傘を出すのは面倒だなと思っていたので助かった。
下界は晴れていても冬の日の山の中は油断できない。






室生寺

2025-01-11 17:51:54 | その他旅行き
室生寺境内へは赤い太鼓橋を渡る。
目の前に現れる通用門とその奥の本坊は落ち着いた造り。
右手へ川沿いを歩いて受付で入山料を払い中へ。
仁王門が行く手にドンとそびえていた。
仁王様は赤と青に塗り分けられ、門前を睨む。







室生寺はシャクナゲの花が有名なところである。
参道のそこここにシャクナゲが葉を広げていた。
どの株にも放射状につく葉の付け根に蕾が付いており、次の春にはたくさんの花が期待できる。
群落を右に見て石段を上る。







室生寺の創建は奈良時代から平安時代らしいので、とても歴史ある寺院。
建物や仏像に古いものが残されている。
金堂の外壁の板壁をマジマジと見た。
風雨で色が変わり白っぽくなって柔らかそうなのだ。
半分腐っていてムニョッとしていたらどうしようと思いつつ触ってみると、予想に反してガッシリと硬い手触りで安心した。







堂内の仏像も面白かった。
普段お寺にお参りしてもありがたく拝むくらいなのだが、ここの仏様は私の目を引いた。
そんな昔にこんな完成されたお顔を彫ることができたなんて、すごい仏師の手によるものなんだろうなあ。
しばし見惚れてしまった。
平安の時代からこの地でずっと衆生を見守ってきたのかと思うと、平素は湧かぬ感慨が心を捉えた。







そして前面に並ぶ十二神将がかっこよかった。
像は少し小振りなので金堂ではよく見えなかったが、後で寄った授与所に大写しの写真のカレンダーがあり、その表情と装束とポーズに参ってしまった。
いつもお寺でお土産は買わないのに、十二神将が一枚一枚写っているポストカードを買ってしまったくらい。
特にお気に入りは2024年のカレンダーに使われていた神将(名前をチェックするのを忘れた。辰年なのでたぶん迷企羅大将)。







しかし後でよくよく見ると、ポストカードの写真は全身像ではなく、カレンダーの写真とは異なっていた。
写真は撮り方でずいぶんと印象が変わるもんなんだなあと実感。
面白い気づきを与えてくれた。
まあ、せっかく買ったのだから机の上に飾ることにしよう。
12枚もあるから気分で神将を入れ替えて。








よもぎ入り回転焼き

2025-01-09 06:27:48 | その他旅行き
大晦日、実家に帰省する前に奈良県にある室生寺に寄り道した。
近鉄大阪線の室生口大野という駅が最寄り。
そこから奈良交通のバスが室生寺方面に出ている。







室生寺のバス停で降りたのは9:30過ぎ。
バス停は街の端にあり、室生寺入口までは門前町を少し歩く。
お土産店など、まだ開店前のよう。







写真を撮って歩いていたら、閉まっていると思っていたお店の中から声がかかった。
そこは回転焼きのお店で、そのやさしい呼び声につい心を許した。
こんにちは、と売り口の窓から覗いてみる。
声をかけてくれたのはおばあちゃん。
温かいよ、回転焼き買っていき、と言う。
パリッと焼けてて美味しそうだし、一個買うことにした。
うちのは100円だよと言う。
100円!
それは安い。
袋に入れてくれる間、いろいろと話してくれる。
うちにはお得意さんがいるからね。
年中無休でやってるよ。
昭和からやってるんよ。
はい、よもぎ入りだからね。
紙袋に入れた回転焼きを手にし、いただきまーすと100円を手渡した。



窓口を離れるとすかさず後ろに少し離れた所にいた一人の男性にも同じように声をかけていた。
その人もするすると引き寄せられ、購入していた。
回転焼きの写真を撮って歩き出すと、軽自動車がやってきて停車し、二人連れの女性が降りてきて窓口へ一直線。
こんな朝からすごい人気ではないか。
この女性はおばあちゃんがお得意さんと言うお二人なんだろうな。







よもぎ入り回転焼きは、外はこんがり、中は程よい弾力の柔らかさで、よもぎの香りがふわりと口腔鼻腔を満たす。
餡子は少なめ、でもよもぎを味わいたかったからその割合よろし。
食べ終える頃、室生寺入口の太鼓橋に到着した。


おはらい町対岸

2025-01-07 06:22:26 | その他旅行き
今年も初詣は伊勢神宮内宮さんへ。
お詣りの前後におはらい町横の川の対岸を歩いてみた。
おはらい町は参拝客ですごい混雑だが、川を越えるとそこは静かな住宅街だった。
昭和な建物が多く、好物の被写体がいっぱい。
ぐるぐる歩いた。

参拝客用の駐車場は川原の両岸にあり、さらに奥の山の麓にある体育館や陸上競技場の周りにも駐車可能。
その辺りに車を止めた人がお土産を持って歩いていた。
裏道をうまく走れればこちらの駐車場にアクセスして、早く駐車できるのかもしれない。

住宅街の山側は神宮の施設があり、地図を見るとその向こうが境内だ。
境内には神様の乗る馬の厩があるが、普段はそこに馬はいない。
普段どこに住んでいるのかは知らないが、月に何度か神様にお参りするそうで、その時一時的に寄る所なのだろう、神馬休養所というところがあった。
馬は見えなかったが馬場があったので、お参りの前後はここで体調を整えるのだろう。

<堤防から、川原と陸上競技場>


<陸上競技場横の公園>


<宇治舘町>


<馬に注意>


<町の路地>


<おはらい町の賑わい>


<五十鈴川>


<とうふ屋の木>



謹賀新年

2025-01-05 18:22:46 | Weblog
今年もよろしくお願いします。
この年末年始は曜日の巡りがよく、大晦日から5日まで6連休。
実家には大晦日から4日まで、5日もいることができた。
いいものを食べさせてもらい、とてもゆっくりさせてもらった。
感謝感謝。
ずっと家にいると身体がなまるのでお出かけもいろいろ。
だから4泊5日の旅のようなもの。
旅の様子はまた細切れにして掲載予定。
今年も頑張って記事記載していきたい。




2024年最終話

2024-12-30 06:31:08 | その他旅行き
昨年末、その年一年のお出かけ先を振り返ったのを思い出した。
一年の間であっても日帰り旅だと忘れていた行き先があったりして、記憶がよみがえり面白かった。
今年も記事を振り返ってみた。

1月:帰省
  和歌山電鐵貴志川線
  阪堺線沿線(大和川より南側)~浜寺公園と交通遊園
2月:兵庫県立美術館
  中山連山から中山寺
3月:安土の町と安土城跡
4月:明日香路と酒船石
  背割堤でお花見~石清水八幡宮~参道ケーブル
5月:(中止)広島旅行
  虚空蔵山
  KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭
  叡電一乗寺駅界隈
6月:鉄分山盛り、三重の路
7月:(中止)北八ヶ岳の池を巡る
8月:赤目四十八滝
  飯田線~駒ヶ岳ロープウェイ~千畳敷カール~松本~
9月:松本城
  梅田駅の西側
10月:服部緑地
  湯野上温泉~大内宿~
11月:喜多方~裏磐梯~いい電~安達太良山~岳温泉
12月:万博記念公園
  大阪中之島美術館
  妙心寺と嵐電
  キタの北ナガヤ

<旧浜寺公園駅>


強く記憶に残っているのはやはり体調不良に絡むもの。
5月のゴールデンウィークは広島の旅を予定していたのに体調不良で予約を全てキャンセルした。
こんなことは初めてだったな。
なかなか変化に富んだ旅程を組めたのに、実現できなくて残念だった。

<春の畔>


もうひとつは8月の信州の旅。
旅先で体調を崩してしまって、後半不安な道行きとなった。
夏の暑さに耐えられない身体になったことを痛感。
以降、より健康に気を使うようになった。

<赤目の渓流>


北八ヶ岳に登ろうと山小屋を予約したのにキャンセルしたのは忘れていた。
この中止理由は家庭の事情。
それでも今年は3回も登山している。
昨年より1つ増やせたな。

<嵐電>


来年もたくさん旅しようぞ。


ホットウイスキーの季節

2024-12-28 08:17:36 | お酒
毎日寒いなあ。
早くもこの冬は夕食に鍋を二回もしてもらった。
鍋は温まるからいいなあ。
週末飲むお酒の飲み方も変わってきた。
寒いと濃い系のお酒に傾いていく。
炭酸水を冷蔵庫で冷やす必要は無くなった。
ビールは一缶開けるにしても、あとは燗酒にお湯割りだ。
お湯で割るのはウイスキー。
1ジガー1.5オンス位を小さな耐熱グラスに入れて、同量から倍量くらいその時の気分でお湯を注ぐ。
温かいからブワッと香りが立って、口に含めば実際のアルコール度数より濃く感じられ、お得な感じ。
夏は買わなかった焼酎も、お湯で割るのにいいから、これから手が伸びそうだ。
梅干しを買ってもらわねば。