大山詣り①

2016-11-21 23:53:42 |  神奈川県全市町村探訪


今年の紅葉狩り第二弾は、神奈川県は伊勢原市にある「大山」。
西日本の人間は「だいせん」と読んでしまうが、ここは「おおやま」である。
ケーブルカーがあって、神社があって、お寺がある。
なんか盛りだくさんな観光名所らしい。
登山もできるが今回は観光のみで。
平日にお休みを取れたので、土日なら激混みだろう紅葉の名所も車で大丈夫だろうと行ってみた。



ケーブルの駅まで歩いて行ける駐車場は、少し遠いが市営第1駐車場が一日600円で一番お安い。
ホントに空いてるだろうかと心配したが、空車表示にホッとする。
車を止めて歩き出す。
道路の両脇には先導師の宿や時代を経た講の石碑などが並び、独特の雰囲気がある。
昔庶民の間で流行ったという大山詣りに思いを馳せつつ、上り坂を歩いた。



車道を離れ土産物屋がぽちぽちと並ぶこま参道に入ると、ますます大山詣りの気分を高めてくれる。
まあ名物がいっぱいである。
豆腐にきゃらぶき、猪肉、富有柿、椎茸、こんにゃく、…etc。
お店が途切れると大山ケーブル駅。
午前の人の出が重なる時だったのか、改札には行列ができていた。
平日だけど、やっぱり紅葉名所となるとこうなるか。



臨時便が増発され、それに乗ることに。
ホームに上がって下を見るとさっきより行列が長くなっていた。
おおー、危ない危ない。
やっぱりすごい人気ですな。
ホームは人でいっぱいで、やって来たケーブルカーは自由に撮れず。
乗り込むと中央の階段通路が私の位置。
そこから下を眺める。
新しい車両で前後の窓がとても広く、視界を遮られること無く景色を楽しめた。
けど撮影は他の乗客の頭越しになってやはり不自由だ。



ここのケーブルカーも中間駅(大山寺駅)がある。
そこで上り下りの車両が交換し行き違った。
しかし結構な傾斜である。
ケーブルが切れたら…、といつものように恐怖した。
阿夫利神社駅にて下車。
駅から再び始まる参道の紅葉がこれまた鮮やかである。

続く

やっと本題

2016-06-23 00:32:38 |  神奈川県全市町村探訪
箱根登山鉄道の車両は、新しいのあり古いのありで、変化があって楽しい。

<陶芸の森駅辺りで>


だいたい見た目4種類の電車が走っていた。

<宮ノ下駅下りホーム>


詳細にはもっと細かく分類できるのかもしれないけど。

<スイスの登山鉄道とお友達>


沿線のアジサイは、その標高によって見頃が移って行くようだ。

<ここは蕾がち>


私が訪れたのはまだ咲き始めの頃だったので、一番標高の低い箱根湯本辺りが見頃とあった。

<散策途中の公園で>


確かに上の方はまだ早かったが、品種によっては咲いてるものもあり、来るのが早すぎた感はそれほどなかったかな。

<上大平台信号場のスイッチバックを遠く見る>


大平台駅辺りの線路脇にアジサイが植わっており、小さな踏切が幾つかあるのでポイントを変えつつ撮影しやすかった。

<出山信号場>


アジサイも被写体としてよろしかったが、登山鉄道の急勾配やスイッチバックなんかも珍しい眺めで、カメラを向ける対象になった。

<トンネルと鉄橋>


カーブもとても急で、遊園地の乗り物でマッドマウスという名前だったか、クネクネと方向を変えるコースターがある。

<トンネル内の急坂>


あんな感じのカーブが右に左にと続くのも面白い。

<塔ノ沢駅の深沢銭洗弁財天前で>


可能なら先頭か最後尾の車両に乗るのがお勧め。

<フロントマスク>


スイッチバックで進行方向が変わるから、ずっと先頭ずっと最後尾ってことがないのが画期的だった。


あんぱんつぶしてしまった

2016-06-20 23:33:27 |  神奈川県全市町村探訪
箱根の町をそぞろ歩くとしたらやはり宮ノ下だろう。
小涌谷駅から宮ノ下駅まで、国道沿いを歩いてみた。
小涌谷の駅横の踏切を越える



と民家は無くなり、しばらく山の中だ。
国道は比較的空いていたが、遊歩道を歩くのとは違い、路肩は車がくる度緊張が走る。
脇道を見つけ早々に国道を離れた。
また民家が戻り、車一台が通れるくらいの道を行く。
再び国道に出て、一つ目の目的地、パン屋さんに到着。
箱根駅伝の時は観客に無料で振る舞われるという、名物の温泉シチューパンが目当て。
正午頃に着いたら、店の外に人が複数立っていたので並んで待っているのかと思ったがそうではなく、店内に入ってみたらテーブルが一つ空いていて、すぐに座れた。
食べていたら次々とお客さんがやってきて、待ち行列が…。
危ないとこだった。
食べ終わってすぐにテーブルを空け、お店の外にあるベンチで一息。
この行動はなかなか当たり。
外の方が人でいっぱいの店内より解放感あり、気持ちよし。
国道横だけど…。
その後も次々お客さんがやってくる。
大人気だ。
そうそう、肝心の温泉シチューパンは大変美味しゅうございました。
梅干あんぱんを翌朝用に追加で買ってお持ち帰り。
梅干しが種入りでそのまま一個入ってた。
酸味と塩分と甘さがゼツミョー。



さらに歩いて行くと富士屋ホテルが現れた。
泊まらなくても見学くらいできないかなと思いちょっと入って行くと、歴史のありそうな建物に立札があり、由緒書きしてあった。
見学できそう、って事で館内も少し見せてもらった。
見学まったく問題なし。
そこには歴史があった。



ホテルを出た後、ガイドブックに出ている骨董屋さんなんかもみてみたいと思っていたが、気付かず通り過ぎてしまったようだ。
いつの間にか国道から宮ノ下駅への登り坂に入っていた。
途中に洒落たカフェがあったので、寄ってお茶した。



ゆっくりしてから宮ノ下駅へ。
宮ノ下駅の駅前に食事処があった。
こちらも美味しそう。




箱根強羅公園

2016-06-16 22:52:01 |  神奈川県全市町村探訪
強羅公園は公園上駅と公園下駅の間にある。
ケーブルカーを公園上駅で降り、公園下駅へ向かって園内を上から下へと見学。
無料で入ったものだから、しっかり元を取らねばなんて助平な考えは湧かず、さらさらと見て歩いた。



洋風の庭園である。
まずはバラ園。
バラ以外にもそれはそれは多種多様な珍しく煌びやかな花が咲いており、百花繚乱状態。
ゴージャスだ。



バラ園の下にはヒマラヤ杉の巨木が聳えていた。
樹姿は丸みを帯びて横幅があり、日本の二等辺三角形な杉とは趣きが違う。
園内の建物は別荘みたいな瀟洒な作り。
レストランやカフェやクラフトハウスがあり賑やか。



中でも私の目を惹いたのは熱帯植物館の花々。
あー、花だけではないか。
その果実も。
私好みの小さめの野草とはまったく趣が違うが、熱帯植物も意外と心を掴んでくる。
原色系で派手なのに、なんでだろう。



名古屋の東谷山フルーツパークに行った時も、世界の熱帯果樹温室が面白かった。
撮りたくてもうまく撮れず、難しい被写体だったけど。
珍しい形が面白いのだろうか。
自分の心が読めないが、きっとそうなのだろう。




箱根登山鉄道鋼索線

2016-06-14 23:47:34 |  神奈川県全市町村探訪
箱根登山鉄道のケーブルカーには途中駅があって目からうろこが。
これまで乗ったことのあるケーブルカーは全て始発駅と終着駅しかなかったから、ケーブルカーとはそういうものだと思い込みがあった。
坂道の途中で止まってドアが開くのはなんだか新鮮である。
慣性の法則が強く働くのかケーブルが伸びるのか、停車する時ほんの少し揺り返しを感じる。
ぶら下がっているんだなあとその都度思い出させてくれる。



車両はスイス製らしく、とてもスタイリッシュである。
ヨーロッパを鉄道旅行している気分になれる。
カッコよろしい。
前々回の記事の写真はこのケーブルカーの座席。
やはりアジサイがイメージフラワー(なんだそりゃ)みたいだ。



ケーブルカーの終着駅は早雲山駅。
ここから先、箱根ロープウェイが大涌谷へ通じているが、現在箱根山の火山活動の影響で運休中。
残念。
早雲山駅が今回の旅の最高所。



駅を出て、そこからの眺めを楽しんでいたら、連れがラスクを買ってきた。
駅外にトレーラーをお店にしたカフェがあり、甘党なのでそこですかさず買ったらしい。
砂糖が片面一面にまぶしてある。
ご相伴にあずかると、とても軽い口当たりに素朴な甘いお味。



早雲山駅の近くには気を引く観光名所は特になし。
仕方なく下る上り列車に乗った。
公園上駅で降り、「トコトコきっぷ」があれば入園無料となる強羅公園に寄ることにした。




箱根湯本駅にて

2016-06-13 22:35:43 |  神奈川県全市町村探訪


小田原駅で箱根登山鉄道の一日乗車券(何度でも乗り降り自由な奴)である「トコトコきっぷ」を買い、箱根湯本駅へ。
事前にネットで箱根観光の記事を読んでいたら、アジサイの時期の箱根登山鉄道は激混みで、都会の満員電車状態らしい。
箱根湯本駅で待ち行列に並んで、2~3本後の電車にしか乗れないとか書いてあった。
人の多いところは苦手なので行くのを躊躇ったが、早い時間ならそんなにひどくは無いみたい。
なので8時半くらいに到着してやったら空いていた。
良かった良かった。

小田原から乗ってきた電車が引き返して行く。


小田原から箱根湯本までも箱根登山鉄道の路線なのだが、走っている車両は小田急電鉄のものらしい。
箱根湯本で車長の短い本当の?登山電車に乗り換える。
途中下車しつつアジサイを愛で、写真撮影する予定だが、混み出すといやなので、まず終着駅まで行ってしまい、戻ってくる時に撮影することにした。
(結局はまだアジサイの時期に入ったばかりだからか、そのあとも激混み状態の電車に乗ることはなく、助かった。

ロマンスカーが止まってた。


小田急のロマンスカーは箱根湯本駅まで乗り入れている。
初撮影。
子供の頃、先頭車両に乗りたかった特急電車だったが、関東は遠く、乗ることは叶わなかった。
最新型の車両デザインはこの写真のと違い、普通の特急電車とさして変わらぬものに。
あれま、なんであんなんにしちゃったんだろう。


紫陽花の季節

2016-06-12 23:29:58 |  神奈川県全市町村探訪
大阪から連れが遊びに来た。
梅雨入りしたし、遊びに連れて行くならやはりアジサイ見物か?
てことで、神奈川県全市町村探訪、今回は箱根町。
箱根登山鉄道沿線のアジサイを観賞しに行った。

なんだけど、今晩はもう酔っ払っているので、その予告だけ。
この旅では結構気合いを入れて撮影したので、記事ネタもたっぷり。
複数回分割掲載できそう。
グビグビでなくチビチビと披露していこう。




2時間かけて昼寝に行った

2016-04-28 02:03:55 |  神奈川県全市町村探訪
神奈川県全市町村探訪。
今回は愛甲郡愛川町。
神奈川県の地名は結構有名どころが多く、私も聞いたことのある市町村名が多い。
しかし愛川町という名はさすがに今回初めて知った。
先々週、小湊鉄道に行く前の気分がぶり返し、また人の少ない開けたところでぼんやり過ごしたくなった。
そろそろ多少標高を上げても寒くはなかろうと、西方に目的に合うところはないか地図で探した。
それで見つけたのが今回の行先、県立あいかわ公園。
公園ならもっと近くにもあるが、人でいっぱいなのが目に見えているので、このくらい都心から離れないと人は少なくならないだろう。
近くに鉄道路線はなく、車で行くことにした。



高速道路を使わず下道で向かったが、高尾山への道と途中まで一緒で、この辺の道路の位置関係をほんの少し覚えることができたか。
相模原市を西に進むと山が見え始める。
今回はずっと下道を走ったから山の近づき方は穏やかで、周りの景色から人工物が徐々に減り、自然構成物と入れ替わっていくのが観察できた。
それで思ったのが、前住んでた大阪の北摂地方は相模原市の相模線沿線くらいの開け具合だなと比較。
相模川を渡ればもう山で、この山の近さも同じくらいだ。
ここら辺に住みたいなあ。
そうすると毎日の通勤が大変になるけど。



あいかわ公園は思ったより山中にあった。
広い駐車場は休日は有料。
一面アスファルトの殺風景なところだと早々に車を出たくなるが、ここのは草地の駐車スペースとなっていて、目にやさしい。
周りは木立と山に囲まれているからもうここで充分。
前に他の車がいないところに車を止めて、買ってきたお昼ご飯を車中で食べた。
そして本を読んでいたら眠くなり、居眠り。
なつかしのホケッとタイムを過ごせた。



1時間半くらいうつらうつらしただろうか。
それで目的は達せたのだが、さすがに公園を見ずに帰ったら後悔するだろうからと、まだ眠っている足を伸ばして散策に出かけた。
ツツジが見どころの公園のようで、整備された花壇に花を咲かせていた。
早咲きの品種はほぼ終わり、これからの品種は6分咲きくらいか。
4/29にはツツジ祭りがあるらしい。
私が歩くべきは自然観察林なのだろうけど、そんな時間は無くなっていた。
近くにあるダムを見学できたり、アスレチック遊具や伝統工芸の体験施設なんかもある広大な公園のようだが、パークセンター近辺の極一部だけをうろうろすることしかできず、車に戻った。



朝出る時間が遅かったからなあ。
11時半に家を出て13時40分に着き、17時20分に公園を出て18時50分に帰り着いた。
公園にいた時間と公園への往復にかけた時間が一緒だ。
高尾山への往復とあいかわ公園への往復で分かったことがある。
関東では車で早く移動しようと思ったら遠回りでも高速道路を使うべし、ってこと。
最短距離で街中を走るより、厚木回りで渋滞した東名を走った方が早くたどり着けたからなあ。
ここでは理想とする環境でお休みを過ごすには、たくさんの時間とお金と労力が必要だ。


今年の臨時バス運行は4/10までですって

2016-04-09 08:04:22 |  神奈川県全市町村探訪
「城山かたくりの里」 三つ目。
ここで初めて見た花はたくさんあるが、一番記憶に残っているのはミツマタ。
名前は知っていたけど、こんな咲き方をするとは知らなかった。
丸々とした花をあんなにたくさん付けるんだ。
園内各所にもっとも多く植わっていたのでは。

山の天辺辺りはほうき桃と名のつけられた桃の花が、赤白桃の色素を強烈に放っていた。
冬を越して日の浅い目にはとても眩しい色だった。

<ミツマタの花>


<アップで>


<白いミツマタ>


<手前ミツマタ、奥はほうき桃>