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毛馬閘門

2012-04-22 01:34:27 | Weblog
淀川堤のお昼の続き。

ほんのりしたお日さまの下、時々降って来る花びらを愛でつつ、暖かい缶コーヒーを飲む食後のひととき。
堤防の外側の斜面に座ってたのですが、花びら降らす桜並木は背後の頭上。
一息ついた後、その並木の様子を伺いに堤防に上ってみました。

堤防上は道があるだけでなく、広場と言っていい広さ。
大きなグループがお花見宴会してました。

むむ、その向こうになにやら大きそうな構造物の一部が目に入りました。
水門開閉用の手動ハンドルと門扉のようです。
桜並木より気になるぅ。
体は引き寄せられるようにそちらへ、足が勝手に歩んでいきますぅ。

川のすぐ横ですから、水利施設があってもおかしくない。
ややややや。
古びたレンガの壁が…
こうなると、もうその施設しか視界に入りません。

さらに近づいて行くと、徐々に全貌を表して来ました。
今も使われてる施設かと思ったら、歴史ある遺構でした。
レンガですレンガ。ヤハー。
こんな所にこんなものがあるとは。



毛馬閘門(けまこうもん)と呼ばれ、淀川と大川の水位差を解消して、船を行き来させる為に作られたそう。
文化財として保存されていて、説明板がありました。
巨大な溝に観音開きの大きな扉。



深さと奥行きがあるので、上から覗き柵に沿って歩くに連れ角度が変わり、青い門扉とその間から覗くレンガの壁が次々と新しい構図を提供してくれ、シャッター押すのに忙しく、なかなか歩みが進みません。
いやー、こんな所にいいものがあったんですね。
柵があったので上から眺めれるだけだと思ったら、階段降り口があって水路の底に降りれました。



底から見上げる巨大な鉄扉にレンガの側壁。
昔はここに水が流れ、留まりしていたんですね。



夢中で写真を撮って撮って、気が付けば夕刻前。
自転車に乗る時間が無くなってしまいましたが、思わぬ拾いモノに上機嫌です。
水門の反対側へも行ってみたかったですが、自転車屋さんに行かねばならないので、その日はそこまで。
またの機会に訪れましょう。