実感、気分転換

2012-06-27 06:28:54 | Weblog

一昨日の朝、目を覚ましたらもう日は上り、窓外が明るかった。
目覚まし鳴る前だったから、だいぶ早い時間なのに。
そういえば夏至はいつの間にか通り過ぎていた。
梅雨に入って朝はずっと曇り空だったのか、気が付かなかった。
まぶしい朝を見たのは久しぶりな気がする。

早起き出来たのには理由がある。
仕事は落ち着きを取り戻し、ようやく昔の生活に戻れそうな感じ。
前日の晩は大阪駅の時空の広場にまだ入れる時間に退社できた。
それでも時間は遅いので人は少なく、ベンチも空き空き。
時計下の石のベンチに座りもたれる。
ひんやり。

涼しい風がベンチから高い天井へ通り抜ける。
一息も二息もついて、ぼんやり。
階下のホームからは注意喚起の同じ電子音が繰り返し沸き上がってくる。
やかましいはずなのに眠くなってきた。
ちょっと居眠りしたりして。
一時間もそうしていたか。

忙しかった日の中でも、極々たまに早く帰れる時があった。
喜んで帰るのだが、早く帰りたいと思っていた時やりたかった事がなんだったのか思い出せない。
ただただ早く帰れればとの思いだけが重なっていたのだなと気付いた事がある。
結局飲んで寝るだけで終わってしまって、多少睡眠時間が稼げたくらいだった。

ぐずぐずと遅くまで起きて自分の時間を得た気分だけ手に入れていた日々と違い、この日はなんかさっぱりしちゃって、帰っても欲求不満がくすぶる事なくさっさと眠りに付いてしまった。
何をした訳でもありませんが、部屋外での普段にない時間に、やはり気分が変わって良かったみたい。
会社帰りの道草が癖になるかも。