代替案

2012-10-18 01:22:13 |  ’12秋休み
'12秋休み その6

那須岳から車で下り、殺生石の駐車場手前のカーブ左手に鹿の湯はある。
昔、那須を訪れた時、入りたくて探したのに見つからなかった温泉だ。
今回はあっさり見つかった。
なんでかな。

なんで…ここにいるかと言うと。
上河内SAで車中泊し、朝6時前、寝過ごす事なく起きれたのは良かった。
昨晩のTVではよろしくない天気予報だったが、SA上空は雲の隙間から青空が覗いていた、のも良かった。
意外とお天気良くなるかも。
期待しつつ北へ走り那須ICを降りたが、その辺から雲行きが怪しくなってきた。
那須高原を上って行くと、フロントガラスに時々雨が当たるように。
殺生石のカーブを曲がると霧が出てきた。
やはりダメか。



7時半に那須ロープウェイの山麓駅に到着。
山頂駅へ延びるロープは霧の中へ溶け込み、山頂駅は全く見えない。
那須岳登山はロープウェイを使い楽する予定だった。
始発は8時で、駐車場はガラガラだ。
天気が良ければ人の少ない良い山歩きが出来そうだったのに…。
予報通りなら今日はずっとこんな空模様だろう。
何も見えないんじゃ登っても面白くないよな。
カラフルなレインウェアを着た女性グループが、雨になっちゃったねー、と楽しげに話しながらやって来た。
こんな天気でも登るんだ。
元気だなあ。
私とは志しの高さが違うんだ。

結局その日は翌日行く予定にしていた沼ッ原湿原に行く事した。
那須岳の麓にあるので山の上ほど天気が悪い訳でないだろうし、すぐ近くまで車で行けるらしい。
那須岳登山は明日再挑戦だ。
でもまずその前に、時間はたっぷりあるので温泉に行こう。



という訳で朝風呂だ。
鹿の湯は昔ながらの温泉場で、建物も浴室も全て木製だった。
湯船の並ぶ浴場横の高い位置に脱衣所がある。
これこれ。
服を脱ぎながら見下ろすと、小さめの四角い湯船が2列に3つ、合計6つ並んでいる。
白濁した湯。
これこれ。

朝早いのにそれぞれの湯船の横に1人2人座って休んでいた。
泉質は酸性の硫黄泉で、ここの温泉の入り方は熱い湯に短時間入るものらしい。
浴室に降りた所に横長の湯溜まりがあり、非常に熱い湯が満たされていて、この湯を100~300回柄杓に汲んで身体に被る「かぶり湯」という入浴方を取るらしい。
こんな熱い湯、被れないよ。
その工程はパスして普通に湯船に入った。



壁の表示を見て分かったが、6つに分かれているのは浴槽ごとに温度を変えているからだった。
手前の私が入った湯船が一番低く41℃、そこから1℃ずつ上がっていくよう。
一番奥の表示は見えなかったので湯温上昇ピッチは推測だけど。
うまく私の好きなぬるい所に入れ良かったが、薬分が強いので長湯するなとの記載を真に受けて、早めに出ておいた。
私より先に来ていた人で先に出る人は皆無。
みんなぐったりと(そう見えた)休んでたけど、大丈夫なのかな。