世田谷ボロ市なんてのがある。
この時期の風物詩らしく、毎年12月15、16日と1月15、16日に開催されるらしい。
今年はうまく土曜日に当たっていた。
折角なので行ってみよう。
東急世田谷線の世田谷駅が最寄り駅。
へえ、世田谷線て道路上を走ってるわけでは無いけど、路面電車みたいな2両連結の電車なんだ。
世田谷駅より北で道路と共用してるところがあるのかもしれない。
今度は世田谷線目当てで来てみるかな。
すごい人出なんだろう、臨時ダイヤで運行していた。
満員だった。
世田谷駅も狭いホームは乗る人降りる人でいっぱいだ。
会場の方に歩いて行くと、おーすごい人、人、人。
いざ、突入。
道路の両サイドに露店が並んでいるのだが、人が多くて左右のお店をチェックしながら歩くなんて出来ない。
左側通行で人の波が流れているので、片側だけお店を覗きつつゆるゆる進んだ。
仕方ない、往復するぞ。
お店は多種多様。
売ってるのは、たこ焼きやじゃがバタ、りんご飴みたいな食べ物、茶碗やお皿なんかの陶器、ガラス器、着物や中古の服、神棚、置物、多肉植物に盆栽、骨董、貴金属、ミニカーにオモチャ。
なんでもござれ。
すごいなー。
700店くらい出てるそうだ。

お店の方もいろいろ。
奥に座ってスマホ見たり本を読んでたり商売気の無い人、もう終わりだから安くなったよーと呼び込みする人、手持ち無沙汰に立ってる人。
こんなに人はいるけど、やっぱり売上はそんなに上がらないんだろな。
お客さんに商品の説明をするのを横で聞いていると、寅さんの口上みたくはないけどうまく興味を引くようお話される。
話し下手な私は羨ましく思う。
ある錫器を売ってるお店でご主人とお客さんの会話を聞いてて笑ってしまった。
七福神の一体に見える小さな錫の置物をお客さんがこれ何?と聞いたご主人の答え。
七体一揃いで売るものだったんだけど、トイレに行ってる間に留守番が一体だけ売っちゃって、六福神になったから値がつかなくなったのよ。
仕方なくバラ売りしてるんで、一体だけでも安くするよって。
六福神だって。
なるほどそんなこともあるのね。
私の狙いはお猪口。
前に書いたかな、欲しい形のお猪口があるのだ。
一般に売られてるお猪口は底が深い。
欲しいのは薄く平べったいものだ。
例えると豆皿を小さくしたような、時代劇でお武家様が飲んでる平たい漆器の盃みたいなのの陶器製の、が欲しくて探しているのだ。
陶器を売る店があれば足を止め、探した。
猪口があってもほとんどは底の深いものばかりだ。
たまに背の低いのがあるが、値段が高かったり小さかったり。
そうそう、ある程度の量が入るのがいい。
飲み口は立ってるより寝てるもの。
あんなにお店があったのに候補を見つけたのは4店だけだった。
そのうちひとつだけ手の出る値段で好みに近いのがあった。
ちょっと見込みに小さなプツプツや染みがあるのだが、厚みもまずまず薄く手造りだ。
800円。
ボロ市訪問記念にもなるし、買ってしまった。
でも帰ってきてよくよく見てみると、あれれ縁が欠けてる。
すぐ目に入ったのに買う時は気がつかなかったなあ。
それで安かったのかな。
気を取り直してさっそく使って飲んでみた。
親指と中指で挟んでこぼさないよう水平に持ち上げ口に運び少し傾ける。
それだけでするすると口腔に滑り込んでくる。
おー、これこれ。
飲み口が変わるだけで同じ酒でも味わいが違うように思うのは気のせいか?
不具合はいろいろあるが、愛用の酒器になりそうだ。

この時期の風物詩らしく、毎年12月15、16日と1月15、16日に開催されるらしい。
今年はうまく土曜日に当たっていた。
折角なので行ってみよう。

東急世田谷線の世田谷駅が最寄り駅。
へえ、世田谷線て道路上を走ってるわけでは無いけど、路面電車みたいな2両連結の電車なんだ。
世田谷駅より北で道路と共用してるところがあるのかもしれない。
今度は世田谷線目当てで来てみるかな。

すごい人出なんだろう、臨時ダイヤで運行していた。
満員だった。
世田谷駅も狭いホームは乗る人降りる人でいっぱいだ。
会場の方に歩いて行くと、おーすごい人、人、人。
いざ、突入。

道路の両サイドに露店が並んでいるのだが、人が多くて左右のお店をチェックしながら歩くなんて出来ない。

左側通行で人の波が流れているので、片側だけお店を覗きつつゆるゆる進んだ。
仕方ない、往復するぞ。
お店は多種多様。
売ってるのは、たこ焼きやじゃがバタ、りんご飴みたいな食べ物、茶碗やお皿なんかの陶器、ガラス器、着物や中古の服、神棚、置物、多肉植物に盆栽、骨董、貴金属、ミニカーにオモチャ。
なんでもござれ。
すごいなー。
700店くらい出てるそうだ。

お店の方もいろいろ。
奥に座ってスマホ見たり本を読んでたり商売気の無い人、もう終わりだから安くなったよーと呼び込みする人、手持ち無沙汰に立ってる人。
こんなに人はいるけど、やっぱり売上はそんなに上がらないんだろな。
お客さんに商品の説明をするのを横で聞いていると、寅さんの口上みたくはないけどうまく興味を引くようお話される。
話し下手な私は羨ましく思う。

ある錫器を売ってるお店でご主人とお客さんの会話を聞いてて笑ってしまった。
七福神の一体に見える小さな錫の置物をお客さんがこれ何?と聞いたご主人の答え。
七体一揃いで売るものだったんだけど、トイレに行ってる間に留守番が一体だけ売っちゃって、六福神になったから値がつかなくなったのよ。
仕方なくバラ売りしてるんで、一体だけでも安くするよって。
六福神だって。

なるほどそんなこともあるのね。
私の狙いはお猪口。
前に書いたかな、欲しい形のお猪口があるのだ。
一般に売られてるお猪口は底が深い。
欲しいのは薄く平べったいものだ。
例えると豆皿を小さくしたような、時代劇でお武家様が飲んでる平たい漆器の盃みたいなのの陶器製の、が欲しくて探しているのだ。
陶器を売る店があれば足を止め、探した。
猪口があってもほとんどは底の深いものばかりだ。

たまに背の低いのがあるが、値段が高かったり小さかったり。
そうそう、ある程度の量が入るのがいい。
飲み口は立ってるより寝てるもの。
あんなにお店があったのに候補を見つけたのは4店だけだった。
そのうちひとつだけ手の出る値段で好みに近いのがあった。
ちょっと見込みに小さなプツプツや染みがあるのだが、厚みもまずまず薄く手造りだ。
800円。
ボロ市訪問記念にもなるし、買ってしまった。

でも帰ってきてよくよく見てみると、あれれ縁が欠けてる。

すぐ目に入ったのに買う時は気がつかなかったなあ。
それで安かったのかな。
気を取り直してさっそく使って飲んでみた。
親指と中指で挟んでこぼさないよう水平に持ち上げ口に運び少し傾ける。
それだけでするすると口腔に滑り込んでくる。
おー、これこれ。

飲み口が変わるだけで同じ酒でも味わいが違うように思うのは気のせいか?
不具合はいろいろあるが、愛用の酒器になりそうだ。

