香港国際空港

2018-07-28 01:18:21 |  アフリカ旅行
アフリカ旅行 32

香港国際空港でヨハネスブルグ行きの便に乗り継ぎ。
荷物の一時チェックを受ける。
さあ、ここでは英語だけだ。
海外旅行するにあたり一番不安な事柄はやはり英語が喋れないこと。
必ず会話が発生し、しかもきちんと応対しないと面倒なことになるのがこういった入出国審査と調べてきていた。
荷物をトレーに乗せ、係員のおっちゃんに押し出すとなんか聞かれた。
アイパッドがどうとか。
首を振ったらケイタイと言ったような。
持ってませんと日本語で返したらゲートへ行けと手を振られた。
日本語少しは話せる人だったのかも。
ゲートを無事通過。



香港国際空港の搭乗待ちのフロアにはたくさんのお店があり、日本では見ない品揃え。
関空の免税店で帰国する人達がお土産を物色していたが、その気持ちが分かった。
香港のお土産屋さんは中国色だ。
やはりパンダがイチ押しみたいで、パンダグッズがいろいろ。
お菓子の包装が真っ赤っかなものばかりのお店や、中国書の本屋さんなんかがある。
周りにいる人は日本と同じだが、漢字と英語だけの看板を見てたらようやく海外にいる実感が湧いてきた。



危ない目に会いそうになった。
関空でと同じように空港のあれこれを撮っていたら、髭を生やした中東だろうか、そのあたりの人と思しき男の人にスマホで写真を撮ってくれと身振りでお願いされた。
はいはいと撮ってあげると、結果を適当に確認し、私の手を取って何か言いいつつ場所を変えようとする。
他でも撮って欲しいのか?
とそこに連れが割って入り、「We are busy.」と言い置いて私を引っ張り、その場を離れた。
なになに
連れによるとその人は写真を撮られてる間も挙動不審で、私が変なところに連れて行かれると見てとったようだ。
確かに言われてみればその通りで、撮られてる時視線が定まらず、あらぬ方向を見てるので、なんでじっとしないんだ?と思ったものだ。
人の良さそうな観光客を見つけて、なんか(これがいろいろあるらしい)企んでいた可能性極大であった。
事前にそんな危険があると情報は得ていたのにこの体たらく。
自分が情けなくなったものである。
やっぱりこういうのは場数がモノを言うのかな。
怖くなって搭乗時間までおとなしく待合の椅子に座っていたとさ。



南アフリカのヨハネスブルグへはボーイング777-E330で。
なるほど、香港までのエアバスに比べ少し狭い。
飛行時間は約12時間だ。
香港までの4倍か…、しんどそー。
血液固まりませんように。
飛び立ってしばらくすると、夕食が配られた。
本日?二度目の夕食。
ただいま日本時間で深夜2時だ。
こんな時間に食べちゃあいけませんなあ。
でも意外とお腹が空いてて食べられる。
そして食べ終わるともうなにもすることがない。
時間からして眠くなって不思議はないのに、非日常感からか眠気はやってこない。
興味の向く対象は目の前の個人用ディスプレイしかない。
仕方なく映画を見ることに。



字幕がなくても楽しめるよう何度も見たことのある「レイダース 失われたアーク」を選択。
セリフを思い出しながら冒険シーンを追体験。
いつのまにか、上手いこと眠ってしまっていた。
足の位置を変えつつ浅い眠りで時間をやり過ごす。
長い夜。
何度も目を覚まし、連れがディスプレイ表示していた飛行状況の画面を見ると、到着まであと6時間とあった。
はは、あと同じだけこうしていなければいけないのか。



個人用ディスプレイには、選択すれば飛行ルートと現在の位置を表示できる。
色は違うが、インディ・ジョーンズが劇中に飛行機で移動するルートを表示していたみたいに。
インドシナ半島を越え、インド洋を南下、アフリカ大陸上を飛ぶようになった頃、翌朝の朝食をいただいた。
食後40分程でやうやくヨハネスブルグに到着。
ああ、長かったこと。
帰りにもう一度これをしなければいけない。
大変だ。