冷房効いてます

2018-10-13 00:22:43 |  2018-2019瀬戸内逍遥
女木島の作品鑑賞三つ目は「女木島名画座」。
映画館である。



畑に囲まれて映画館は立っている。
左から二つ目の建物がそれ。



畑にはおじいちゃんおばあちゃんが農作業に出てきていて、意外に賑やか(言い過ぎ?)だ。
こんなステキな乳母車?の台車が置いてあったりする。



古き良きアメリカの映画館のイメージ。
建物は屋根も壁も厚手のトタンでできた元倉庫である。



最初行った時は閉まっていて、外側しか見れないものと思ったが、時刻が早すぎただけだった。
お昼前に再度行ったら、「ART SETOUCHI」の青い幟が立っていて、ああやっていたんだと不思議に思った。



ここでも窓口の係りの方が作品説明をしてくれた。
今はフェリックスのアニメとチャップリンの映画、この映画館を作った依田さんという人が自分で撮った、アメリカの劇場解体工事のドキュメンタリーが繰り返し放映されているそうだ。



入口ロビーには往年の映画スターの絵が壁にたくさん掛けられ、中にとりわけ大きくスター・ウォーズのヨーダの絵が。
この作品の作者は「依田」といい、名前が一緒だからとのこと。
劇場内の壁にも昔の俳優さんの絵がたくさん書かれているのだが、中にスター・ウォーズの絵も混じっていて周りの時代にそぐわず変である。



座席は依田さんがアメリカの古い劇場から取り寄せたものらしく、古いけど座り心地が良いと聞いた。
座ってみるとちょっとしっとりした感触。
芸術祭の会期中ならこんなに空いてないだろう。
新しい作品が目的でなければ、会期外に観に来るべきである。
誰も居ないのをいいことに、座席に座ってしばし居眠りした。