白峰の伝統的建造物群

2019-07-30 06:35:46 | その他旅行き
ひとり部屋でぐっすりと眠り、2日に渡る睡眠不足を解消。
5時にすっきり目が覚めた。
朝食まで時間があるので町の写真を撮りに出た。
空は青空。
山の斜面に霧が残り、まだ人気のない山村の朝の景色は清々しい。
伝統的建造物は2階あるいは3階まで段差のない茶色い壁と縦長の窓、屋根にかかったハシゴが特徴のようだ。
土壁でなくても壁の色は同系色で揃えられている感じ。












手に入れた付近のガイドマップによると、白峰の集落全域にそんな建物が残っているらしい。
宿の近くを見るだけでなく、離れたところの建物も見たくなった。
やはり今日の一つ目の観光先はこの地としよう。
宿に戻って朝食を食べ、早々にチェックアウトした。
その時宿の人にこの地の見どころを聞いてみると、建物もそうだがお寺も古いものがあるという。
伝統的建造物群保存地区に選定されたのは比較的最近らしく、選定後は建物の補修に補助金が出るようになり、皆で残していこうという機運が高まっているそうだ。
宿の駐車場に車を置かせてもらったままで、歩いて行くことにした。






屋根に立て掛けてあるハシゴが気になるのだが、なぜそれがあるのか不思議だった。
養蚕が主産業だったとあるので、屋根裏とかに物資の上げ下ろしをするのに使ったのか?でも屋内に階段作ればいいしなあ。
と不思議に思っていたのだが、ある場所に昔の写真入りで説明書きがあり、なんのことはない、屋根の雪下ろし用に付けてあることが分かった。
そうかここは豪雪地帯なんだった。
雪のない地方に暮らしていると、そんなところに考えが及ばない。
あと山里にしては建物が密集して建てられていて、それが独特の雰囲気を醸し出しているそうだ。
なるほど、確かに普通の街中のように家々が隣り合っているなあ。
これ程観光地化されていない伝統的建造物群保存地区を訪れたのはたぶん初めてだ。
愛媛県の内子の町が近いかもしれないが、もう少し資料館やら何やらあったように思う。
こうして純粋にその土地の文化に触れれるのもいいものだ。
他にも特徴的な建物には小さな説明板が付いていたのだが、それぞれを覚えていないので、気に入って撮影した写真を残しておく。