車で夜を走り、登山口の駐車場で車中泊するいつもの戦法でアクセスしよう。
夜に出発し車中泊とする時の夕食は、コンビニで助六を買って、高速道路の車中でつまみながら走ることにしている。
助六はローソンのが美味いと思う。
店に行くと、これまでなんでかいつでも売っていた助六が売場になかった。
旅に出る時、どんなに遅い時間に店に行っても、他のお弁当はほぼ売り切れ状態であっても、必ずひとつは残っていた助六なのに、今回はどうしたことだ。
家を引っ越したので、昔と入る店が変わったからか。
仕方なくサラダ巻きとおいなりさんを別に買った。
あとは明日の朝食のパンと昼食のおにぎりと非常食兼行動食の袋菓子詰め合わせ、そしてペットボトルのお茶。
でっかいレジ袋が満杯になった。
いいお客さんだこと。
<ササユリ>
20時前に名神高速道路へ流入。
日曜日のこの時間、走ってる乗用車は遊び帰りだな。
私はこれから遊びに行くのだ。
むふふ。
この土日、近畿北陸地方は曇りか晴れだったようだ。
週末に白山を登った人は梅雨の晴れ間にうまく当たってラッキーだなあ。
明日、明後日のお天気はどうだろうか。
<ギンリョウソウ>
米原JCTから北陸道に入ると走る車は激減。
日はすでにとっぷりと暮れて、そう遅くは無いのに深夜の高速道路を旅してる気分になってきた。
たっぷり持ってきたCDから夜の雰囲気に合うアルバムを選び、走行音に負けぬギリギリの音量で流し続ける。
その昔のロングドライブを思い出した。
高速道路もそうだけど、山間の国道県道を深夜に何度も走ったなあ。
街灯に浮かぶ景色とセンターラインの白が後方に流れ続ける時間。
<エゾニュウ?>
福井北JCTから中部縦貫自動車道へ入る。
へえ、こんな道が出来たんだ。
無料開放区間で対面通行の高速道路だ。
新しくできたのかと思ったが、道路の舗装状態や壁やなんかの構成物は使い込まれていて、私が存在を知らなかっただけで結構昔からあったのかもしれない。
勝山ICで流出し下道へ。
恐竜の絵や模型が次々現れる道を走ると、いよいよ山中へと入って行く。
道路が濡れているので、雨が降ったようだ。
やはり下界は晴れてても山は雨なのだろうか。
国道を離れ県道へ入るといよいよ私以外の車がいなくなった。
谷あいのくねくねと曲がる道路には雪から道路を守るシェードが度々現れ、豪雪地帯であることを教えてくれる。
時々ガスに覆われヘッドライトが白く乱反射する。
<カワラナデシコ>
大きな建物が現れたと思ったら、市ノ瀬に到着。
ハイシーズン時は自家用車はここまでしか入れないが、この時期、平日はこの奥の別当出合まで行くことができる。
規制解除と書かれた看板を横目にさらに奥へと向かう。
道はさらに細くなり、シャトルバスが通るというがすれ違えるのか疑問な道を行く。
左手は谷川のようで底まで光は届かず真っ暗だ。
がたがただが舗装はしっかりされている。
こんな道を初めて走った時は怖かったものだが、今や慣れたものだ。
怖かった過去の道を思い出しつつ、ヘッドライトが照らす先へと進む。
<オオバミソホオズキ>
一般車、バス、タクシーを誘導する看板が現れ、別当出合に到着。
私と同じく登山口で車中泊するのだろう先着者の車が数台止まっているのをヘッドライトが舐め、駐車枠に車を止めてエンジンを切った。
駐車場に自販機のひとつくらいあるのかと思っていたが何もなく、ライトを消すと真っ暗。
沢を水が流れる音が辺りに充満するばかり。
ドアを開いて外に出てみると空は満天の星空だった。
おやおや、雨は上がってくれたようだ。
明日の天気は期待が持てそう。
<キヌガサソウ>
背もたれを倒して眠ろうとするが全然眠れず。
これまでであればこんな出発は金曜日の仕事後で、眠くて仕方なくなって車を止め眠るので、車中泊でもそれなりに眠れたのだが、この日は日曜日で夕刻にお昼寝してから出発したのがいけなかったようだ。
時々新たな車がヘッドライトを光らせ仲間に加わる。
そんな中、緑の幌に赤い十字のあるトラックがやってきた。
自衛隊か?と思ったらその通りで、後から後からトラックがやってきてもう一つある広い方の駐車場へ降りていった。
山岳演習でもやるのだろうか。
野生の証明の特殊部隊を思い浮かべた。
しばらくすると隊員に訓示する声が遠く聞こえてきた。
整列してこれから出発するのを脳裏に描いていると、ようやく眠りがやってきた。
<クロユリ>
夜に出発し車中泊とする時の夕食は、コンビニで助六を買って、高速道路の車中でつまみながら走ることにしている。
助六はローソンのが美味いと思う。
店に行くと、これまでなんでかいつでも売っていた助六が売場になかった。
旅に出る時、どんなに遅い時間に店に行っても、他のお弁当はほぼ売り切れ状態であっても、必ずひとつは残っていた助六なのに、今回はどうしたことだ。
家を引っ越したので、昔と入る店が変わったからか。
仕方なくサラダ巻きとおいなりさんを別に買った。
あとは明日の朝食のパンと昼食のおにぎりと非常食兼行動食の袋菓子詰め合わせ、そしてペットボトルのお茶。
でっかいレジ袋が満杯になった。
いいお客さんだこと。
<ササユリ>
20時前に名神高速道路へ流入。
日曜日のこの時間、走ってる乗用車は遊び帰りだな。
私はこれから遊びに行くのだ。
むふふ。
この土日、近畿北陸地方は曇りか晴れだったようだ。
週末に白山を登った人は梅雨の晴れ間にうまく当たってラッキーだなあ。
明日、明後日のお天気はどうだろうか。
<ギンリョウソウ>
米原JCTから北陸道に入ると走る車は激減。
日はすでにとっぷりと暮れて、そう遅くは無いのに深夜の高速道路を旅してる気分になってきた。
たっぷり持ってきたCDから夜の雰囲気に合うアルバムを選び、走行音に負けぬギリギリの音量で流し続ける。
その昔のロングドライブを思い出した。
高速道路もそうだけど、山間の国道県道を深夜に何度も走ったなあ。
街灯に浮かぶ景色とセンターラインの白が後方に流れ続ける時間。
<エゾニュウ?>
福井北JCTから中部縦貫自動車道へ入る。
へえ、こんな道が出来たんだ。
無料開放区間で対面通行の高速道路だ。
新しくできたのかと思ったが、道路の舗装状態や壁やなんかの構成物は使い込まれていて、私が存在を知らなかっただけで結構昔からあったのかもしれない。
勝山ICで流出し下道へ。
恐竜の絵や模型が次々現れる道を走ると、いよいよ山中へと入って行く。
道路が濡れているので、雨が降ったようだ。
やはり下界は晴れてても山は雨なのだろうか。
国道を離れ県道へ入るといよいよ私以外の車がいなくなった。
谷あいのくねくねと曲がる道路には雪から道路を守るシェードが度々現れ、豪雪地帯であることを教えてくれる。
時々ガスに覆われヘッドライトが白く乱反射する。
<カワラナデシコ>
大きな建物が現れたと思ったら、市ノ瀬に到着。
ハイシーズン時は自家用車はここまでしか入れないが、この時期、平日はこの奥の別当出合まで行くことができる。
規制解除と書かれた看板を横目にさらに奥へと向かう。
道はさらに細くなり、シャトルバスが通るというがすれ違えるのか疑問な道を行く。
左手は谷川のようで底まで光は届かず真っ暗だ。
がたがただが舗装はしっかりされている。
こんな道を初めて走った時は怖かったものだが、今や慣れたものだ。
怖かった過去の道を思い出しつつ、ヘッドライトが照らす先へと進む。
<オオバミソホオズキ>
一般車、バス、タクシーを誘導する看板が現れ、別当出合に到着。
私と同じく登山口で車中泊するのだろう先着者の車が数台止まっているのをヘッドライトが舐め、駐車枠に車を止めてエンジンを切った。
駐車場に自販機のひとつくらいあるのかと思っていたが何もなく、ライトを消すと真っ暗。
沢を水が流れる音が辺りに充満するばかり。
ドアを開いて外に出てみると空は満天の星空だった。
おやおや、雨は上がってくれたようだ。
明日の天気は期待が持てそう。
<キヌガサソウ>
背もたれを倒して眠ろうとするが全然眠れず。
これまでであればこんな出発は金曜日の仕事後で、眠くて仕方なくなって車を止め眠るので、車中泊でもそれなりに眠れたのだが、この日は日曜日で夕刻にお昼寝してから出発したのがいけなかったようだ。
時々新たな車がヘッドライトを光らせ仲間に加わる。
そんな中、緑の幌に赤い十字のあるトラックがやってきた。
自衛隊か?と思ったらその通りで、後から後からトラックがやってきてもう一つある広い方の駐車場へ降りていった。
山岳演習でもやるのだろうか。
野生の証明の特殊部隊を思い浮かべた。
しばらくすると隊員に訓示する声が遠く聞こえてきた。
整列してこれから出発するのを脳裏に描いていると、ようやく眠りがやってきた。
<クロユリ>