トランスレート

2020-07-20 23:00:02 | テニス
今もっとも注力しているのはフォアハンドストロークである。
コロナ禍でテニスの練習が出来なくなる前、打ち方を変えたら、これが滅法威力のあるボールが行くようになった。
よろこんでより完成度を上げるべく練習していたが、約2ヶ月の練習停止を余儀なくされた。
練習再開後、そのフォアハンドストロークを再現しようと試みるのだが、何か大事なポイントを忘れたようで、いまだに再現できないでいる。

順回転のスイングをスライスに変えたわけでは無いので、外から見たスイングにあまり変わりはないのかもしれないが、自分の中では全然違うイメージでスイングしている。
変更前は(右利きなので)身体の右側で斜め下から斜め上にラケットを振り、ボールを前に押し出すイメージだった。
だからネットに向かって右半分でスイングしてる感じ。
変更後は身体を軸にしてクルッと回しスイングする、コマが回るように回転するイメージ。
ラケットセットを身体の前にして上半身を捻ることで右に持っていき、ラケットヘッドを残して振り始め、上半身を回すのでフォロースルーはネットに向かって左側で終わる。
だからネットに向かって前半分でスイングしてる感じ。

これだと上半身の回転速度を上げればボールに勢いがのるので、これまで苦手だったゆっくりした相手ボールも叩いて返せる。
腕力がなくなって、相手のボールの勢いを利用しないと速いボールを打てなかったが、腕力が無くてもいいのがいくのだ。
いや、いっていたのだ。
今は同じように振ってるつもりなのに、うまくボールに力を伝えられない。
玉出しのボールを何度もネットするから、昔となにも変わっていないと言える。

いろんなコーチに、軌道が上がらない理由を聞かされる。
上半身が前に突っ込んでいるから、ボールの上っ面を擦っているから、テイクバックのラケット位置が高いから、などなど。
うまく打てずに家に帰って、シャワーを浴びながらそれら改善方法を反芻し、翌週再度挑戦するのだが結果はあまり変わらない。
それでも少しづつそれら修正ポイントを取り込むよう試している内に、理論的に理解しているコーチの言葉を、自分の身体的感覚にダイレクトに繋がる言葉に置き換えができる時がある。
あっ、こういうことか?
すると少しだけうまく打てる確率が上がるのであった。