夏がやってくる

2020-07-16 21:26:23 | Weblog
なぜだろう。
植物を撮影するのは好きなのだが、いつも夏になると草にカメラを向ける気にならなくなる。
春の草は大好きである。
もう道端の草花から畦道の雑草までなんでも魅力的に見えるのだが、夏は同じ雑草でも魅力減なのだ。



盛夏に山岳地帯に旅に出るのは大好きで、新緑の写真をバンバンとる。
夏の山岳地帯は高原エリアで、避暑地の言葉通り下界は猛暑なのに初夏の雰囲気を味わえるから、草木も春に近いイメージを与えてくれるからだろう。



春は冬の間見られなかった若葉が新鮮で、生の始まりが見るからに感じ取れて魅力的。
比べて夏草はわさわさぼうぼうとエネルギッシュ過ぎる。
季節の好き嫌いで言えば、寒いより暑い方が好きだったが、夏草の暑苦しさには当てはまらないようだ。



そういえばここ数年、「なつー!」って感じの空や景色をみても、若い頃の様な昂揚感をあまり感じなくなった。
精神的には幼児性が抜けないので、いつまでも青春まっただなかな気でいたが、年を取って肉体に心が引きずられ、青春も終わりを迎えつつあるのかもしれない。



でも写真表現するものとしては、猛暑となる街中の夏の景色も撮影したい。
街中で暮らす日々に感じる「夏」の息吹を記録したい。
4月5月は近所を散歩しつつ、写真撮影に精を出したのだが、6月は一転、ほとんど撮影に出向かなかった。



蝉がとうとう鳴きだした大阪北摂地方。
梅雨明けも間近。
今年は夏の雰囲気を写真に残してみよう。