人気のコースみたいだ

2021-02-02 22:53:23 | 山行
低山縦走シリーズⅢ『桑原橋のバス停から長谷口のバス停まで』
(その1)桑原橋バス停→阿武山山頂

茨木の自然歩道をまた歩いてきた。
今度は武士(もののふ)自然歩道と北山自然歩道。
穏やかなお天気の日曜日、武士自然歩道の入口近く、桑原橋のバス停でバスを降りたらとても暖かい。
汗をかきそうだったので着ていたダウンジャケットを脱いだ。
ザックにしまって歩き始める。
今日は震える事なく過ごせそうだ。

<階段上から>


バス停から少し駅の方に戻った府道の交差点に自然歩道の入口はあった。
コンクリートの階段を登る。
登り切ると早速登山道。
これまでになく舗装のない道に到達するのが早かった。
結構な坂道を登って行くと朱塗りの大きな鳥居が現れびっくり。
こんなところに大きな神社があるのか?と歩を進めると、お稲荷さんの祠があった。
なんかあの大きな鳥居と釣り合わない小ささなんだが、辺りはきれいに整えられ、大事にお祀りされているのが分かる。
喪中なんでお詣りは無しで通過。

<しっかり山中>


進行方向右手は藪なのだがどこだかの大学が持ってる敷地のようで、いっとき道は舗装道になるが、すぐに山道に戻った。
後方遠くから大きな話し声がする。
誰か登って来ているのだなと思いつつ、さらに軽装になろうとザックを下ろしてフリースを脱いでいたら、あっという間に声が近づいてきた。
いくらなんでも速すぎだとビックリして後ろを振り返ると、マウンテンバイクに乗ったグループがやって来ていた。
へー、ここって自転車も走れるんだ。
こんちはー。
山道だからスピードは出てないがそれでも歩くよりはずっと速い。
通り過ぎてあっという間に見えなくなった。

<見上げれば>


この後も行く先でマウンテンバイクに乗った二人組とソロバイカーに遭遇したから、そちらの趣味の人によく知られた道なのだろう。
最近はロードレーサーばかりが目につくので、ぶっといタイヤがとても珍しいものに見えた。
マウンテンバイカーだけでなく、普通のハイカーやトレイルランナー、ペットボトルだけ持ったジャージのおじいさんやなんかに沢山出会った。
これまで歩いた自然歩道では他のハイカーに出会うなんてあまり無かったが、この道はしっかり登山道でそれでいてなだらかだからか人気のコースみたいだ。

<こんなのがところどころに>


途中阿武山古墳の説明板があった。
すぐ近くなので少し寄り道。
なんでも藤原鎌足の墓ではないかという説があると言う。
古墳と聞いて思い浮かべる盛土はないらしいが、棺の造りや着ていた服装の豪華さから、発見された当時は貴人の墓として知られたらしい。
墓室の上には木が生い茂り、周りをコンクリートの石畳みが取り囲んでいた。

<You can choice.>


コースに戻り、阿武山山頂を目指す。
だいぶ標高が高くなり、進行方向左手が開けた場所からは、前回歩いたサニータウンの街や彩都の配送センター、遠く千里中央のビルなどが眺められ気持ち良い。
反対側右手は高槻の街。
こちらは木の隙間から覗ける感じ。
阿武山山頂はベンチがたくさん設置された平たい森の広場だった。
途中でもいくつか見かけたトーテムポール的木の彫り物が置かれていて、標高281.1mと書いてあった。

<高槻側の眺め>