山頂でのひととき

2021-08-01 20:54:18 | その他旅行き
伊吹山山頂に到着した時、辺りは薄くガスで覆われていた。
山頂はなだらかで広く、食事やお土産を売る山小屋がたくさん建っている。
この雰囲気は記憶にある。
昼食はおにぎりを買ってきていたので山小屋には入らず、山の南側が見下ろせる場所に座り心地のよい(なんとか座れる)岩を見つけ、そこでお昼にした。



残念ながらガスが吹き上がってきており眺めはなし。
しかし、食べ終わる頃にはガスが晴れて、麓まですっきり見えるように。
空と雲が夏を演出し、麓の緑が鮮やかだ。
よろしいなあ。



一部底の黒い雲が見えるが、雨にはならなさそうだ。
気温は思ったほど低くはないが、 じっとしてれば汗をかくことはない涼しさ。
これはゆっくりできる。
もう少し左手にちょうど身体を収めるのによい大きさの岩の窪みがあったので、そこに身体を入れてみた。



ところどころ出っぱりがあるのでそこをうまく避けながら身体を横たえる。
少し傾けねばならないが、頭を置くのによい所があり、帽子を顔に乗せればお昼寝の体勢が整った。



しばし居眠りしようとするのだが、すぐ後ろに石の社があり、見学する人の話し声が度々聞こえてくる。
目を閉じているからか囲う石が響くのか、すぐ後ろで話されているように聞こえて気になる。
帽子をずらして後ろの様子を伺うのだが、結構距離がある。
安心してまた眠ろうとするのだが、また違う人の声が近くで聞こえる。
子供が走り回る声がする。
気になって結局眠れず。
残念であった。



登山したわけでなく疲れてはいないはずなので、帰りに眠くなることはなかろうと起き出した。
それでも40分くらい経過していて、うつらうつらと眠れた時間があったのかもしれない。
硬い石の上から身体を剥がす時、変な格好のまま長く動かなかったので、やはり背中や脚のあちこちが痛んだ。



駐車場に戻り、食堂や売店のあるスカイテラス伊吹山で連れにお土産を買った。
張り紙によると夏の間、休日の前日は駐車場で車中泊をし、夜を過ごしてもいいそうだ。
星空観察して、なんとか流星群が見れる日などがちょうど週末に当たると書いてあった。
そんな過ごし方も面白そうである。