二子玉川にて

2017-04-12 00:18:50 | 音楽&本&映画
先週末は映画三昧なお休みになった。
三昧っても、観たのは二本だけだけど、連続して観ることはあまりないからな。
記事に取り上げたいと思ったのはそのうちの一本で「夜は短し歩けよ乙女」という、アニメである。
もう一本の方の座席予約をしようと映画館のHPにアクセスしたら、クリックしてもいないのにこの作品の情宣動画が流れ始めた。
間違ってクリックしたかな。
おかげでその時まで作られているとさえ知らなかった存在を知ることができた。



原作者の森見登美彦は個人的に気になる小説家。
ちょっと変わった作風で、人により好き嫌いが分かれそう。
私も作品により好き嫌いが分かれる。
この作者の小説で初めて読んだのが「夜は短し歩けよ乙女」だったと思う。
ずいぶん昔なので例のごとく内容はほぼほぼ忘れていて、なんか面白かった事だけ覚えている。
それだけだったら多分観に行かなかったろうが、昔TVでアニメ化された彼の別作品「四畳半神話大系」をDVDで持っていて、今回の映画の制作者が同じであると知った事が大きい。



この「四畳半神話大系」、だいぶ変わった作りで私はコロリとやられてしまった。
ちょっと特異なアニメなのである。
今回声優も同じ人が重なってて、二番煎じ的なものかもでもそれでもいいかと観にいくことにした。
しかし上映が始まり早々に、私の予想は大いに裏切られたことを知る。



作風は変わらぬものの、新たな要素を取り入れ、さらにパワーアップし、なんとも楽しい出来上がりになっていた。
小説と同じくやはり好き嫌いが分かれると思うけど。
原作のストーリーは忘れたのでどれだけ違うかは不明。
あー、そういえばこんなだった、というエピソードをいくつか思い出した。
彼の京都を舞台にした作品には重複して同じような組織、建物、人物、小物が出てきてニヤリとさせられる。



観に来てた観客の年齢層は高め。
まあ大人向けの作品と言える。
内容をうまく表現できる語彙を残念ながらもう持っていないが、頑張って書くと…
絵は細かなものでなくおおまか。
でも動きや構図が面白い。
自由闊達、ハチャメチャ、真摯、ストレート、早口、なんてのがキーワードだろうか。
予告編などの動画をチェックすれば、その雰囲気はいやでも伝わるはず。
興味が湧いたら観に行ってくだされ。





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