落差

2017-08-17 00:22:27 |  常念山脈縦走
山行き六日目の続き、最終話。
上高地バスターミナルで新島々行きのバスを待つ間、リンゴのソフトクリームを食べた。
なんかこぼれ落ちそうなくらい大盛りにしてくれた。
こんなもんなのかな。
サッパリしたお味で美味しかった。
お昼を食べるタイミングが松本駅以降にしかなく、正午をずいぶん過ぎた中途半端な時間になるのだが、これで少しはお腹も持つだろう。



新島々までの道は乗鞍に遊びに来たその昔良く走ったもので、その景色が久しぶりに見られると喜んだが、出発してしばらくするとそれが難しい事が分かった。
バスの不規則な揺れがゆるやかに眠気を呼び寄せ、これは眠ってしまうなと思ったら、その通り国道に出る前にはもうグッスリ眠ってしまっていた。
時々目を開きはするものの心地良い眠気は、目覚めて景色を眺めたい欲求より魅力的で、またすぐ夢の中へ。
あっという間に新島々バスターミナルに着いてしまった。



行きがけは電車の接続がよろしすぎて撮影する機会が得られなかったが、帰りは時間がある。
新島々から松本までは松本電鉄上高地線だ。
ホームに止まってたアルピコカラーの電車と、やってきたオレンジ色の電車を撮影。
オレンジ色の車両はどうも昔走っていた車両の塗装を復活させたもののようだ。
うまいこと行き合わせたな。
折り返し運転するみたいなので乗り込んだ。



上高地からバスに乗ってきた乗客はたぶん全員が乗り込んだはず。
2両連結してるため座席は空き空き。
松本に近づくに連れ乗客は増え、松本に着く頃には座席は埋まり、座れない人も。
それくらいの乗車率だった。
バスで眠ったからか電車内で眠気はやってこず、ローカルな乗り心地と車窓の景色を味わう事ができた。



松本駅でホームに出ると気温が上がってるのを感じた。
街に降りて来たんだなあ。
それでもまだ涼しい方だ。
帰りも特急しなの号で名古屋まで。
電車がやってくるまでだいぶ時間があるが、重い荷物を持ってウロウロする気にならず、駅弁を買いホームでぼーっと待つ。
一つ向こうの線にあずさ号が止まっていた。
こちらは新宿行き。
乗ったことはない。
ようやくしなの号が入線してきた。



車窓を後ろに飛んでいく景色もおかずにしてお弁当を食べた。
もうすぐ旅は終わり。
名古屋、大阪と梅雨時の蒸し暑い空気が迎えてくれた。
新幹線の改札内は大きな荷物を持つ人が多く旅気分が残るが、在来線に乗り換えると周りは日々通常の生活をしている人ばかりである。
でかい荷物を持ってる私がとっても目立つ。
また忙しい毎日に戻らねばならないのね…。
夕方の通勤ラッシュが始まる前に電車を降りれてよかった。



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