高速道路は空いていた

2015-07-14 23:42:35 |  東北 花の山旅+α
涼しい東北地方から帰ってきたらこの暑さ。
東北を去る日は向こうも真夏日だったようだが、も少し爽やかだった。
汗をかきながら眠る真夏がやって来た。
モワッとした部屋の空気が、休み明けの身体にこたえるでないか。
では、夏休みの記録開始。

7月4日(土) 天気:曇り

梅雨が明け夏休みに入ると、金曜日の深夜の名神高速は自家用車で溢れる。
土日にかけて、あるいは月曜火曜と夏休みを効率良く遊ぶため、車中泊して早出する人達だ。
私もその一員。
しかし7月前半の金曜日であればまだそんな事態は発生しないようだ。
長距離トラックが行き来する普通の平日の深夜の高速だった。
トラックに混じり東へと向かう。

<名神高速 伊吹PAにて>


深夜発の旅の始まりの日の晩飯は、いつも車中で食べる。
決まってロー○ンの助六である。
酢飯の締まり具合がお好みである。
甘酸っぱいガリもジューシー。
こんな深夜に売ってるだろうかと毎回心配するが、品薄の陳列棚にいつも一つ必ず残っている。
不思議だ。
助六を選ぶようになってから助六以外のモノを選択した覚えがない。
助六は運転しながら食べるのに便利である。
包装は先に解き、助手席に開けた器と手を拭くティッシュペーパーを置き準備完了。
高速に乗ってからやおら手を伸ばす。
巻寿司においなりさんは手づかみで手元を見なくても食べられ、時間が無い時の車中食として便利だ。

<中央道 阿智PAにて>


今回も出発前日まで東北地方の遠さを思う度、行く気が萎えていた。
初めての行き先ならどんな道のりなのだろうと期待感もあるのだが、福島辺りから帰ってくるのを何度か経験しているので、その道程の長さと疲れようを思い浮かべて二の足を踏むのだ。
しかし行かねば絶対後悔することになる。
頑張って準備し出発した。
出発してしまえばもう大丈夫。
今回は出発が深夜の2時前になったので最初の道程は短距離でギブアップ、伊吹PAで車中泊した。


<長野道 梓川SAにて>


翌朝、天気は曇り。
雨がぱらつきはするがワイパーを動かすほどではない。
名神から中央道に入って街を抜けるまでが一番交通量が多かった。
が渋滞はなし。
北へ向かうに連れ交通量は減っていく。
過去の経験から土曜日にたどり着けるのは北陸道なら新潟の北端あるいは山形の南端、東北道なら白河辺り。
その時はまだどちらから東北入りするか決めれていなかった。
一つ目に登る山をどれにするか。
北から攻めるなら東北道、南から攻めるなら日曜日早朝に登山口には辿り着けないから、一日観光できるところがないといけない。
10年前に買った山形県と岩手県のガイドブックを部屋の雑誌の山から引っ張り出してきていたので、SAで昼食を摂りながら面白そうなところを探した。
帰りの走行距離が長くなるが、南から辿っていくこととした。
一日観光は山形県で。
上信越道に入り北へ走る。

<北陸道 米山SAにて>


その後もどんどん交通量は減り快適にドライブ。
長時間走る事になるから家から昔聞いたCDを大量に持ってきた。
久しぶりに聞く耳に馴染んだ歌とメロディー。
当初の心配とは裏腹に、高速道路を含め下道走行時も思っていた以上にドライブを楽しめた。
最近旅する時は鉄道利用が多かったからなあ。
なだらかにうねる道路に沿って左右に流れる開けた景色。
エンジンの震度とタイヤとサスペンションが伝える路面の情報。
思うままに加速し曲がり惰性で下る。
足と手が指示するままに反応してくれる我が愛車。
コントローラブルな感覚が気持ちいい。
一体になって走る。

<北陸道 米山SAにて>


北陸道に入り新潟市を越える。
暗くなってきた。
昔来た時は中条ICが北陸道の終点だった気がする。
延伸していて朝日まほろばというインターチェンジが終点だった。
とっぷりと日の暮れた国道を北に走ると進行方向左手の眺めから明かりが無くなった。
川でも流れてるのかと思ったが、日本海だった。
帰省帰りに夜走る国道163号の木津川沿いの道を思い出しつつ山形県は鶴岡市に向かう。
その日は温泉施設が隣にある道の駅庄内みかわで車中泊とした。




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