遊園地の部分

2013-09-08 00:33:47 | Weblog
暑かった夏。
何度も涼を求めていろんな 山上に退避した。
その日はいつもと趣きを変えて、生駒山上遊園地まで遠征。
山の上とは言え、日差しの下では暑かった。
日陰を求めて園内を徘徊し、巨大テントの下でようやく涼を得た。
並ぶテーブルとイスのひとつにつっぷして、昼寝した。

この遊園地は子供連れの家族向け。
遊具は小さな子供が楽しめるものがほとんど。
私が子供の頃連れて行ってもらった遊園地は、小さな子供は遊べない遊具もあって、乗りたくて乗れなくてとても残念だった記憶がある。
ここではそんな経験をすることはなさそう。
造りがとても小さく、その徹底ぶりに驚く。
いやあ子供たち、実に楽しそう。
彼ら彼女らの、いい夏の思い出になった事でしょう。

その日、私の写真撮影の興味は遊具の「部分」へ。









なすび

2013-09-05 01:55:18 | Weblog
帰宅時、ビルを出ると雨を感じた。
折り畳み傘を差して駅へ向かう。
皮膚は雨の降っていることを教えてくれたが、耳は雨音を感知できない霧雨。
ここのところ雨ばかり。
ずいぶんと涼しくなった。
うんざりする暑さだったが、ふと寒さを感じるほどの涼しさに包まれると、過ぎ去った夏が懐かしい。
夏も冬も過ごしにくい季節だが、冬は過ぎ去っても寂しさは感じない。
夏はやはり特別な季節だ。

お盆に帰省したら、家庭菜園を作っていた。
昔嫌いだったが、今は好きな夏の野菜。


下界はお天気良かった

2013-09-03 06:39:37 |  初・縦走
まだお昼ごはんを食べていなかったので富山駅で駅弁を買った。
「富山湾」という海の幸たっぷりのお弁当。
帰りもサンダーバード号である。
乗車し、発車と同時に食べ始める。
白海老とホタルイカとブリ大根。
なかなか凝った作りでうまかった。

<富山湾>


ビールを飲みたいところだったが、飲み終わったら電車に乗ってる間中眠ってしまいそうなので我慢。
いや実はやせ我慢で、実際は冷たいビールを乗車直前に買って、キュキュッとやるつもりだった。
が、私が跨線橋から降りた側のホームに売店が無く、電車を撮影してたら売店を探しに行くのを忘れてしまっただけ。
代わりに車内販売のコーヒーを飲んでやろうと、販売の始まる金沢駅を待った。
が、金沢駅を過ぎてもやってこず、そのうち眠りこんでしまった。
福井駅でお客さんが沢山乗り込んできて目を覚ます。
帰りはなかなかの乗車率。
これくらい乗ってもらわないとJRも採算取れないよな。

<富山駅にて>


ようやく来ました来ましたワゴンを押した売り子さん。
すみません、ホットコーヒーください。
300円です。
へー、意外と香るじゃない。
紙コップでだけど6日振りに飲むコーヒーはとても美味しかった。
なんて気分が落ち着くんだろう。

長いトンネルをいくつかくぐり、近江塩津という駅を過ぎるとそこから湖西線。
快速に走る電車の左前方の山の間に琵琶湖が覗いた。
手前は水田が広がり上空からは雲が消え、遠く碧い琵琶湖の上にだけ白い雲が浮かんでいた。
絵になる景色だった。
電車内は涼しく、山の上にいるのと変わらない。
窓の外に近づいてきた碧い夏の水辺が寄越す熱気とマッチせず、映画を観ているような気分で後方に流れる景色をぼんやり眺め過ごした。
山の上では秋の空だったのに、下界の上空は夏の空だった。

あ、琵琶湖大橋だ。
とうとう帰って来ちゃった。

以上で初・縦走のお話はおしまい。