くじらの滝

2013-09-25 01:13:27 | 山行
大和葛城山登山。
山頂からの下りがしんどかった。
下山は櫛羅の滝ルートを使用。
こちらはずっと植林された檜だか杉だかの林を歩く。
キノコも見つけられず気を引く撮影対象もなく、ただただ下った。
登山道はよく整備され、急な坂道は丸太や木の板で階段が設置してあって、こちらも危険な箇所はなし。

がしかし、誰でも同じく感じるようだがこの階段がよろしくない。
こういった所の階段は歩幅が合わない上に段差が大きい。
一歩一歩歩みを進める度、足を下ろす時のショックがいちいち膝に響く。
2時間弱下っただけなのに、油断すると関節を思い切り痛めそうな疲労がジワジワと蓄積された。

今夏の薬師岳縦走で元気に歩き通せたのは、下りが少なかったという理由もあるのだろう。
出発地の折立より到着地の室堂の方が標高高かったからな。
疲れ方が優しかったに違いない。
やはり私は下りに弱いんだなあと認識を新たにする。

そろそろロープウェイの山麓駅に到着かという所に「櫛羅の滝」があった。
まずまずの高さから水がダイブしていた。
水辺はひんやりとしており、マイナスイオンが充満していそう。
んー、涼しい。
再びかいた汗を引かせるのにうってつけだった。

<櫛羅の滝・下部>


<滝からの流れ>


流れる水は透明で、手を洗ってみるととても冷たく気持ち良かった。
暑い夏の日でも、山の上まで行かずともここで涼をとれるのでは。
いいなあ。
家の近くにこんなところがあったらいいのに。
日がな一日、本を読んだり昼寝したりして過ごしてしまいそう。
夕刻だったからか他に人はおらず、滝音とヒグラシの声しか聞こえない。
疲れた足を休めた後、なだらかになった道を駐車場まで歩いた。