世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

馬鹿貝(バカガイ)・青柳(アオヤギ)

2021年04月18日 23時47分33秒 | Weblog


馬鹿貝(バカガイ)・青柳(アオヤギ)

【語源】
バカみたいにたくさん獲れるから・・・・と言う説と、
殻を少し開けて赤い足を出している様が、だらりと舌を出した
ばか者の様だから~言う説もあります。
いずれにしても、不名誉な名付けられ方ですね~

青柳(アオヤギ)とも、呼ばれますが、これは地名からきています。
昔からの産地名。現千葉県市原市の事ですよ~

      バカ貝のむき身
【旬】
旬は初春です。


    青柳のぬた




     小柱と舌切
【うんちく】
マルスダレガイ目バカガイ科。

殻はハマグリに似ており、薄くて割れやすいです。
内湾の水深3~4㍍の砂底に生息しています。
潮干狩り中などでも獲れ、バカみたいに獲れた事が語源とも言われ
ています。

バカガイ、アオヤギ、ミナトガイなどと呼ばれますが、一般的に、
殻のままの状態のものは「バカガイ」と呼び、殻をはずした剥き身の
ものを「アオヤギ」という事が多いようです。



更に、むき身は、身の部分と柱の部分に分けられ流通する事が多く、
殻からだらりと出すオレンジ色の足(身)は「舌切(シタキリ)」。
貝柱の部分は「小柱(コバシラ)」、「アラレ」などと呼びわけら
れています。
ややこしいですね~

       舌切
【ブランド・産地】
ブランド化はされていないようです。
主な産地は千葉県です。

      小柱





      なめさんが
  
【産地ならではの漁師料理】
バカガイ料理の代表は、その部位によって違います。
足(身)の部分の「舌切」は、刺身、寿司、酢の物、ヌタなどの
生食中心です。

一方、貝柱の部分である「小柱」の代表料理は、天ぷら、かき揚げ
です。
もちろん、寿司や酢の物に使われる頻度も高いですが、天ぷらネタに
この「小柱」は欠かせません。

漁師料理として上げられるのは、足の部分を使って、味噌と一緒に
細かくたたいた「なめさんが」と言う料理。
鯵(アジ)の「なめろう」に近い漁師料理です。


    青柳のにぎり寿司




【栄養と効果・健康】
約8割が水分です。
この為、たんぱく質、脂肪分は少ないです。
ミネラル、ビタミン類も特に多く含むと言えるものはありません。
強いて言えば、骨を形成する手助けをするリンが多目。

低エネルギーでもあるのでダイエット食と言えるかもしれません。

ただ、コレステロールも多目なので注意が必要です。

一般的に、内臓は食さないので、それ以外の部分の栄養素を記し
ました。




        小柱のにぎり寿司








       小柱の和え物



        青柳のタタキ













にほんブログ村 グルメブログ いろいろなグルメへ
にほんブログ村


東京ランキング




ブログ王ランキングに参加中!

 

 






      







     



プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】



本日は~「モズクの日」

2021年04月18日 06時39分33秒 | 今日は何の日?お魚編

 

平成15年の4月20日(第3日曜日)に沖縄で生産量が一番多い勝連町でモズクの日を宣言。

オキナワモズクは収穫時期が3月後半から7月前半です。

最盛期である4月の第3日曜日をモズクの日と制定しました。

今年は4月18 日です!


今日はモズクを食べて~~~健康~~

応援ありがとうござま~す!

 

にほんブログ村 グルメブログ いろいろなグルメへ
にほんブログ村


東京ランキング






モズク

【語源】
モズクは、高さ15~20�になり、枝の直径はわずか0.5~1� と極細
です。
この枝は不規則に分かれ、互いに絡み合って、ホンダワラ類の体に
付着して生息しています。
このように藻に付くことから「モズク」と名付けられたと言われます。

       ウニモズク

食用とされているものは大きく分けて3種類、
「もずく」、「おきなわもずく」、「いしもずく」です。
見分け方は簡単。正真正銘の「もずく」は非常に細く細かい!
オキナワモズクはかなり太めで目です。イシモズクは、その
中間ぐらいのです。



      もずく

【旬】
旬は冬です。
現在「モズク」として、大量に生産・流通しているのはオキナワ
モズクです。
これに対して、本種のモズクは、「細モズク」、「絹モズク」と
称されています。
食感は本種の方が上。流通量も少ない為、オキナワモズクより、
高値で流通しているようです。


     いしもずく

【うんちく】
海藻類を色で分けると、褐藻・緑藻・紅藻類の三つに大別されます。
モズクはワカメ、コンブ、ヒジキ、ハバノリなどと同じ褐藻類の
仲間です。

食卓に上がった時の色を思うとワカメなどは特に緑藻ではと思いがち
ですが、細胞に黄褐色の色素体を持つため、体色は褐色です。
それが湯を通すと退色して、その下地の葉緑素の緑色が見えてくると
いうわけです。

モズクは褐藻綱ナガマツモ目モズク科モズク属に分類されます。
関東・北陸以南の各地の沿岸に分布していますが、特に多いのは日本
海沿岸です。



      おきなわもずく

【ブランド・産地】
ブランド化は特にされていません。
主な産地は沖縄です。流通量の90%を誇っています。
モズクの養殖の歴史はわずか30年ほど。
それぞれのモズク類の養殖技術が各産地で研究されましたが、
その中で先んじて大量生産に成功したのがオキナワモズクです。

今、やモズクと言えば「オキナワモズク」と言う位の地位を築いて
います。


      もずくのかき揚げ

【産地ならではの漁師料理】
モズクと言えば酢の物・・・・ですが、色々な美味しい食べ方が
あるようです。

玉葱や人参と一緒に揚げたかき揚げ、モズクのみの天ぷらも美味
です。
また、すまし汁もいけますよ~


もずく酢

【栄養と効果・健康】
もずくで注目されている栄養分は、食物繊維の一種である「アルギン
酸」と「フコイダン」。
アルギン酸には、血液中のコレステロール・血圧を下げる働きが
あります。
フコイダンには、強い殺菌作用があり、胃潰瘍や胃癌の原因となる
ピロリ菌を退治する働きが期待できます。

近年では、このフコイダンは、癌細胞自体を退治したり、
O-157をも殺傷する力がある・・・とまでも言われています。

応援ありがとうござま~す!

にほんブログ村 グルメブログ いろいろなグルメへ
にほんブログ村


東京ランキング




ブログ王ランキングに参加中!

 

 






      







     



プロが選んだ・・・・魚の【のれん街】