世の中のうまい話

魚のウンチク、旬、漁師だけが食べている浜料理の紹介などなど・・・食べ歩きは八王子中心!都心も地方もたま~に

海胆・海栗・雲丹(ウニ)

2021年08月03日 23時29分46秒 | Weblog



  海胆(うに)



【語源】
「うに」は海胆とかきます。胆(きも)の字は人間の肝臓に外形が似ているからと考えられます。
また、海栗(うに)とも書きます。栗のイガに似ているからです。
塩漬けしたものは雲丹(うに)と書き、生のものと区別して使います。ややこしいですね。

 

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【旬】
旬は種類によって異なります。。食する部分は生殖巣である為、最も生殖巣が発達する産卵期が最高です。「ムラサキウニ」の産卵期は6~8月、「キタムラサキウニ」は9~11月、「バフンウニ」は3~4月、「エゾバフンウニ」は7~10月です。


       平目の昆布〆ウニ和え



【うんちく】
ウニは世界に800種以上、日本近海だけでも100種を越えると言われていますが、一般的に流通しているのは、上記の4種類です。ムラサキウニ系を「白うに」、バフンウニ系を「赤うに」と呼んでいます。赤の方が甘みが強く、身のしまりも良いで美味しいとされています。価格も一般的に赤の方が高めですが、白の少ない冬場には逆転する事もめずらしくないとか。



江戸時代には三河の「海鼠腸(このわた)」、肥前の「カラスミ」と並び、越前の「塩雲丹(しおうに)」は日本三代珍味とされていました。

ウニの殻の中はほとんどが消化管と生殖巣で占められ、食い気と色気であふれている生き物です。
旺盛な食い気は強力な5枚歯でちょうちん型の咀嚼器(そしゃくき)に支えられていますが、この名称を日本語では「アリストテレスのちょうちん」と言います。動物学の祖と言われるギリシャの哲学者、アリストテレスが地中海のレスボス島で海産動物の研究中にこれを発見し、命名したそうです。





        ウニの天ぷら




【ブランド・産地】
ブランド化とまではいきませんが、「利尻・礼文のエゾバフンウニが最高」と言う人が多いです。
あの高価な利尻昆布をふんだんに食べて育つわけですから納得。


美味しいウニはここ







【産地ならではの漁師料理】
何がともあれ、獲れたてをかちわり、指ですくって食うのが一番。
また、殻のまま火にかけるのも最高。磯の香りが身に移りなんともいえず美味い。

 

 






【栄養・効果】
ビタミンB1・B2、グルタミン酸、血液をサラサラにするEPAを多く含んでいます。身も柔らかく、消化吸収も良いので、病人や老人の栄養補給に優れている食材です。


      バフンウニ




左から淡路洲本のムラサキウニ、中央 唐津の赤ウニ、右 北海道利尻のバフンウニ





ウニの情報ドンドンお待ちいたします。


    生うにのパスタ




         ウニのしゃぶしゃぶ






            うにラーメン




        ウニのコロッケ






         ウニのにぎり鮨














         ウニとイカの巻物


      ウニとイクラの巻物







        焼きウニ






           利尻のバフンウニ















 

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8月3日は~「はもの日」

2021年08月03日 05時42分38秒 | 今日は何の日?お魚編

 

今日は「ハモの日」です!







梅雨の水を飲んで美味しくなる”といわれる「ハモ」

7月~8月はとても美味しい時季です。

京都の祇園祭は「はも祭り」と言われるくらい、京都の夏には欠かせない食材でもあります。



まずは~押しとく~?

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性格は荒く、魚類はもとより、イカやタコ、エビなどの甲殻類を貪欲に食べる「ハモ」。

そのような性質から、ハモという名前は古語の「食(は)む」「食(は)み」からつけられたと

言われています。




         湯引き鱧のヌタ和え




8月3日は「ハモの日」なんですよ~~~


昔、ハモは「ハミ」と呼ばれていたことから、ハミ(8・3)の語呂合わせで2000年よりこの記念日を制定。

 「ハミ」とは本来、マムシ・ヘビを表す言葉でしたが、ハモの形がそれに似ていることや、

ハモの口が目の後ろの方まで大きく裂けていることから「食み(はみ)」=ハミと

呼ばれるようになったのではないか?とも考えられています~~


今日はハモ・・・食べましょう~~




鱧(はも)

【語源】
ハモの語源はハム(食む)だという説。中国語の海鰻(ハイマン)
からだと言う説。「歯持ち」が転じたものという説などがある。



         鱧のしゃぶしゃぶ


【旬】
京都の夏を彩る祇園祭の別名は「鱧祭り」であるように、ハモの
旬は文句なく夏である。
関西の夏の魚の代表選手。「鱧(はも)は梅雨の水を飲んで美味
しくなる。」と昔から言われ、梅雨入りから7月頃が最も美味しい
とされている。




    ハモ寿司

【うんちく】
関西地方で大人気のハモ。しかし、海の中では厄介者だ。
気が荒く、特に産卵期には近づく魚にすぐ噛み付く。鋭い歯で海老
や蟹、イカ、タコまで食す。また、少しでも水があると生き延び、
切り落とされた頭部だけでも噛み付く。魚類の中でもトップクラス
に鮮度が落ちにくく、冷却技術がない頃、山に囲まれた京都でハモ
料理が栄えたのもこの為。

ハモは無数の小骨が皮まで達しており、皮一枚を残して、1�間隔
で包丁をいれる「骨切り」の高技術を必要とする。


      鱧の湯引き梅肉和え


鱧祭り(祇園祭)は有名だが、丹波篠山(たんばささやま)でも
ハモを大蛇に見立てた「はも切り祭り」が10月に行われている。

関西地方では非常に文化に根付いた魚と言えよう。




     骨切りしたもの

【ブランド・産地】
兵庫県淡路島南端沖の沼島が有名。京都では「鱧は沼島」と言われ
るほどのブランド品。6~7月、大鳴門橋近くの福良港で漁の最盛
期を迎え、高値で取引される。しかし、8月に入ると卸値は一気に
半額位まで落ち込む。これは、祇園祭(7月)の影響。

お祭によって相場が変動する珍しい魚。


       鱧の卵の煮付け




      鱧の刺身

【産地ならではの漁師料理】
ハモを湯引きした「ぼたんはも」、きゅうりと合わせた酢の物「は
もきゅう」、はも鍋、照り焼きなどさまざまな料理方法があるが、
産地の方の一押しは「ハモの刺身」。骨切りし、皮をとり、薄くス
ライスする。わさび醤油につけて食べます。美味しい、食感がたま
らない。鮮度が命の一品です。


     鱧のフライ


      ハモとジュンサイの椀物



【栄養と効果・健康】
骨ごと食べる事もありカルシュームを多く摂取できる。また、リン
も多く含んでおり、骨粗しょう症の方にはありがたい食材。
ビタミンAも豊富。
鱧の皮にはコロイドチンと言う軟骨、じん帯、関節などを丈夫にす
る成分が多く含まれている。若いときは普通の食生活で欠乏する事
はないが、高齢に伴いコロイドチンを合成する能力が衰える。
関節などに痛みを持つ方は、是非摂取したい食材である。

ハモの情報ドシドシお待ちしています。




         ハモの天ぷら


       鱧のお吸い物





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