フランスには前から行きたかった。
大学で第二外国語の履修をした時に「ドイツ語」か「フランス語」かで悩んだことがある。
天秤にかけた結果、「フランス語」を履修するのは女子が多いという理由でドイツ語にした。
その先生は、必ず「Guten tag(こんにちは)」と言ってニコニコしながら現れる。
そしてついたあだ名が「グーテン・タッグ」である。
そのグーテン・タツグの授業は面白くなかったので、ドイツ語にのめりこむことはなかった。
次男が家で時々、ドイツ語を操っているのを聞くと「ちゃんとやっておけば良かった」と思うゆきたんくである。
そういえば、次男はドイツの短期留学をしていたのだった。
さて、フランスに行きたいという話をしているのに絵が「オランダ、ベルギー、ルクセンブルク」なのはなぜかと思う方がいらっしゃるだろう。
ドイツ(ケルン)からフランス(パリ)に行く途中にベルギーがあるのだ。
残念ながらオランダは経路から9㎞離れ、ルクセンブルクは遠くかすりもしない。
この本は、ベルギーのブリュッセル観光のために購入したのである。
ケルンから高速鉄道タリスで1時間50分でブリュッセルに着く。
そして5時間弱の滞在なので目玉を絞らなくてはいけない。
到着駅はブリュッセル北駅。
ここから騎士紋章の形である、五角形の環状道路の中に入る。
いわゆるインナーリングの内側に見どころがあるという。
そう、「小便小僧」に会いたい。
世界三大がっかりと聞いたことのあるやつだ。
これはエリア1と呼ばれている地域にある。
このようなエリアが5つあるから、1つ1時間弱として5時間以内に回れるといいなぁと思う。
ただし、石畳の上を旅行カバンを転がして歩いたら、キャスターがいかれてしまう。
同行のS氏のアイディアで、コインロッカーに預けることにした。
空いていたらの話である。
電車の時刻が決まっているので、その間に楽しもうと思う。