伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

7 白池地獄

2017-01-13 23:04:40 | 

さて、温泉の温熱で・・・

カバ、鰐と話してきた。

今度は白池地獄。

入り口をくぐって、歩を進める。

その地獄に着く前に、水槽が現れた。

中にいらっしゃったのは、なんとピラルク様であった。

他にも熱帯魚がいたのだが、このインパクトときたらなかった。


 
水槽内を堂々と泳ぐピラルク様。


南米のアマゾン川流域が原産の淡水魚である。

年間平均気温が26℃という温かい地域の生き物が、この地獄の温泉熱によって生き生きと泳いであるのである。

肝心の地獄は、地獄という雰囲気ではなかった。



上品な乳白色の地獄である。


一部激しく蒸気が噴き出しているが、後は穏やかなもの。


それでも噴出口は95℃の高温だそうだ。

 ここ白池地獄には、鉄輪(かんなわ)の荒地獄に苦しめられている人たちを「大蔵経を一字一石に書写して地獄に埋め」ることで鎮め、一大温泉郷開発の礎を築いたという一遍上人の像がある。

 入り口からピラルク館までの間にあったのだが、なぜここに一遍上人がと思って通り過ぎたのである。



別府が温泉郷になったのも一遍上人様のおかげである。


 

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