休日出勤の職場は寂しい。
もっとも、それだからこそ仕事も進む。
普段、キャリーオーバーになった分を黙々と終わらせていく。
職場にはゆきたんくのキーボードを打つ音だけが響いていく。
先日当たった水筒君で音楽を聴くことにした。
新しいお友達である。
好きな曲を大きめの音で流しながら仕事を進めるゆきたんく。
ある意味素敵な時間を過ごしている。
それでいて誰にも迷惑をかけている訳でもない。
段取りが付き、仕事を終える。
ノートのPCを落とし、蓋(液晶)を閉じる。
その時にもう一人のお友達がいたことに気づいた。
いつでもゆきたんくのそばにいてくれる奴を忘れていた。
「ごめんな。」
長居付き合いのお友達。