私達夫婦は神社仏閣には宗教心が薄いので、手をあわせる程度である。
私がひとりで散策した折は、
財布から百円玉プラス持ち合わせの五円玉、一円玉を加えて、お賽銭としている。
今まで、例外として、会社に入社出来た時と定年退職をした時は、
500円玉をそっと入れた。
家内と参拝していると、家内は私に十円玉をひとつ手渡す。
『十円だけ・・』
と私は家内に口をとがらす。
『お願いごとは・・お金の大小じゃないわよ・・
手を合わせて・・神妙にお願いすれば・・平等よ・・』
と家内は平然と云い、私に微笑む。
『いいのかなぁ・・』
と私はためらいながら、十円玉を投げ入れて、手を合わせる。
このようなことを不謹慎ながら、この30年近く私達はしている。
今日の午前中、家内は洗濯の合間、
テレビの旅番組を観ていた。
私は近くでパソコンに触れていた。
何かしら山陰地方の出雲大社が映し出されていた・・。
『お賽銭は・・一番願い事の叶(かな)うのは・・
ご存じですか・・』
と神主さんらしい方がゲストと方に言っていた。
『さぁ・・検討つきません・・』
とゲストの方は言っていた。
『45円です。十円玉を四つ、そして五円玉ひとつ・・
解かりますか・・』
と神主さんらしい人は明言した。
『どうして、45円なのですか・・』
とゲストの方は言っていた。
『・・始終(しじゅう)・・ご縁(えん)があります・・』
と神主さんらしい人は、神妙に言った。
私は少し気になっていたので、観ていて驚いた。
『xxちゃん・・今の観た・・
うちも・・これから45円にしょうよ・・』
と私は家内に明るく言った。
家内は笑って、無言である。
余談であるが、私の住む街でも、自治会があり、
赤い羽根、年末助け合い等の寄付の回覧が廻ってきたりしている。
多くの家では、100円が圧倒的に多いが、我家では300円にしている。
家内と話し合い、この額にしたのは、私の長兄宅は500円なので、
私達の家は付近より少し広めであり、この額にしている。
私は寄付袋に名前が出るので、この額が我家としては最適と思っている。
それにしたら、名前の付かない、お賽銭箱は十円かょ、と私は首をかしげ、
家内を見つめたことがあった。
私がひとりで散策した折は、
財布から百円玉プラス持ち合わせの五円玉、一円玉を加えて、お賽銭としている。
今まで、例外として、会社に入社出来た時と定年退職をした時は、
500円玉をそっと入れた。
家内と参拝していると、家内は私に十円玉をひとつ手渡す。
『十円だけ・・』
と私は家内に口をとがらす。
『お願いごとは・・お金の大小じゃないわよ・・
手を合わせて・・神妙にお願いすれば・・平等よ・・』
と家内は平然と云い、私に微笑む。
『いいのかなぁ・・』
と私はためらいながら、十円玉を投げ入れて、手を合わせる。
このようなことを不謹慎ながら、この30年近く私達はしている。
今日の午前中、家内は洗濯の合間、
テレビの旅番組を観ていた。
私は近くでパソコンに触れていた。
何かしら山陰地方の出雲大社が映し出されていた・・。
『お賽銭は・・一番願い事の叶(かな)うのは・・
ご存じですか・・』
と神主さんらしい方がゲストと方に言っていた。
『さぁ・・検討つきません・・』
とゲストの方は言っていた。
『45円です。十円玉を四つ、そして五円玉ひとつ・・
解かりますか・・』
と神主さんらしい人は明言した。
『どうして、45円なのですか・・』
とゲストの方は言っていた。
『・・始終(しじゅう)・・ご縁(えん)があります・・』
と神主さんらしい人は、神妙に言った。
私は少し気になっていたので、観ていて驚いた。
『xxちゃん・・今の観た・・
うちも・・これから45円にしょうよ・・』
と私は家内に明るく言った。
家内は笑って、無言である。
余談であるが、私の住む街でも、自治会があり、
赤い羽根、年末助け合い等の寄付の回覧が廻ってきたりしている。
多くの家では、100円が圧倒的に多いが、我家では300円にしている。
家内と話し合い、この額にしたのは、私の長兄宅は500円なので、
私達の家は付近より少し広めであり、この額にしている。
私は寄付袋に名前が出るので、この額が我家としては最適と思っている。
それにしたら、名前の付かない、お賽銭箱は十円かょ、と私は首をかしげ、
家内を見つめたことがあった。