夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

我家のクリスマス・イブ・・♪

2006-12-24 20:06:00 | 定年後の思い
我家は退職後の三年生の私と家内の二人住まいであるので、
ここ数年はクリスマスと云っても左程日常と変らない。

そうかといっても、家内は女の身であるので、居間に少し飾り付けをして、
私はドナー・サマーの『神の御子はむ今宵しも』、『もろびとこぞりて』等の曲を流して、
にわかクリスチャンになっている。

日中、炭火焼のローストチキンと家内用にクリスマスらしいショート・ケーキを買ってきた程度である。

良質の辛口ワインのボトルを呑んだ後、
口直しに辛口の純米酒を呑むほかにはない。

いずれにしても仏教徒の曹洞宗の身でありながらも、宗教は違うが、
多くの人々に幸多かれと祈願するのは変わらない。


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ワインより濃醇な日本酒の原酒・・♪

2006-12-24 16:00:00 | 定年後の思い
過日、長野県の白馬村に滞在した時、大町市にある北安醸造の『大国』の濃醇原酒を呑んだが、
口当たり、そして上質な香りがあり、余情ある日本酒のひとつ思った。

これだったら5000円程度のワインに恥じない余韻がある。
原酒特有の甘さがあるので、ご婦人の方達で日本酒嫌いでも、
或いは海外の日本酒の初めてのお方達には、
呑みやすく風味のあるお酒と思っている。
四合瓶で1200円前後であったと記憶しているので、
ワインよりお手軽ではるかに上等な味に接することができる。

尚、私は辛口の純米酒を何よりも愛飲しているので、
残念ながら二本目は購入しなかった。


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私の『今年の3冊』・・♪

2006-12-24 15:11:00 | 定年後の思い
読売新聞に於いて、毎週特集【本のよりうり堂】があるが、
今週は年末恒例として、読書委員23人による注目した本、お薦めの本を選定していた。

そこで私なりに拙(つたな)い読書歴であるが、今年に発刊された本を色々と思考した。

①勝呂 梓『小説家』(講談社、1700円)

②梅田望夫『ウェブ進化論』(ちくま新書、740円)

③ジャック・ウィザーフォード『パックス・モンゴリカ』(NHK出版、2500円=横堀富佐子・訳)

こうした3冊を苦心の上、選定したが、3冊目の『パックス・モンゴリカ』は読書中であるので、
読了後、最大の収穫かも知れない。

一番目の『小説家』は著作者の今まで発表された小説は苦手な分野であるので、
ほんの数冊を30年前頃に読んだだけである。
今回の作品は自伝書であるが、ここまで赤裸々に心情、思いを吐露された私小説は、私の拙い読書歴から見当たらない。

純文学の小説家を目指し、ある二人の出会いに娯楽小説に転換せざるを得ない挫折と屈折感は痛恨の思いである。

後年、成人した娘が就職の面接時、父の小説のジャンルの問答には涙を禁じえなかった。
文学青年の方達に、読んでいただきたい必読書とも思っている。

二番目の『ウェブ進化論』は、ウェブ時代にポジティブ・シンキングいわゆる前向きな思考であり、
確かに楽天主義の面があるが、やはり果敢な行動が私なりに感銘を受けた次第である。

三番目は11日、本日も綴っているので、省略する。

読書委員の23名の『今年の3冊』を見たが、それぞれの分野の著名な方達であり、
私も未読の本も数多くある。

あくまでその人なりの感性と感覚で選択し、読了の末、選定されているので、それぞれで良いと思っている。







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今、読んでいる本・・♪

2006-12-24 08:16:00 | 定年後の思い
過日の11日に於いて、『今、読みたい一冊・・♪』を綴ったが、
ここ数日『パックス・モンゴリカ~チンギス・ハンがつくった新世界』を読んでいる。

アメリカの文化人類学者のジャック・ウェザフォードが長年の調査の上、発表された労作である。
監訳は星川 淳・氏が担当され、横堀富佐子・女史が日本訳されている。

私は11日に購入したが、月刊誌の『文藝春秋』を優先し読んだり、
温泉滞在の3泊4日の旅もしていたので、この数日読み始めた次第である。

私は歴史に足跡を残した人物を読む時は、
少なくともその時代をとりまく諸国の軍事、政治、外交そして戦争を踏まえて思考する。
その上で、その風土、文化、宗教、民族、習慣などをつたない知識を総動員して、
一行、一行進めて読むので、
単なる軽い読み物と違い、布団にもぐり精読する。

昨夜は8時に布団にもぐり、読んでいたが、日中の庭の手入れの疲れのせいか、
数ページ読んでいるうちに寝付いた。

深夜の2時に目覚め、2時間ほど読んだりした。

このとき私は気付いたのであるが、
歴史人物をひとつの山と考えたならば、
著作者は登山のガイトであり、読書の私はこのガイドに導かれて、
そして苦楽を共にしながら一歩、一歩踏みしめて歩く、
と思ったりした。

ガイドが良くても、読書の人が幼稚な理解力では、
単なるうわべ読めたということである。

このようなことを思考していたら、早朝の4時過ぎになったので、
あわてて電気のスタンドを消した。





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