夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

定年退職の前に考えたこと・・♪

2006-12-05 17:46:00 | 定年後の思い
私は一冊のノートを持っている。
定年退職の前の一年半前に購入したノートである。

出向時代であったので、通勤時間の小田急線には45分前後、利用していた。
帰路の時は、出来うる限り、乗車の駅始発の電車に乗っていたので、ほぼ座れた。

この時に電車の中で、このノートに色々とメモったりした。


平成15年1月30日として、『退職後の生活信条』と題されていた。

☆パソコン
Eメールの送受信
  エッセイ(文学的に日常、旅の寸評)
  音楽と映画

インターネットの検索
  ただし、散歩を兼ねて、図書館に行くこと

写真の整理

☆日曜菜園
草むしり、植木の手入れをした上で、1メートル × 2メートルの菜園を作り、
ピーマン、チソ、ダイコン、ニンジン、ショウガ、ネギ等

このような日常生活の目標メモが記載されていた。


こうして退職後の三年生となった今、苦笑している。

Eメールは、ブログに代わり、図書館は殆ど利用していない。

一番この時と変ったのは、菜園の予定であった。
以前、雑誌の『サライ』で野菜の成長、花、色合いが載っていたので、
生育のうつろいを確認しょうと思案していたが、
庭が更に手狭となり、小鳥が定期便のように飛来してくるので、
断念した。

予定した事と定年後の日々を過ごしている現実とは、
差異もあることに苦笑している。
 







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色づく街・・♪

2006-12-05 14:52:00 | 定年後の思い
ここ数日、昼のひとときに買い物、散歩に出かけているが、
私の住む周辺は、朱色、黄色の真っ盛りとなって、色づいた街となっている。

先程も公園に寄って、雑木の葉が大半に落葉していたが、
まだ彩(いろど)りのある朱色、黄色の色合いの葉が枝に残っている。
陽射しは薄日であるので、枝からの淡い木漏れ日が静寂な趣(おもむ)きを増している・・。

地上の片隅には、吹き寄せのように落ち葉が積もり、晩秋から初冬の情景となっている。

公園の出口付近に、公孫樹(イチョウ)が黄色の鮮やかな色合いとなり、
私の心を和(なご)ませてくれる。

私の住む住宅街の家々の庭木も、それぞれの色合いに染められている。

東京の郊外は、このように錦繍の時節を迎えている。



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私がモーツァルトから学んだこと・・♪

2006-12-05 09:55:00 | 定年後の思い
私がモーツァルトを初めて聴いたのは、二十歳頃で交響曲第40番である。

文藝評論家の小林秀雄の随筆を読んでいた時、この曲に関して綴られていたので、
レコードを購入して聴いて、感銘を受けた。

その後、ピアノ協奏曲第20番に魅せられた。

私はクラシック音楽については、素養がなく、音楽の基礎も知らないので、
あくまで感覚として、感性を頼りに聴いているだけである。

その後は交響曲第41番『ジュピーター』、レクイエム等を聴いたりした。

私はモーツァルトからは、人生の機敏を織り成す喜び、悲しみを昇華した美を感じ、
ときおり涙ぐんだりしている。

そして至高の美を感じながらも、うつろう美のはかなさを受けとめて、
心を寄せている・・。

私はたった四曲しか愛聴していないが、
35歳の生涯で、膨大な作品の前に言葉をなくす・・。

世界に熱烈なモーツァルト・ファンが、
この200年前後に於いて数多くいるが、
私のように屈折した感性で聴いている人もいる。



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