私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
過日、最寄の駅前の本屋で偶然に目がとまり、
買い求めた雑誌を読み、微笑んだりして読んでいたのであるが、
あるインタビュー記事の中を読み、少しばかり卒倒するかのように驚き、
この後、深く考えさせられたのである・・。
この雑誌は、河出書房新社の文藝別冊で、『宮脇俊三 時刻表が生んだ鉄道紀行』と題された
『KAWADE 夢ムック』の一冊である。
私は亡き鉄道紀行作家の宮脇俊三氏の作品は、平成元年の頃に心酔し、
殆どの作品を愛読したひとりであるが、
《宮脇俊三 単行本未収録コレクション》の特集を見たら、未読の記事もあり購入したのであった。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309977218
この雑誌を読んで、思わず卒倒になりそうに驚いたのは、
雑誌の『東京人』(1993年11月号、特集・私鉄沿線物語)の中で、
宮脇俊三氏へのインタビュー記事が掲載されて折、
この記事の最後半である。
《・・
聞き手(『東京人』)
東京の通勤地獄の解消は、私鉄の経営努力を待つべきなのか、
それとも国の政策なのか。
宮脇俊三氏
もう手遅れでしよう。
私鉄の運賃を設備投資用に少し値上げしたくらいでは、通勤地獄はなくならないでしょう。
強力な国家権力をもって土地収用法でも強行しないかぎり無理ですね。
でも、そんな国に戻りたくもありませんし。
聞き手(『東京人』)
そういう意味では、遷都問題はどうお考えですか。
宮脇俊三氏
乱暴なんですけれど、仙台、新潟、名古屋までを東京都にしちぇえというのが、
私の案なんです(笑)。
で、そこから先は小林一三(引用者・関西財界の阪急・東宝グループの創設者)なんですけど、
安い土地を全部買っちゃって、宅地にして売り出して、その膨大な差額で新幹線を建設する。
いまの技術なら、時速300キロは平気ですから、
どこからでも一時間以内に通勤できます。
問題は東京のターミナルですけれど、皇居の地下が使えると思うんです。
そこに大地下駅をつくる。10分も歩けばたいていのところには出られますから。
それにはまず、大深度地下の利用の法案を通すことが先決ですけどね。
・・》
注)記事を引用させて頂いたが、あえて原文より改行を多くした。
私は平素から平成天皇陛下、皇后陛下を敬愛しているひとりであるが、
宮脇俊三氏の遺(のこ)された紀行文の作品の数々からは、
教養人であるが、温和で羞恥心を秘められた知識人であり、
特に政治課題、社会問題などは殆ど綴られたことがなかったので、驚いたのである。
今回のインタビューに於いて、東京の通勤地獄はもとより、
首都一極の総合問題の多くを解消すべき、日頃の心の思いを発露された、
と私は受け止めたのである。
しかし、こうした夢のような構想は、
昨今の政治家諸兄姉の方たちにあるか、と問いたい。
かって敗戦後の政治の世界において、元総理大臣の田中角栄氏がいたが、
国民から最も毀誉褒貶(きよほうへん)に包まれた人でもある。
そして、国民の前で彼ほど具体的に光のような賞賛、
そして影のような非難を受けながら、露骨なほど言動した人はいないが、
私は旅行先などで数多くの高速自動車道、そして新幹線を利用したりすると、
ため息をしながらも、確かな利便性を享受しているのである。
このような飛躍した思いとなり、私は考えさせられたのである。
a href="http://www.blogmura.com/">
過日、最寄の駅前の本屋で偶然に目がとまり、
買い求めた雑誌を読み、微笑んだりして読んでいたのであるが、
あるインタビュー記事の中を読み、少しばかり卒倒するかのように驚き、
この後、深く考えさせられたのである・・。
この雑誌は、河出書房新社の文藝別冊で、『宮脇俊三 時刻表が生んだ鉄道紀行』と題された
『KAWADE 夢ムック』の一冊である。
私は亡き鉄道紀行作家の宮脇俊三氏の作品は、平成元年の頃に心酔し、
殆どの作品を愛読したひとりであるが、
《宮脇俊三 単行本未収録コレクション》の特集を見たら、未読の記事もあり購入したのであった。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309977218
この雑誌を読んで、思わず卒倒になりそうに驚いたのは、
雑誌の『東京人』(1993年11月号、特集・私鉄沿線物語)の中で、
宮脇俊三氏へのインタビュー記事が掲載されて折、
この記事の最後半である。
《・・
聞き手(『東京人』)
東京の通勤地獄の解消は、私鉄の経営努力を待つべきなのか、
それとも国の政策なのか。
宮脇俊三氏
もう手遅れでしよう。
私鉄の運賃を設備投資用に少し値上げしたくらいでは、通勤地獄はなくならないでしょう。
強力な国家権力をもって土地収用法でも強行しないかぎり無理ですね。
でも、そんな国に戻りたくもありませんし。
聞き手(『東京人』)
そういう意味では、遷都問題はどうお考えですか。
宮脇俊三氏
乱暴なんですけれど、仙台、新潟、名古屋までを東京都にしちぇえというのが、
私の案なんです(笑)。
で、そこから先は小林一三(引用者・関西財界の阪急・東宝グループの創設者)なんですけど、
安い土地を全部買っちゃって、宅地にして売り出して、その膨大な差額で新幹線を建設する。
いまの技術なら、時速300キロは平気ですから、
どこからでも一時間以内に通勤できます。
問題は東京のターミナルですけれど、皇居の地下が使えると思うんです。
そこに大地下駅をつくる。10分も歩けばたいていのところには出られますから。
それにはまず、大深度地下の利用の法案を通すことが先決ですけどね。
・・》
注)記事を引用させて頂いたが、あえて原文より改行を多くした。
私は平素から平成天皇陛下、皇后陛下を敬愛しているひとりであるが、
宮脇俊三氏の遺(のこ)された紀行文の作品の数々からは、
教養人であるが、温和で羞恥心を秘められた知識人であり、
特に政治課題、社会問題などは殆ど綴られたことがなかったので、驚いたのである。
今回のインタビューに於いて、東京の通勤地獄はもとより、
首都一極の総合問題の多くを解消すべき、日頃の心の思いを発露された、
と私は受け止めたのである。
しかし、こうした夢のような構想は、
昨今の政治家諸兄姉の方たちにあるか、と問いたい。
かって敗戦後の政治の世界において、元総理大臣の田中角栄氏がいたが、
国民から最も毀誉褒貶(きよほうへん)に包まれた人でもある。
そして、国民の前で彼ほど具体的に光のような賞賛、
そして影のような非難を受けながら、露骨なほど言動した人はいないが、
私は旅行先などで数多くの高速自動車道、そして新幹線を利用したりすると、
ため息をしながらも、確かな利便性を享受しているのである。
このような飛躍した思いとなり、私は考えさせられたのである。
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