私は東京郊外の調布市に住む年金生活5年生の64歳の身であり、
子供に恵まれなかったので、ふたりだけの家庭である。
昨日の朝、いつものように読売新聞を読んでいたら、
思わず微笑みながら、深く精読したのである。
『くらし/家庭』面の中で、『お品書き』というコーナーがあり、
今回は女優・長山藍子さんが『手打ちそば』を主題に、
この思いなどを語られ、記者・鳥越恭氏が綴られていた記事である。
この記事は幸いに、【YOMIURI ONLIEN】にも掲載されているので、転載させて頂く。
《・・
夫婦だけの共同作業
12年前に俳優の武正忠明(たけまさただあき)さんと結婚してから、
夫婦で始めたことがある。そば打ちだ。
テラスから富士山が見える別荘で休暇を過ごす時、
「やってみようか」
と武正さんが言いだし、今でも続いている。
そば粉は、信州や北海道産。実際に打つ作業は武正さんが受け持ち、自分はつゆを用意する。
しょうゆ、砂糖、みりんで作った「本返し」を寝かせ、だしで割る本格的なものだ。
最初は、そばが切れ切れになったり、つゆの味加減がうまくいかなかったり。
「とてもデリケートな作業で、何度も試行錯誤をくり返しました」
それが今では、別荘に招いた知人らから
「そばが食べたい」と言われるほどの腕になった。
「夫がゆでたそばを、隣にいる私がさっと冷水で洗い、盛りつける。
その時のタイミングは、あうんの呼吸です」
と胸を張る。
庭でとれるウドやワラビなどの山菜を天ぷらにして一緒に食べる。
そばをすすりながら酒を飲み、夕暮れの富士をゆったりと眺めるのが最高に好きだ。
通信社の記者だった父が赴任していた中国・内蒙古で生まれ、幼児期を満州(現中国東北部)で過ごした。
4歳のとき現地で終戦を迎え、日本に引き揚げる際、父と離ればなれになってしまう。
生まれたばかりの弟を背負った母に手を引かれ、帰国した思い出がある。
父とは日本で無事再会できたが、中学生の時に死別。母とも20歳代半ばで死別した。
だから長女の自分は、弟と、戦後に生まれた妹の「親代わり」という意識がとても強い。
面倒をみていた弟と妹は、自分より先に結婚し、
それぞれ子供が生まれ、今では孫もいる。
みんなからは「長山ファミリーの長」として、「あいちゃん」と慕われる。
そんな人柄が、テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」で5人姉妹の長女役を演じるなど、
庶民派女優として知られる演技にも反映されているようだ。
今年6月、総勢26人の親族で旅行に行ったとき。
「あいちゃーん、お誕生日おめでとう」
誕生日をみんなが覚えていてくれて、
弟と妹の孫たちが、歌をうたい、画用紙に描いた絵をプレゼントしてくれた。
祝福の笑顔の中には、夫の武正さんもいた。
ずっと母親役だったのに、家族の中に夫が加わり、自分は妻にもなったことを実感した。
「彼の方が年下ですが、精神的には私よりもずっと大人。
相棒として頼りにしています」
年末の大みそか。
結婚してからは、ほとんど、富士山の別荘で夫と2人だけで過ごす。
もちろん、年越し用のそばを打つためだ。
昼間から準備を進め、夜、テレビの「紅白歌合戦」が終わるころ、そばをゆでる。
除夜の鐘が聞こえてくるころ、冬場の冷水でキュッと引き締めたそばを2人ですすり、
「おめでとう。今年も細く長く生きていこうね」。
大家族もいいが、人生を共有するパートナーの存在もいい。
「夫婦水入らずの共同作業」と位置づけるそば打ちは、それを意識できる瞬間だ。
・・》
注)記事の原文より、あえて改行を多くした。
そして、写真が掲載された横には、
《・・
「夫婦で作る手打ちそばを夫婦で食べると、
ほっとするような幸せを感じます。
外でおいしいものを食べるのとは違うぜいたくですね」
とコメントをされていた。
・・》
私は20数年前に何かのテレビドラマで偶然に視聴し、顔立ち、声、しぐさが魅力ある方と感じ、
女優・長山藍子さんを知ったのであった。
そして何かの雑誌で、ご結婚され、ご夫妻で手打ち蕎麦をこよなく愛食されているという記事を見たりし、好感していた。
今回のご夫妻の言動を思い、何かしら微笑ましく、そして素直に感銘を受けたりしていた。
この新聞を読み終って一時間後、
家内は洗濯機が稼動している間、居間でいつものように新聞を読んでいた。
私が煙草を喫う為に、机を離れ、居間のテーブルで家内が、
たまたまこの記事を読んだりし、
『僕の恋人・・元気みたい・・』
と私は長山藍子さんの写真を指しながら、家内に云ったりした。
私はテレビ、新聞、雑誌で好感した女性は、
家内に笑いながら、この方は素敵だねぇ、と明言してきた・・。
そして私は、未知の人であるが魅了された10数人の女性を恋人と明言し、
家内に微苦笑されている。
この後、家内は、微笑みながら、
『お昼・・お蕎麦でも茹(ゆ)でましょうか?・・』
と私に云ったりしていた。
私は無念ながら手打ちの技量はなく、
市販の蕎麦を購入し、家内におまかせの身であるが、
『xxちゃん・・この汁・・少し甘くない・・』
と私は家内に云いながら、『つゆの素』などを加味したりし、
お蕎麦を頂き、昼食としたのである。
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子供に恵まれなかったので、ふたりだけの家庭である。
昨日の朝、いつものように読売新聞を読んでいたら、
思わず微笑みながら、深く精読したのである。
『くらし/家庭』面の中で、『お品書き』というコーナーがあり、
今回は女優・長山藍子さんが『手打ちそば』を主題に、
この思いなどを語られ、記者・鳥越恭氏が綴られていた記事である。
この記事は幸いに、【YOMIURI ONLIEN】にも掲載されているので、転載させて頂く。
《・・
夫婦だけの共同作業
12年前に俳優の武正忠明(たけまさただあき)さんと結婚してから、
夫婦で始めたことがある。そば打ちだ。
テラスから富士山が見える別荘で休暇を過ごす時、
「やってみようか」
と武正さんが言いだし、今でも続いている。
そば粉は、信州や北海道産。実際に打つ作業は武正さんが受け持ち、自分はつゆを用意する。
しょうゆ、砂糖、みりんで作った「本返し」を寝かせ、だしで割る本格的なものだ。
最初は、そばが切れ切れになったり、つゆの味加減がうまくいかなかったり。
「とてもデリケートな作業で、何度も試行錯誤をくり返しました」
それが今では、別荘に招いた知人らから
「そばが食べたい」と言われるほどの腕になった。
「夫がゆでたそばを、隣にいる私がさっと冷水で洗い、盛りつける。
その時のタイミングは、あうんの呼吸です」
と胸を張る。
庭でとれるウドやワラビなどの山菜を天ぷらにして一緒に食べる。
そばをすすりながら酒を飲み、夕暮れの富士をゆったりと眺めるのが最高に好きだ。
通信社の記者だった父が赴任していた中国・内蒙古で生まれ、幼児期を満州(現中国東北部)で過ごした。
4歳のとき現地で終戦を迎え、日本に引き揚げる際、父と離ればなれになってしまう。
生まれたばかりの弟を背負った母に手を引かれ、帰国した思い出がある。
父とは日本で無事再会できたが、中学生の時に死別。母とも20歳代半ばで死別した。
だから長女の自分は、弟と、戦後に生まれた妹の「親代わり」という意識がとても強い。
面倒をみていた弟と妹は、自分より先に結婚し、
それぞれ子供が生まれ、今では孫もいる。
みんなからは「長山ファミリーの長」として、「あいちゃん」と慕われる。
そんな人柄が、テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」で5人姉妹の長女役を演じるなど、
庶民派女優として知られる演技にも反映されているようだ。
今年6月、総勢26人の親族で旅行に行ったとき。
「あいちゃーん、お誕生日おめでとう」
誕生日をみんなが覚えていてくれて、
弟と妹の孫たちが、歌をうたい、画用紙に描いた絵をプレゼントしてくれた。
祝福の笑顔の中には、夫の武正さんもいた。
ずっと母親役だったのに、家族の中に夫が加わり、自分は妻にもなったことを実感した。
「彼の方が年下ですが、精神的には私よりもずっと大人。
相棒として頼りにしています」
年末の大みそか。
結婚してからは、ほとんど、富士山の別荘で夫と2人だけで過ごす。
もちろん、年越し用のそばを打つためだ。
昼間から準備を進め、夜、テレビの「紅白歌合戦」が終わるころ、そばをゆでる。
除夜の鐘が聞こえてくるころ、冬場の冷水でキュッと引き締めたそばを2人ですすり、
「おめでとう。今年も細く長く生きていこうね」。
大家族もいいが、人生を共有するパートナーの存在もいい。
「夫婦水入らずの共同作業」と位置づけるそば打ちは、それを意識できる瞬間だ。
・・》
注)記事の原文より、あえて改行を多くした。
そして、写真が掲載された横には、
《・・
「夫婦で作る手打ちそばを夫婦で食べると、
ほっとするような幸せを感じます。
外でおいしいものを食べるのとは違うぜいたくですね」
とコメントをされていた。
・・》
私は20数年前に何かのテレビドラマで偶然に視聴し、顔立ち、声、しぐさが魅力ある方と感じ、
女優・長山藍子さんを知ったのであった。
そして何かの雑誌で、ご結婚され、ご夫妻で手打ち蕎麦をこよなく愛食されているという記事を見たりし、好感していた。
今回のご夫妻の言動を思い、何かしら微笑ましく、そして素直に感銘を受けたりしていた。
この新聞を読み終って一時間後、
家内は洗濯機が稼動している間、居間でいつものように新聞を読んでいた。
私が煙草を喫う為に、机を離れ、居間のテーブルで家内が、
たまたまこの記事を読んだりし、
『僕の恋人・・元気みたい・・』
と私は長山藍子さんの写真を指しながら、家内に云ったりした。
私はテレビ、新聞、雑誌で好感した女性は、
家内に笑いながら、この方は素敵だねぇ、と明言してきた・・。
そして私は、未知の人であるが魅了された10数人の女性を恋人と明言し、
家内に微苦笑されている。
この後、家内は、微笑みながら、
『お昼・・お蕎麦でも茹(ゆ)でましょうか?・・』
と私に云ったりしていた。
私は無念ながら手打ちの技量はなく、
市販の蕎麦を購入し、家内におまかせの身であるが、
『xxちゃん・・この汁・・少し甘くない・・』
と私は家内に云いながら、『つゆの素』などを加味したりし、
お蕎麦を頂き、昼食としたのである。
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