夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『立冬』を迎え、私の住む東京郊外の地域は、錦繍(きんしゅう)の情景となり、私は微笑みながら・・。

2011-11-08 08:48:26 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活67歳の身であるが、
今朝、ぼんやりとカレンダーを見たら『立冬』と明記されて、私は微笑んだりした。
古来より『立冬』は、冬のはじまりと云われているが、
東京の郊外は、ここ一週間は秋日和に恵まれている。

昨日は朝の6時は14度、昼下がりは21度、夜の6時には16度となり、
風もなく、おだやかな秋日和に恵まれた。

先程、地元の天気情報に寄ると、
朝の6時は14度あったし、昼下がりは17度前後、夜の6時も14度前後が予測され、
晴れ時々曇りとなり、静寂なひとときとなっている。

我が家の小庭には紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実は紫色に色合いを深め、
花梨(カリン)、無花果(イチジク)の葉は黄色に染めはじめている。

ここ数日、買い物や散策の時に見かけたのであるが、
小公園に通り過ぎると、花水木(ハナミズキ)の樹の数多くの葉は朱紅色に染まり、
陽射しを燦燦と受けて、光帯びていたして、しばらく私は見惚(みと)れたりした・・。
そして早くも落ち葉が散乱し、
地上の片隅に吹き寄せのように落ち葉が道路のはずれ、建物の片側に押し寄せられていた・・。

そして空は青く澄み切って、ぽかぽか陽気となっている。

帰路、住宅街を通り過ぎたが、どのお宅も落ち葉の吹き寄せとなっている。
風のあたらない一角に空き地があるが、
陽射しを燦燦と受けて、コスモスの残り花、、薄の白い穂が微(かす)かに揺れていた。

このような思い過ごしてきたが、確かに東京郊外は晩秋がはじまった、と実感している。

これから時節、我が家の雑木の多い庭も付近の情景も紅色、朱色、黄色に染められた錦繍の時節を迎えるので、
12月の初旬の頃まで私の心は小躍りして、過ぎ行く晩秋に愛惜を深めて散策したりしているのが、
毎年の私の秘かなならわしとなっている。

果たして、今年の錦繍の美景は・・と思いながら、
私はぼんやりと主庭の梅(ウメ)、紅葉(モミジ)の枝葉を眺めたりしているが、
たわわな葉の色合いは初秋の余情であり、ときおり澄み切った青空を見上げたりしている。

そして、日中のひとときは庭の手入れをした後、
早くも紅色、朱色、黄色に舞い散る始めた葉を、掃き清めたりするのも、
良いかしらと私は微笑んだりしている。

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