夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

高齢者の私でも、ときには家内に誘われて、都心のデパートに買物に・・。

2011-11-30 16:58:51 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

昨今、何かしら新聞の折込チラシで、デパート、スーパーなどの多く、
冬季のボーナス、お歳暮、クリスマスに迎えた商戦かしら、と私は微苦笑していた。

こうした中で、家内はあるデパートのチラシを見たりした後、
『あなたの・・冬のコート・・新調したら・・』
と話しかけてきた。


私は2004〈平成16〉年の秋に民間会社を定年退職した後、
国内旅行が私たち夫婦の共通趣味のひとつであり、
確かアウトドアーのフィールド・ジャケットのスリー・シーズン、冬用、
長ズボン、スボーツ・シャツのスリー・シーズン、冬用、夏用は買い改めてきた。

しかし、ブレザーのスリー・シーズンだけは新調したりしたが、
スーツ、コートなどは定年前の着用してきたのを年に何回かは着たりしてきたので、少し古びてきたのである。
このようにアウドドアに関しては衣服は充分あるが、
都心や旅行先の地方都市の市内地など着用する衣服は、そのうちに新調するか、
と私は思ったりしていたのである。

こうして本日の10時過ぎに、久々に私たち夫婦は都心の新宿に向い、家を出たのである。
結果としては『伊勢丹』で冬コート、冬ズボンを2本を購入した。
冬コートは10万円の予算で5000円も余ったし、
その上にデパートの商品券が、たまたま3万円あったので、冬ズボンを2本を購入できたのが実態であった。

その後、私たちは食事処で昼食をしたり、
帰路は最寄駅のひとつ京王線の『つつじが丘』で下車し、自宅まで10数分の道のりを歩いたりした。

そして桜(サクラ)、モミジ、ドウタン躑躅(ツツジ)等の朱色を誉(ほ)めたり、
白梅、公孫樹(イチョウ)、コナラ等の黄葉の彩(いろど)る錦繍(きんしゅう)の情景を観たり、
『こうして今年も・・秋を受容できたね』
と私は家内に言ったりした。

こうした中で、紅色、朱色、黄色などで彩った落ち葉が、
吹き寄せのようになっているのを眺めたりし、
確かに私の半生は苦楽の激しい時を幾たびか過ごし、敗残記のような軌跡があったりしたが、
何とか『先憂後楽』を迎えることができた、
と拙(つたな)いなり私は思ったりした・・。


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