夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

東京郊外の田舎者の私は、本日の13日より田沢湖の山麓を訪れ、秘かに初雪を期待して・・。

2011-11-13 04:18:13 | 旅のあれこれ
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳となった身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

ときおり家内との共通趣味の国内旅行をしたりしている。

たまたま昨年からの国内旅行に関しては、
家内が海上で遊泳している鯨(クジラ)を観てみたいわ、と私に云ったし、
色々と調べた結果、海外旅行には苦手な私たち夫婦は、
小笠原諸島の『父島』で2、3月にザトウクジラが観られることが多いと知った。

往復路は『おがさわら丸』を利用して、片道だけでも都心から1000キロ南下する25時間半の船旅となり、
父島の静寂で景観の良い海辺のリゾートホテル『ホライズン』に宿泊した。
結果的には、2月24日から3月7日まで船中泊往復路2泊、『父島』のホテル滞在9泊となった。


その後、若葉の季節に5月24日から9泊10日間で、
JRの秋田新幹線の特急『秋田こまち』、五能線などの『リゾートしらかみ号』、
帰路は東北新幹線などを利用して、
青森県の日本海に面した黄金崎(こがねざき)にある観光ホテル『不老ふ死(ふろうふし)温泉』に3泊、
その後は竜飛岬にある竜飛崎温泉の観光ホテル『ホテル竜飛』に3泊、
そして八甲田山連峰のほとりにある『酸ヶ湯』温泉に1泊、
最終として『蔦〈つた〉温泉旅館』に2泊をした。


夏の終りの旅路は、8月30日から9月4日まで5泊6日で、
東北新幹線、そして山田線を利用して、
東北地方の太平洋に面した三陸海岸で、岩手県の宮古市の海岸にある清麗な『浄土ヶ浜』を訪れ、
『浄土ヶ浜パークホテル』に3泊した後、
盛岡市の郊外にある繋(つなぎ)温泉の奥地にある鶯宿(おうしゅく)温泉の『長栄館』に2泊した。


12月中旬になると、青森県は雪の舞い降る頃と思い、
東北新幹線、そして五能線などの『リゾートしらかみ号』を利用して、
12月14日より、青森県の十和田湖の山奥にある『蔦(つた)温泉』に再訪し4泊し、
ブナの雪景色の中を散策したり、観光客のいない雪舞い降る奥入瀬渓流に魅了したり、
その後は青森市内の『青森グランドホテル』に1泊し市内を散策、
そして日本海の黄金崎の『不老ふ死温泉』に再訪して3泊して、8泊9日間で訪れてきた。


そして今年の2月13日より、雪舞い降る時に山形県の銀山温泉に行って観たいわ、
と家内は私に言ったりしたので、
山形新幹線の特急『つばさ』などを利用して、
銀山温泉の旅館街の中ほどにある『旅館 永澤平八』に4連泊して、
街並み、そして付近を散策した。
その後は、最上地域の『最上川の船下り』をする為に、
悪天候を配慮して、付近の新庄のビジネス・ホテルの『ルートイン新庄』に1泊宿泊し、
5泊6日で冬の旅をした。


このように青森県、岩手県、山形県などの東北に改めて魅了された私たち夫婦は、
五月中旬に秋田県の田沢湖を北上した乳頭温泉郷の各地の温泉めぐりと散策で、
8泊9日間の予定を3月の初旬に立案して、
いつも愛用している旅行代理店に予約をしょう、と決意していた。

この後は、3月11日に東日本大震災で各地が甚大な被災となり、
私たち夫婦は、訪れてきた各地の余りにも痛々しい被害に唖然とし、
旅行の予定も中止し、私たち夫婦は日常生活も変貌したのである。


こうして過ごしている間、旅行会社から幾たびか小雑誌が郵送されて、
ときおり私たち夫婦は、見たりしてきたが、意欲がなく心が定まらなかった。

夏が終わり、落葉樹のたわわな葉が朱色、黄色などに染められる各地の錦繍の情景の紹介記事を見たりすると、
どの地域に魅せられるところは・・と漠然と探したりした。

私の住む地域は調布市の片隅であり、世田谷区と狛江市に隣接した辺鄙なところで、
11月3日の『文化の日』の頃から11月23日の『勤労感謝の日』の頃まで、
数多くの雑木は朱紅色、黄色に染められる錦繍の時節を迎える。

このようにぼんやりと錦繍の情景に思い馳せたりしてきたが、
ある有力な旅行会社の雑誌に、
八ヶ岳の高原にあるリゾートホテルに三連泊する団体滞在型のプランが掲載されていた。


このリゾートホテルは、星空が観やすいところ、と何かの雑誌で私は読んだりしたこともあり、
その上、この地域は10月中旬の頃から、朱色、黄色などに染め始める錦繍の情景が展開するので、
私は家内に、
日中は錦繍の情景、そして夜には満天の星空を眺められる・・
独断と偏見の多い私でも、三日間宿泊すれば、一日ぐらいは煌々と輝く数多くの星が見られる、
と家内を勧誘したのである。

新宿駅に集合し、特急『あずさ』を利用して、小淵沢駅で下車し、
ホテルからの送迎バスに乗車し、ホテルに3連泊する間、それぞれ好きな所を見てきて下さい、
滞在の自由プランである。

甲斐大泉駅から徒歩15分前後にある『八ヶ岳ロイヤルホテル』の周辺に、
東京の田舎者が、うろつき歩いていたら、もとより私のことである。

このように、夫婦だけの旅行から、久々に団体の滞在型に参加する私たち夫婦は、
10月16日より3泊4日の旅行をしてきた。

この時の旅先の思い、そして心情はこのサイトに於いて、
【 大泉高原の山里に、錦繍の情景、そして満天の星空を求めて・・。【10.16.~10.19.】】
と題して、帰宅後の10月20日より6回に及び掲載しているので、省略する。


今回、やはりある有力な旅行会社の雑誌に、
秋田県の田沢湖の高原温泉にある観光ホテルに三連泊する団体滞在型のプランが掲載され、
乳頭温泉郷めぐりもあるので、
私たち夫婦は本日の13日より3泊4日で参加することにした。

この根底には、今年の3月の初旬に、
乳頭温泉郷の各地の温泉めぐりと散策を5月中旬に8泊9日間の予定をしていたが、
3月11日の東日本大震災で各地が甚大な被災となり、やむなく中止したので、
今回は少しばかり変貌したプランとなった。

田沢湖の湖畔より北上した山麓に『プラザホテル山麓』があり、
この館内とか周辺、或いは乳頭温泉郷に、
東京の田舎者が、うろつき歩いていたら、もとより私のことである。
その上、この時節、この地域に於いて、秘かに雪が舞い降る情景を私は願っている。

このような関係で投稿文は、しばらくは休止とさせて頂く。

帰宅後、つたないなりに心を揺さぶられたこと、ときめきを感じたことなどを
素直に綴る予定である。


尚、私のこのサイトの右側にあるカテゴリーに於いて、
『旅』として、これまでの旅の最中に感じたことを発露した紀行文の形式で、
160通ばかりあり、お読み頂き、ご笑話を頂ければ、幸甚である。


☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする