私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
昨今は34度前後の猛暑となり、何よりも暑さに苦手な私は戸惑っている。
日常は定年後から自主的に平素の買物担当となり、毎日のように最寄のスーパー2店に行ったり、
或いは駅前まで徒歩で15分コースのスーパー6店の中の数店で、買い求めたりしている。
この後は、その日の思うまま自宅から数キロの範囲を適当に散策したりし、季節のうつろいを享受している。
しかしながら暑さの増す昨今、遊歩道の外れの大きな樹の下にあるベンチに座り、
川風を受けたりしながら、ハンドタオルで顔の汗を拭いたりして、
緑陰に身も心も寄せて、ひとときを過ごしたりしている。
そして帰宅後、洗面所で顔を洗い、着替え後、
居間のエアコンの冷風に身を寄せるのが、定年後の習〈なら〉わしとなっている。
その後、昼下がりの2時過ぎの頃から、居間の片隅に簡易ベットを敷いて、
横たわりながら本を読んだりしていることが多い。
そして疲れを感じたりすると、寝付いてしまうこともある。
昨日、夕方の4時過ぎに目覚めても、陽射しの燦々と小庭を照らしたりし、
ここ数週間は雨から遠ざかっている日々が続き、
雑木、草花も何となく元気がないので、私と同様に早くも夏バテなのかしら、と苦笑したりしてきた。
そして、水を大切にしましょう、と叫ばれている昨今、
ご近所の方から、非国民と非難されないように、
私はこっそりと草花だけに水道水を散水したりした。
その後、古来の人たちは雨を待ちわびる時に、雨乞いの行事をしていたことを思いだし、
高齢者3年生の私でも、秘かに小庭のテラスに下り立ち、
ひとつの歌を唄いだしたのである・・。
♪心の中が忘れた あのひとも
膝の重さを 覚えてる
【『雨の慕情』 歌詞・阿久 悠 作詞・浜 圭介 】
今朝、曇り空の朝を迎えたが、深夜に雨の降った形跡もなく、雨乞いの効力もなかったので、
愕然とした。
その後、いつものように買物と散策して帰宅した後、
一時半過ぎに家内と遅い昼食を頂いている時、小雨が降りだしてきた・・。
私は遅ればせながら雨乞いの効力があったと微笑みながら、
居間から、小庭に小雨の降る情景を眺めて、心の中で歌を唄いだした。
♪雨雨ふれふれ もっとふれ
私のいいひと つれて来い
【『雨の慕情』 歌詞・阿久 悠 作詞・浜 圭介 】
私は八代亜紀さんのように巧く唄えないが、
せめて願いをこめて真摯に、心の中で唄ったりしたのであった。
しかしながら15分ばかりすると、小雨は止み、陽射しが燦々と射し込んできた。
私はどうしてなのょ、と空を眺めたりしながら、
やはり主(あるじ)の私が音痴なのせいか、 或いは祈願不足のせいか、
と思ったりした。
まもなくして思い当たるとすれば、私はこの歌のように、
確固たる情愛、そして性愛の深淵を深めた良いひとに、独身時代にめぐり逢えなかったことを気付き、
つたない私としては、雨乞うの歌には相応しくない、
と大いに反省をさせられたのである。
そして蝉の鳴き声が元気よく響き、私は苦笑しながら聴いたりしている。
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昨今は34度前後の猛暑となり、何よりも暑さに苦手な私は戸惑っている。
日常は定年後から自主的に平素の買物担当となり、毎日のように最寄のスーパー2店に行ったり、
或いは駅前まで徒歩で15分コースのスーパー6店の中の数店で、買い求めたりしている。
この後は、その日の思うまま自宅から数キロの範囲を適当に散策したりし、季節のうつろいを享受している。
しかしながら暑さの増す昨今、遊歩道の外れの大きな樹の下にあるベンチに座り、
川風を受けたりしながら、ハンドタオルで顔の汗を拭いたりして、
緑陰に身も心も寄せて、ひとときを過ごしたりしている。
そして帰宅後、洗面所で顔を洗い、着替え後、
居間のエアコンの冷風に身を寄せるのが、定年後の習〈なら〉わしとなっている。
その後、昼下がりの2時過ぎの頃から、居間の片隅に簡易ベットを敷いて、
横たわりながら本を読んだりしていることが多い。
そして疲れを感じたりすると、寝付いてしまうこともある。
昨日、夕方の4時過ぎに目覚めても、陽射しの燦々と小庭を照らしたりし、
ここ数週間は雨から遠ざかっている日々が続き、
雑木、草花も何となく元気がないので、私と同様に早くも夏バテなのかしら、と苦笑したりしてきた。
そして、水を大切にしましょう、と叫ばれている昨今、
ご近所の方から、非国民と非難されないように、
私はこっそりと草花だけに水道水を散水したりした。
その後、古来の人たちは雨を待ちわびる時に、雨乞いの行事をしていたことを思いだし、
高齢者3年生の私でも、秘かに小庭のテラスに下り立ち、
ひとつの歌を唄いだしたのである・・。
♪心の中が忘れた あのひとも
膝の重さを 覚えてる
【『雨の慕情』 歌詞・阿久 悠 作詞・浜 圭介 】
今朝、曇り空の朝を迎えたが、深夜に雨の降った形跡もなく、雨乞いの効力もなかったので、
愕然とした。
その後、いつものように買物と散策して帰宅した後、
一時半過ぎに家内と遅い昼食を頂いている時、小雨が降りだしてきた・・。
私は遅ればせながら雨乞いの効力があったと微笑みながら、
居間から、小庭に小雨の降る情景を眺めて、心の中で歌を唄いだした。
♪雨雨ふれふれ もっとふれ
私のいいひと つれて来い
【『雨の慕情』 歌詞・阿久 悠 作詞・浜 圭介 】
私は八代亜紀さんのように巧く唄えないが、
せめて願いをこめて真摯に、心の中で唄ったりしたのであった。
しかしながら15分ばかりすると、小雨は止み、陽射しが燦々と射し込んできた。
私はどうしてなのょ、と空を眺めたりしながら、
やはり主(あるじ)の私が音痴なのせいか、 或いは祈願不足のせいか、
と思ったりした。
まもなくして思い当たるとすれば、私はこの歌のように、
確固たる情愛、そして性愛の深淵を深めた良いひとに、独身時代にめぐり逢えなかったことを気付き、
つたない私としては、雨乞うの歌には相応しくない、
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そして蝉の鳴き声が元気よく響き、私は苦笑しながら聴いたりしている。
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