私は東京郊外の調布市に住む年金生活の67歳の身であるが、
中小業の民間会社に35年近く勤めて2004年〈平成16〉年の秋に定年退職となり、
何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった半生だったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている。
日常は定年後から自主的に平素の買物担当となり、
毎日のようにスーパー、専門店に行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受しているのが、
殆ど午前中となっている。
そして午後から深夜には、随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。
このような年金生活を過ごして8年生となっているが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけの家族なので、
特に私は何かしら世の中の時流から取り残されていると思ったりしている。
二週間前の頃、テレビのニュースを視聴していたら、
何か『草食系』、『肉食系』などと、キャスターが言ったりしているので、
私は何のことなのょ、と戸惑ったりしていた。
やむなく私は過ぎし日々の人生の体験からして、仮に女性で表現すれば、
『草食系』は、女性がスタイルを気にするあまり、太らないように野菜中心の食生活をしている方たちで、
細身の方かしら、と解釈したりした。
そして『肉食系』は、体育系のスポーツを熱中している方たちで、
もとより体力を要求されるので、牛肉や豚肉などが大好きな健康優良の方かしら、
と思ったりしてきた。
『草食系』は何かしら文学少女のようなイメージが私にはあるが、
昨今の若き女性は純文学、中間小説を読む方が少なく、
文学部の女子大生でも夏目漱石、森 鴎外の小説を読んだこともない方もいる、
と悪友から教えられて、私は動顚しながら、文学少女は死語になったかしら、と思ったりしてきた。
そして『肉食系』は、恥ずかしい私の思いを少し発露すれば、
スタイル抜群の背も高いグラマーを思ったりしてしまうのである。
しかしながら私の遥か昔の独身時代の頃、私の身長は170センチ、確か体重は56キロぐらいの頃であったので、
トランジスター・グラマーと称せられた小柄なグラマーの女性が、
私にはピッタリだ、と勝手に思ったりしていた。
ここ数年、ときたま都心に出かけると、
最近の女性は背の高い人が多く、その上にハイヒールを履き、颯爽と歩いているのを見かけると、
何かしら圧倒されて、小心者の私は気遅れしてしまいそうなので、苦手となっている。
このようにぼんやりと思っていた私は、
昨夜、机の横に小さな本棚にあるが、この中の一冊の『暮らしの年表 流行語』(編集・講談社)を開き、
太平洋戦争時のことを調べた後、何気なしにパラパラとページをめくっていたら、
『草食系』、『肉食系』の関連事項があり、こういうことなの、と初めて学び、驚き、ため息をした。
《・・
草食(系)男子
協調性が高く家庭的で優しいが、恋愛には積極的でない男性・・
肉食女子
恋愛にも仕事にも積極的な女性・・
・・》
このように明記され、2009年〈平成21年〉の流行語のひとつとなっていた。
平成21年の社会風潮であり、私は年金生活をしている中の社会の流れなのであり、
知らなかったけれど致し方がないなぁ、と微苦笑したりした。
それにしても、私の独身時代は失恋の方が多かったけれど、
血気盛んな私は、何かと女性とトキメキながら盛んに交遊していた。
しかし余りに積極的な女性には、気遅れしていたことは事実であった。
草食(系)の若き独身の諸兄、恋愛のアンマッチは不幸であるが、
私のように七転八起の気持ちを大切にして、邁進して欲しい、
と私は余計なことを思ったりしている。
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中小業の民間会社に35年近く勤めて2004年〈平成16〉年の秋に定年退職となり、
何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった半生だったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている。
日常は定年後から自主的に平素の買物担当となり、
毎日のようにスーパー、専門店に行ったりし、ときおり本屋に寄ったりしている。
その後は、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受しているのが、
殆ど午前中となっている。
そして午後から深夜には、随筆、ノンフィクション、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。
このような年金生活を過ごして8年生となっているが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけの家族なので、
特に私は何かしら世の中の時流から取り残されていると思ったりしている。
二週間前の頃、テレビのニュースを視聴していたら、
何か『草食系』、『肉食系』などと、キャスターが言ったりしているので、
私は何のことなのょ、と戸惑ったりしていた。
やむなく私は過ぎし日々の人生の体験からして、仮に女性で表現すれば、
『草食系』は、女性がスタイルを気にするあまり、太らないように野菜中心の食生活をしている方たちで、
細身の方かしら、と解釈したりした。
そして『肉食系』は、体育系のスポーツを熱中している方たちで、
もとより体力を要求されるので、牛肉や豚肉などが大好きな健康優良の方かしら、
と思ったりしてきた。
『草食系』は何かしら文学少女のようなイメージが私にはあるが、
昨今の若き女性は純文学、中間小説を読む方が少なく、
文学部の女子大生でも夏目漱石、森 鴎外の小説を読んだこともない方もいる、
と悪友から教えられて、私は動顚しながら、文学少女は死語になったかしら、と思ったりしてきた。
そして『肉食系』は、恥ずかしい私の思いを少し発露すれば、
スタイル抜群の背も高いグラマーを思ったりしてしまうのである。
しかしながら私の遥か昔の独身時代の頃、私の身長は170センチ、確か体重は56キロぐらいの頃であったので、
トランジスター・グラマーと称せられた小柄なグラマーの女性が、
私にはピッタリだ、と勝手に思ったりしていた。
ここ数年、ときたま都心に出かけると、
最近の女性は背の高い人が多く、その上にハイヒールを履き、颯爽と歩いているのを見かけると、
何かしら圧倒されて、小心者の私は気遅れしてしまいそうなので、苦手となっている。
このようにぼんやりと思っていた私は、
昨夜、机の横に小さな本棚にあるが、この中の一冊の『暮らしの年表 流行語』(編集・講談社)を開き、
太平洋戦争時のことを調べた後、何気なしにパラパラとページをめくっていたら、
『草食系』、『肉食系』の関連事項があり、こういうことなの、と初めて学び、驚き、ため息をした。
《・・
草食(系)男子
協調性が高く家庭的で優しいが、恋愛には積極的でない男性・・
肉食女子
恋愛にも仕事にも積極的な女性・・
・・》
このように明記され、2009年〈平成21年〉の流行語のひとつとなっていた。
平成21年の社会風潮であり、私は年金生活をしている中の社会の流れなのであり、
知らなかったけれど致し方がないなぁ、と微苦笑したりした。
それにしても、私の独身時代は失恋の方が多かったけれど、
血気盛んな私は、何かと女性とトキメキながら盛んに交遊していた。
しかし余りに積極的な女性には、気遅れしていたことは事実であった。
草食(系)の若き独身の諸兄、恋愛のアンマッチは不幸であるが、
私のように七転八起の気持ちを大切にして、邁進して欲しい、
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