夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『結婚記念日』、私たち夫婦は歳月を重ねると大いに変貌し、やがて私は微苦笑し・・。

2016-03-30 16:13:43 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の71歳の身であるが、
今朝、ぼんやりとカレンダーを見ると、
40年目の結婚記念日か・・と私は微苦笑したりした。

家内は昨日より2泊3日で、家内の母宅に介護で行っているので、
我が家は私が『おひとりさま』となっている。

一昨日の夕食の時、私は家内に向かって、
『明後日の30日になると、僕たち40年目の結婚記念日なるよねぇ・・
おかげさまをもちまして・・今後もよろしくねぇ・・』
と私は明るく大きな声で家内に言ったりした。

家内は私から突然に言われて戸惑いながら、
『あらぁ・・私たちの結婚して40年目なるの・・』
と家内は呟(つぶや)くように私に言いながら、微苦笑したりした・・。

私は小学生の頃から算数、やがて数学には劣等生で、未(いま)だに苦手であるが、
何故かしら歴史、文化などには興味があり、我が家のささやかな出来事の日々も覚えている変わった男である。

世の中の多くは、妻の方が結婚生活の中での大波小波の出来事は的確に覚えて、
夫の方はかすかに覚えてたり、或いは忘れてしまった、と友人とか知人に私は聞いたりすると、
我が家の夫婦はまったく反対だよ、と私は苦笑する時もある。
            

今朝、独りで朝食を頂いた後、ぼんやりとテラスに降りたと、
芽吹き始めたモミジを眺めたりしていた。

やがて私たち夫婦が、『結婚記念日』を迎えてきた中で、歳月を重ねると大いに変貌してきた、
と独り微苦笑したりした・・。
         

私たち夫婦は1976年〈昭和51年〉3月30日に、学士会館で結婚式、そして披露宴を終えた後、
都心のニューオータニに宿泊した。

翌年の初めて『結婚記念日』は、私はサラリーマンの多忙時であったが、
この世はロマンも大切だと私は思い深めて、
その週の土、日曜日を活用して、結婚当日の夜に宿泊したニューオータニに1泊2日で滞在した。

当日の夕食の時、家内は水色のロングドレスを着て、私も少し高価なブレザーを着たりしていたので、
ボーイさんから結婚披露宴後と間違われて、私たちは微苦笑したりした。
そして私は背伸びして、私たちは高級ワインを呑みながら、フランス料理を頂いたりした。

翌日は庭園を散策したり、茶屋風で和菓子を頂き、濃茶などを呑んだり、
至福のひとときを過ごして帰宅した。
            

翌年になると、幾たびか婚約期間にデートした時のひとつ銀座の食事処で、
夕食を頂き、記念日をお互いに祝ったした。

3年目になると、賃貸マンションから一戸建ちの引越し前後で、慌しい中、
披露宴でキャンドル・サービスの際、大きなキャンドル(蝋燭)を頂き、
これを新居で灯(とも)したりした・・。

この大きなキャンドルは、どうした訳か解からないが、25年まで目盛りが付いていた。
私たち夫婦は子供に恵まれなかったが、数多くの夫婦は25年過ぎれば、子供達が成人し、やがて次世代となるからだろう、
と理解したりした

私たち夫婦は確か10年目の頃までは、記念日の夕食の時は、キャンドルを灯して、
家内が改まった容姿で、私たちは居間で食事を頂いたりした。
そして互いにプレゼントの品を渡しあっていた・・。

その後は、私たち夫婦は共通の趣味のひとつは国内旅行であり、
私のサラリーマンの職務として、3月決算月は更に多忙期となったので、
2月に2泊3日で各地を訪ねて、記念旅行に変貌した。

2004(平成16)年の秋に定年退職後、年金生活となった私たち夫婦は、
家内からは旅行の宿泊数が多いのが良いわ、との要望で、
この記念日前後は5泊6日前後の旅行となってきている。
            

こうした中、我が家の両親は、無念ながら家内の母だけとなり、我が家から遠い地で独り住まいをしているが、
家内の母は自身の身の周りは出来ても、長女の家内は季節の変わるたびに、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、布団、暖冷房器具、衣服、庭の手入れなどで、
7泊8日前後で母宅に泊りがけで行っているのが、ここ11年の恒例のようになっていた。

そして昨年の5月下旬より、家内の母は膝(ひざ)、腰も悪化して、大学病院に入院した後、
リハビリで近くの病院に行ったりしている。
そして家内と家内の妹は交互に、家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、
或いは通院の付き添いなどしているが、現状となっている。

こうした関係で、我が家は私が『おひとりさま』の生活が多くなり、
私たち共通趣味の国内旅行も激少して戸惑い、
人生長がえれば色々なことがあるよなぁ・・と私は微苦笑したりしている。

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