夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

年金生活をしている72歳の私、働いて下さる諸兄諸姉に、改めて感謝を深めて・・。

2017-05-21 15:08:17 | ささやかな古稀からの思い
今朝、いつものように配達して下さった読売新聞を見ている中、
『働く世代から集めたお金で成り立つ公的年金』と題された図表を見たりした・・。

この記事は定期特集の『安心の設計』が連載され、この中には『ニャるほど! 社会保障』があり、
今週は『公的年金って、どんな仕組みなの?』と題された記事であった。

読売新聞の安田武晴さんが綴られた記事であり、私が読み終えた後、
要旨は下記の通りとなる。

《・・公的年金は国が運営している年金制度で、民間の保険会社が運営する私的年金と区別するため、こう呼ばれている。

2017年度は55兆円が公的年金として、国からお年寄りなどに支払われる見通し。

55兆円のうち約7割は、働く世代の人たちが納める保険料。
約2割は国が集めた税金、
残りの約1割は、公的年金のために積み立てているお金などが充てられる。
             

そして年金を受け取るのは、お年寄りが主だけど、障害がある人、大黒柱を亡くした遺族も受け取れる制度。
お年寄りへ支払われる公的年金は「老齢年金」と呼ばれ、原則65歳になると受け取ることができる。

年を取ると多くの人は、若い頃のように働いてお金を稼ぐことが難しくなるので、生活が成り立たなくなってしまう。
だから社会全体で支え合う仕組みとして公的年金が必要。
働く世代の人たちがみんなで、お年寄りに仕送りをしていると考えればいい。

そして若い頃から自分で貯金しも、貯金だけで老後の生活を送れる人は少ない。
それに、何歳まで生きるかわからない。
老齢年金は死ぬまで受け取れ、金額は人によって違うけれど、

そしてお年寄り世帯の年間平均所得のうち、7割近くは公的年金が占めている。
暮らしに欠かせないお金だね。

若い人にも、事故や病気で障害を負った時には「障害年金」、
一家の稼ぎ手が亡くなった時には「遺族年金」が支払われる。
公的年金は年齢に関係なく、人生のリスクに備える役割がある。

しかし保険料を納めないと、原則受け取れない決まりになっている為、
20歳になったら、きちんと保険料を納める必要がある。

いま年金をもらっているお年寄りも、若い頃は保険料を納め、その時のお年寄りを支えてきた。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

私は中小業に35年近く奮戦してきたが、過ぎし2004年〈平成16年〉の秋に定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始め、早や13年生となっている・・。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
             

今回の『働く世代から集めたお金で成り立つ公的年金』と題された図表を見たりし、
改めて55兆円のうち約7割は、働く世代の人たちが納める保険料、と知ったりした。

ここ数年、個人消費が延びない限りは、民間会社は剰余金が豊富でも、設備投資には積極的になれず、
結果として働いて下さる方の給与は、物価を上回る実質賃金の増加は困難となり、益々消費低迷となっている。

そして私は、何かと働いて下さる現役の諸兄諸姉に注視するのは、
もとより日本の社会保障制度の年金、医療、介護の基盤は、
高齢者が使う費用は、その時の現役世代が保険料や税で負担する財政方式(賦課方式)を取っているので、
働いて下さる現役世代の諸兄諸姉が、その時の高齢者を支えている現実からでもある。

そして年金も現役世代が払う保険料で、高齢者に年金を支給する「世代間扶養」の仕組みを取っているので、
団塊の世代が65歳を過ぎた現在、社会保障を長らく支えてきた団塊の世代が、
「支えられる世代」となって、若い世代に重い負担を強いることになってしまった現状である。
             

私も40代の頃は、給与から『厚生年金』が差し引かれて、
こんなに差し引かれるのかょ、と微苦笑したりしてきた。

或いはこの当時、たまたま家内の父と年金の話題になった時、
『お義父(とう)さんは、年金生活を始められたが、5人でひとりをささえる時代であるが、
僕たちが年金生活を始める頃は、3人でひとりをささえる時代と思われるので、大変ですょ・・』
このような意味合い言葉を、私は家内の父に苦笑しながら言ったりしたことがあった。
             

周知の通り、失われた15年での中、政治は混迷、経済は低迷、そして社会も劣化した後、
ここ10年は特に、たえず短期に成果を問われる勤務となっている。

そして大企業の正社員であっても、常時リストラ時代と称せられ、
多くの会社は正社員は6割、契約社員、アルバイトなどは4割、と知り、深く憂いたりしてきた。

或いは国税庁による「民間給与実態統計調査」に寄れば、
1人あたりの年間平均給与は、継続的に下がり続け、
平成16年には438.8万円だったのが、やがて10年過ぎた平成26年には415.0万円と知ったりした。
                   
こうした過酷の中で働いて下さる現役世代の諸兄諸姉の人たちは、このように熾烈な状況の中で奮戦する中、
「世代間扶養」の原則に基づいて、保険料のひとつ『厚生年金』を支払って下さり、
数多くの私たちの年金生活は支えられている現実がある。

更に私は、昨今学んだことは、《・・年収700万円世帯の手取り収入は、15年前に比べて50万円も減った。・・》
こうした現実に、無力な私は、瞼(まぶた)が熱くなってしてしまった。
                          

このような働いて下さる諸兄諸姉に心情を深めてきた私は、
今回の記事を読み終わった後、年金生活をしている私としては、改めて働いて下さる諸兄諸姉に感謝を深めている・・。

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コメント (2)
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