夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

花の色合いにつつまれて・・♪

2007-05-24 17:35:00 | 定年後の思い
下田の街外れを歩くと、今の時節はニオイバンマツリという芳香ある紫の花が彩っている。
紫から白色に移り変わるジャスミンの一種であるが、
街から丘陵に数多くの見られる。

この花と重なるようにアジサイの花が咲きはじめている。
特に青色がひときわ強い妖艶で気品を感じる寝姿ブルーは、
私は魅了されている。

この街は早春に日本水仙の白い花が半島の周辺に咲き、
東京の郊外より一ヶ月を早く咲きはじめ、
そして年の瀬には蝋梅の黄色い花が見られる特に温暖な地域である。

このように散策すると、花に出会うと、もうこのような時節かしら、
と少し戸惑いながらも、それぞれの花の色合いを誉(ほ)めて、歩いている。


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ここ数日間は、早朝に・・♪

2007-05-24 05:26:00 | 定年後の思い
私は家内と家内の母と三人で伊豆半島の先端に近い下田に温泉滞在をしているが、
早朝の三時に目覚め、
夕方の四時頃に一時間ほど寝てしまう悪い癖となっている。

一昨日の旅立つ朝、家内が家内の母宅に電話連絡をしたので、
私は四時半起床予定を勘違いして、起きてしまったのであった。

この習慣が昨日、本日も続き、私はロビーの海辺に面したソファーに座り、
夜明け前の海を眺めながら、煙草を喫ったりしている。
四時過ぎになると、あたりは白さを増して夜明けのひとときを迎える。

東の空は小高い山並みの丘陵にさえぎられ、
残念ながら海上の朝焼けの空は見られない。

こうして綴っていると、遊歩道を散策する人たちが七人前後みられる。

私は日中はこの付近の丘陵を散策し、樹木と花を誉(ほ)めながら、
下田の街並みを一望しょうかしら、
と思ったりしている。


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花の香りにつつまれて・・♪

2007-05-23 20:23:00 | 定年後の思い
伊豆の下田の歴史の散歩道を散策したが、
アメリカのペリー提督、ハリス領事、そして唐人お吉と称された不運なうら若き女性に思いを偲(しの)ばせた・・。

そして、ロシアのプチャーチン提督の来航、
江戸末期の下田港の栄華、そしてこの当時の下田の人々の面影を想像したりし、
快晴の暑い中、寺めぐりなどをした。

了仙寺の境内は、ジャスミンの花の彩(いろど)りにつつまれ折、
陽射しを受けているあたりは盛りを過ぎていたが、
日陰の周辺の色合いは、洋花嫌いな私さえ香りは強すぎるが、
ある一面は魅了された。

このあと、丘陵の下田公園を訪ね、あじさいの花色を確かめに出かけたが、
ほんのわずか咲いており、莟(つぼみ)が大半であったが、
わずかに咲いている花の色合い愛(いと)おしさを感じたりした。

観光ホテルに戻ると、黄色い素朴な花が咲いていた。
地の人に尋ねると、兵隊花、と私達は昔から教えられていますよ、
と答えてくれた。

尚、この地域においては、アジサイの花の中で、品種により寝姿ブルーと称している。
付近に丘陵は、女性の上半身に形に似て寝姿山と名付けられ、
この丘陵にもアジサイが多く、紫と青に染められた花色を寝姿ブルーとも云われ、
妖艶の中でもほのかさを感じさせてくれる、
と余計なことを思ったりしている。

こうしてつたないことを綴っているが、観光ホテルの一角にパソコンが二台設置されているが、
OSが98の直後の上、性能、回線に私の日常はXPと光回線の利用の身としては、
多少の我慢を強いられている。

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伊豆下田の歴史散歩道・・♪

2007-05-23 07:21:00 | 定年後の思い
昨夜は8時過ぎに眠り、今朝は3時に目覚めた。

海上は夜明け前であったが、漁船の灯火が港からゆっくとと離れて、
入り江から外海に向かった行った・・。

私は日中のひととき、この地の歴史の散歩道と称された街並みを訪ねようとと思っている。

快晴に恵まれた日中、江戸時代の末期に思いを馳(は)せるのも旅先のひとつと思ったりしている。

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風光る入り江・・♪

2007-05-22 17:00:00 | 定年後の思い
私達三人は、伊豆の下田の観光ホテルに到着したのは、午後一時過ぎであった。

左に爪木崎、右手に城山公園が望める入り江にあるホテルであり、
快晴の空の下、微風か吹く中、海面は午後の陽差しで光を帯びていた。

街に出て、食事処で刺身の盛り合わせ、煮魚を注文し、
ビールを飲みながら昼食をはじめた。

旅先のことなので地魚も食べられるので、
おのおの自在に追加注文をし、呑みながら食べたりした。

程々の支払いとなったが、旅先のことであるので、
時折こうした贅沢なひとときを過ごすのである。



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本日より、伊豆・下田に温泉滞在・・♪

2007-05-22 03:45:00 | 定年後の思い
本日より、28日(月)まで6泊7日で、
家内の母と共に3人で温泉滞在旅行に出かけます。

この間、滞在先の観光ホテルにネットの設備がない場合、
投稿できませんので、
ご了解の程をお願い致します・・(泣)

年を重ねた62歳の私は、好奇心を失くしたら人生は終りだ、
と持論の持ち主であるので、
果たして10年ぶりに訪れる旅先は・・帰宅後、綴ります。
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私の人生の応援歌のひとつ・・♪

2007-05-21 18:25:00 | 定年後の思い
私は定年後の年金生活の3年生の身であるが、
私は時折、口づさむ歌がある。

現役時代に於いては、業務で苦戦した時、
親戚との確執にさいなまれた時など、ときたま唄ったりした。


♪花も嵐も 踏み越えて
 行くが男の 生きる途(みち)

【 『旅の夜風』 作詞・西條八十 】


私が小学三年の春、祖父が亡くなり、
その前年に父に死去されて、母は私を含め五人の子供が残されたので、
母がよく鼻歌を唄ったりしていた。

この頃は、ラジオからよく流れていた、と子供心に記憶がある。

家内は戦前、戦後の歌謡曲は、私より詳しい。
家内の父が歌謡曲が好きで、唄に自信を深めていたので、
家の中、勤務先の交際の折、よく唄っていたらしい。


♪泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
 月の比叡(ひえい)を 独(ひと)り行く


時折、私が鼻歌を唄ったりすると、
家内が、NHKの『素人のど自慢』の鐘の音を真似て、
『カァ~ン』と微笑みながら、云ったりしている。

私は人生の苦節の折、よく鼻歌として唄ったりし、
励まされる貴重な唄のひとつである。

尚、この歌が昭和13年に上映された松竹映画の『愛染かつら』の主題歌であり、
原作が小説家・川口松太郎が雑誌『婦人倶楽部』に連載された、
と知ったのは私はここ数年前であった。


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『小満(しょうまん)』の時節を迎えて・・♪

2007-05-21 08:24:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、雲ひとつない快晴の朝を迎えている。
朝方の6時に12度近く、日中は23度前後の心身心地よい1日を迎える。

私は5時過ぎに起きだして、朝の陽射しをまばゆく感じたりして、
思わず陽に向かい、感謝の意味で両手を合わせてしまった。

私が愛用している『日本文化いろは事典』のサイトに寄れば、
小満とは秋に蒔(ま)いた麦などの穂がつく頃で、
ほっと一安心(少し満足)するという意味です。
田畑を耕して生活の糧(かて)を稼いでいた時代には、
農作物の収穫の有無は、人の生死にかかわる問題でした。
そのため、麦などに穂がつくと『今のところは順調だ、よかった』と満足したことから、
小満と言う名前が付いたようです。
このように24節気のひとつ時節の『小満』は明示されていた。

先程、NHKの天気予報の時、
陽気がよくなり、草木が繁って天地に満ち始める頃という意味です、
と報じられていた。

いずれにしても、陽射しを受けながら、雨と土に育てられ、
農作物はもとより樹木、草花がめざましく成長する、
と私は現代風に心を寄せる時節である。

先程、庭先に下り立ち、樹木の青葉が日増しに深める色合いを眺めながら、
煙草を喫ったりしていた。
稲穂に近い小判草の群生は揺れ、半夏生(ハンゲショウ)、秋海棠(シュウカイドウ)は日増しに成長し、
どくだみ(ドクダミ)の白い花、雪ノ下(ユキノシタ)の穂が白い花になり、
この時節を教示してくれる。

私は暑い夏の季節は苦手なので、
この時節は、こよなく愛(いと)おしい日々である。



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月を眺めれば・・♪

2007-05-20 20:55:00 | 定年後の思い
先程、風呂上り、パジャマ姿で玄関庭に下り立ち、
夜空を眺めた・・。

星がきらめている付近に三日月を眺めたりした。

昨年の秋頃は、三日月を見ると、絢香(あやか)ちゃんだ、
と呟(つぶや)いたりしていた。

ご年配のお方の一部には、お解かりにならないと思うが、
10代の女性でシンガーソング・ライターして折、
『三日月』などの名曲を発表された才気あふれるお方で、
私は久々に感性のある人と魅了された人である。

今の私の心は、絢香ちゃんの世界からは遠ざかっているが、
月を眺めれば、過ぎ去った日々に思いを馳(は)せたりしている・・。

私は年を重ねた62歳の身であるが、
それなりに幾たびの出来事を思い返したりし、微苦笑をしている。

ほのかな想いに、時折心を寄せたりし、
私はそれぞれの時節の月から享受をうけたりしている。

古人の時代より歌人達が、月を眺め哀歓を寄せたりして、
詠(よ)まれた歌が数多く残されている。

あの頃から長い歳月が過ぎているが、人の心は変らぬ思いがあり、
私なりに月に眺むる時、ときおり残されている名歌を心の中で呟(つぶや)き、
心を寄せたりしている。


巡り逢ひて見しやそれとも
    分かぬ間に雲隠れにし夜半(よわ)の月かな
        
        作者・紫 式部


秋風にたなびく雲の絶え間より
     漏れ出づる月の影のさやけさ

作者は・・確(たし)か・・左京太夫・・あきすけ・・だったかしら、
と思い返したりしている。


尚、月は眺むることで、月に行き探検されるなどは、
私にとっては論外と思っている。

私は科学などの発達より、情緒や情感をこよくなく大切にしているからである。










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夕暮れは、薫風にゆだねて・・♪

2007-05-20 18:24:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、快晴の安定した日中であった。

夕暮れの今、空は雲ひとつない青空となって折、
風が吹いてきて、庭先で風に吹かれると、心身心地よい・・。

樹木の青葉は色合いを深め、揺れている。

こうした恵まれた情景は、この時節でも数えるばかりであるので、
陶然として心に寄せたりしている。
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青空の中、雲はぽっかりと浮き・・♪

2007-05-20 11:51:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、空一面は青空となっている。
ほんの数えるばかりの雲がゆったりと浮んでいる・・。


幼児であったならば、
『パパ・・あの雲・・綺麗よね・・』
とパパに願うと思うが、

『XXちゃん・・何でも叶(かな)えるように・・パパなりに頑張っているが・・
こればっかりわね・・』
と幼児の女の子に答える。

あるとき、満月が輝いていた夜、
女の子は、
『パパ・・あのお月様・・綺麗よね・・』
とパパにせがんだりした。


私は晴れ間の中、ぽっかりと浮んだ雲を見ながら、
このような夢を浮かべている。





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改めて、『吾唯足知』・・♪

2007-05-20 10:58:00 | 定年後の思い
私は朝方、寝ぼけ眼(まなこ)で『陽はまた昇る・・♪』を綴ったが、
誤解のないように補足する。

私は東京の郊外に住み、定年退職後の年金生活の三年生の身である。

都心、地方の問題に関しては、それぞれ一長一短があるということである。

自分の住まわれている処を再点検し、
他の地域にない美点が必ずあるので、これを生きがいのひとつとして、
無いものねだりは止めよう、ということである。

格差の問題に関しても、私の敵は私です、と現役時代は信条としていたので、
無力なりに私の人生を受け止めているのである。

私の日常生活は、プラス思考で過ごしている。
思想は重く暗く、日常の生活は明るくするのが、私なりの持論である。

私は時折、つたない自分を励ます時は、『吾唯足知』を掲げて、
自分のあるものを大切にし、無いものへの嫉妬と羨望を諌(いさ)めているのである。

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陽はまた昇る・・♪

2007-05-20 06:19:00 | 定年後の思い
目覚め、うとうとと布団の中で過ごしていたが、
時計を見ていなかったので、何時であるか解からない。

しばらくして起きだし、時計を見ると五時前だった。

戸を開けると、朝の陽が東の空にまばゆく昇っていた・・。

昨夜、NHKで『地方の衰退』をテーマの放送番組を少し見たが、
東京の郊外に住む私にとっては、
都心は都心なりの問題があり、地方は地方なりの問題がある、
と私は思ったりしている。
逆の面からすれば都心は都心の良さがあり、
地方は地方なりの良さが数多くある、
と思ったりしている。

格差問題に関しては、少なくとも私の幼年期の方が格段の差があり、
総中流社会が長年続いたので、昨今の多少の格差で社会問題となっているまでである、
と思ったりしている。

私は定年退職後の年金生活の三年生の身であるが、
自分のあるものを大切にし、ないものねだりし羨望と嫉妬に苛(さいな)まれても、
自分の心を貧しくするだけ、
と若い頃から思い続けている。

太陽の陽射しは朝は東の空から昇り、そして夕暮れになると西の空に沈む、
こうした享受を受けていれば、それぞれに過ごされている人生もある、
と日々を過ごしている。


こうして綴っていると、枝越しに陽が照らしてきた。


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南風(はえ)のような風に吹かれて・・♪

2007-05-19 17:12:00 | 定年後の思い
ここ数日、夜は遅く、朝は早く目覚めるので、
昼下がりのひととき、昼寝をしてしまった。

ぼんやりと目覚め、冷たくなった煎茶を飲み、
庭先に下り立ち、煙草を喫ったりした。

曇り空の中、風が大きくゆったりと吹き、樹木の枝葉を揺らしているが、
肌には心地よい・・。
前方の小高い丘の林の樹木も大きく揺れて折、
何かしら『千の風になって』の世界のように私は感じられる。

そして、薄日となり、空は明るくなった中、
私は風に吹かれながら、心地よい風に身をまかせ、
このひとときを享受している。

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ときには、青葉時雨(あおばしぐれ)となり・・♪

2007-05-19 11:37:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、9時過ぎに小雨が降りだして、
先程、雨は止(や)み、空が明るくなったので、
庭先に下り立った。

常緑樹、落葉樹の枝葉は濡れて折、若葉の色合いは深めて、
清々しい情景となっている。

私は大きく成長したもみじの樹の下で、前方の樹木を眺めながら煙草喫っていると、
枝葉からパラパラと雨の雫(しずく)が落ちてきて、
スポーツシャツが少し濡れ、苦笑したりした・・。

古人の人々は、こうした状況を青葉時雨と称して折、
少しお洒落(しゃれ)な言葉に納得しながら、
私なりに微笑をしている。



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